2008年04月20日 更新
Rソックス・松坂4連勝−六回途中3失点、制球難に反省

六回途中3失点の松坂。開幕4連勝にも笑顔はなかった(撮影・リョウ薮下)
【ボストン(米マサチューセッツ州)18日(日本時間19日)】レッドソックスの松坂大輔投手(27)がレンジャーズ戦に先発し、5回1/3を3失点ながらア・リーグ単独トップに立つ4勝目を挙げた。4三振を奪ったが、許した5安打はすべて長打。制球に苦しんだものの、打線の援護に助けられ開幕から無キズの4連勝となった。
◇
ベンチに下がる松坂のために、本拠地のファンは立ち上がった。だが、この日の投球内容では、スタンディングオーベーションに手を振って応えることができなかった。
「チームは勝ちましたが、チームメートに迷惑をかける形になって申し訳ない。普段通りに試合に臨んだ結果が、こういう内容になった」
制球難という同じ過ちを繰り返した。前回13日(同14日)のヤンキース戦(ボストン)では、凍えるような寒さの中、7点のリードをもらいながら5回6四球で4失点。この日の気温は18度。四球は2つに減ったものの、ボールが先行して球数は3回で62球に達した。許した5安打は、すべて長打だった。
それでもア・リーグ単独トップの4勝目を手にできたのは、強力打線のおかげだ。先制された直後の三回、大不振のデービッド・オルティス内野手(32)が逆転満塁アーチ。四回には打者9人の猛攻で5点を追加し、リードを8点に広げてくれた。六回一死での交代は、すでに球数が101球に達したことが理由だった。
奪三振(28)もリーグ1位を維持したが、「自分自身で何とかしていかなければならない。勝ち星が自分の余裕になる? そんなこと思ったこともないです」。次回先発は23日(同24日)のエンゼルス戦(ボストン)。過ちを3度繰り返さないためには、自力で修正して立ち直るしかない。
★松坂一問一答
――登板を振り返って
「よくはなかった。悪いなりに投げなければいけないが、それができなかった。前回同様、このゲーム展開からいって、もっと(回数を)投げなければいけない」
――3回で60球を超えた
「そういう質問が出ること自体が問題だと思う」
――追い込んでから打たれる場面が多かった
「自分の意識の中でボール球にするつもりが真ん中に入ったり、追い込んでからカウントを悪くすることが多い。それを自分自身が意識し過ぎて甘くなってしまった」
――前回の反省を生かすことができなかった
「前回登板した後も言いましたが、何も変えず普段通りに試合に臨んだ。その結果、こういう内容のものが出たということです」
■データBOX
〔1〕松坂が開幕4連勝。日本人投手(先発)の開幕4連勝以上は98年ヤンキース・伊良部(4連勝)、02年ドジャース・石井一(6連勝)に次いで3人目。松坂自身は、西武時代の02年の6連勝に次いで2度目。
〔2〕この日は5回1/3、101球で降板。松坂が6回未満で降板した試合で100球以上を投じたのは、昨季は32試合で3度だったが、今季は5試合で早くも2度目。前回の4月13日ヤンキース戦(5回、116球)に次いで2試合連続だ。
◆レッドソックスのテリー・フランコナ監督(48)
「ボールが先行して常に不利なカウントになっていた。球数が多かったが、左打者の多い打線を相手によく踏ん張った」
◆レンジャーズのロン・ワシントン監督(55)
「われわれは松坂を苦しめた。彼も本来の投球ではなかったと思う。味方打線に助けられたということだろう」
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◆前日まで打率.111の大不振ながら、逆転満塁本塁打で松坂を援護したレッドソックス・オルティス
「ここ数日、いい感じになっていた。どうスタートを切るかより、どう終わるかが大事だ」