2008年04月19日 更新

パドレス・井口、ため息“延長王”日本人最長22回

二回、併殺を完成させた井口。まさかこのあと、20回も残っているとは…(AP)

二回、併殺を完成させた井口。まさかこのあと、20回も残っているとは…(AP)

 【サンディエゴ(米カリフォルニア州)18日(日本時間19日)】ロッキーズが延長二十二回、井口資仁内野手(33)の所属するパドレスに2−1で勝った。二十二回は米大リーグ史上9番目の長さで15年ぶり。現地時間17日(同18日)午後7時5分に始まった試合が終わったのは翌18日(同19日)の午前1時21分で、試合時間は6時間16分。井口は7打数無安打2四球。前日の打率.262から.235に急降下した。

 最後の打者が見逃し三振に終わった瞬間、約2万6000人の観衆のうち最後まで残っていた数百人の観客は、安心したような悲しいような奇声を発した。客席では七回表と裏の間に体をほぐす「セブンスイニングストレッチ」が、十四回と二十一回にも行われた。

 フル出場した井口は「勝ちと負けでは疲労が違う。互いに打てなかった。(延長戦は)これまで十七回ぐらい(実際は19回)が最高だったので、いい経験になった」とため息をついた。

 両チームで42選手が出場し、投球数は659。二十二回に勝ち越し打を放ったロ軍のトロイ・トゥロウィッキー内野手(23)は「脚がよれよれで、プレーするのがつらい。打席で集中するのが難しかった」。

 米大リーグの最長イニングは1920年5月1日に行われたドジャースとブレーブスの26回。25回まで戦ったケースも2試合ある。日本では1リーグ時代の42年の名古屋と大洋の28回が最長だ。

 「あすの先発? もちろんその気でいる」と井口は声を絞ったが、パドレスの選手は重い足取りで遠征地のフェニックスに向かった。

■データBOX

 パドレスは延長22回を戦ったが1−2で敗戦。井口はフル出場し、9打席に立った。
 〔1〕22回を経験した日本人選手は初。これまでは19回が最長で、マリナーズ・佐々木とホワイトソックス時代の井口が経験。佐々木は00年8月1日のレッドソックス戦(5時間34分)で勝利投手、井口は06年7月9日のレッドソックス戦(6時間19分)でサヨナラ安打。
 〔2〕日本人選手の1試合9打席は最多タイで、井口と04年6月24日にマリナーズ・イチロー(レンジャーズ戦)が記録している。