2008年04月18日 更新
ヤンキース・松井秀、右ひざ不安一掃!一塁からイッキ生還

走る、走る−。五回、ポサダの二塁打で、一走の松井秀は激走で一気にホームイン(撮影・原田史郎)
【ニューヨーク16日(日本時間17日)】打って、走って、首位浮上だ! ヤンキースの松井秀喜外野手(33)がレッドソックス戦に「5番・左翼」で先発出場。味方打線の爆発を呼ぶ2安打、手術した右ひざの不安を一掃する激走&好守のハッスルプレーで、15−9の勝利に貢献した。ヤ軍は3連勝で貯金を2とし、レ軍と並んでア・リーグ東地区の首位に立った。
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二塁、三塁を蹴った松井秀が、トップスピードで本塁に突進した。
2点ビハインドで迎えた五回。この試合、2本目の安打となる右前打で出塁したゴジラは、続く6番ホルヘ・ポサダ捕手(36)の左翼線二塁打で全力疾走。最後は足から滑り込み、捕手のタッチをかわしてホームイン! 手術した右ひざをかばうそぶりもない激走でヤ軍打線に火を付け、逆転勝利を呼び込んだ。
「足は大丈夫でしたよ。いいトレーニングになりました」
試合後、両ひざに氷を当てながら好走塁を振り返った。四、五回とそれぞれ4点ずつ奪った猛攻の起点となる安打だけではなく、左翼守備では三塁側客席近くに上がった難しいファウルフライ2つを好捕した。八回一死二、三塁の場面で、今季初めて敬遠され出塁したところで、代走を出されてお役ご免。今季、“最も長い距離を走り回った試合”となった。
「今年は単純に考えても1カ月、体づくりが遅れているんです。これから例年のように仕上げていかないといけない」
今季は本拠地、敵地での試合にかかわらず、チームの集合時間よりも早く球場入りし、外野の芝生の上を走るのを日課にしている。昨年11月14日(日本時間15日)に、慢性的に痛みを感じていた右ひざを手術し、12月下旬まではほとんど何もできなかった。いつもは開幕までに仕上げていた体も、5月をメドに必死に調整中だ。
「ある程度は(球が)見えています」
体調は万全でないながら、出場15試合のうちで12試合で安打をマークし、打率.327(ア・リーグ16位)、3本塁打(同9位)、8打点(同35位)。頼れる「5番」の働きでヤ軍は、今季初の3連勝。ついに地区首位のレ軍をとらえた。
◆八回一死二、三塁での松井秀の敬遠についてレ軍のジェーソン・バリテック捕手(36)
「今のヤンキースで最も当たっている打者。あそこで歩かせるのは当たり前だろう」
★松坂、松井の結婚祝福「逆に励まされた」
レッドソックスの松坂大輔投手(27)が試合前、外野守備練習中の松井秀に駆け寄り、今季初めて言葉を交わした。「やっと声をかけることができました。『結婚おめでとうございます』と言ったら、『(3月の長男誕生)おめでとう。お互い頑張ろうな』って逆に言われてしまいました」と感激した様子。3勝目を挙げた13日の試合(ボストン)で対決したが、あいさつしそびれたという。松坂は次回18日(日本時間19日)のレンジャーズ戦(ボストン)に先発する。
■GODZILLA in USA
松井秀喜外野手(33)も驚いた。16日(日本時間17日)に行われたヤンキース−レッドソックス戦の試合前に行われた始球式の球は、はるかかなたの宇宙から投げ込まれた。現在、国際宇宙ステーションにいる米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士で、大のヤ軍ファンでもあるギャレット・ライスマン氏(40)が投手を務めた。 無重力の中、カメラに向かって球を投げる場面が、ヤンキースタジアムの大型ビジョンに映し出され、同球場初の壮大な始球式は終了。「面白い試みですね」とゴジラも興味津々で見つめていた。
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◆勝利にも厳しい表情のヤ軍のジョー・ジラルディ監督(43)
「こんな試合になったのはお互いがミスをした証拠。ウチの方がミスが少なかったということだろう」