2008年04月15日 更新

イチローにあわや報復死球「狙って当てられないのはかわいい」

 【シアトル13日(日本時間14日)】イチローが狙われた。マリナーズのイチロー外野手(34)がエンゼルス戦に「1番・中堅」で出場、今季初盗塁を決めたが3打数無安打だった。七回の打席では背後への球に両チームに警告が発せられ、あわや大乱闘の不穏な雰囲気に…。城島健司捕手(31)は出場しなかった。チームは5−10で敗れた。

 セーフコ・フィールドがざわめく。グラウンドは一触即発の状態。ベンチで両軍がにらみ合った。

 イチローが狙われた。七回の第4打席。ジャスティン・スパイアー投手(34)が投じた3球目が背後をかすめた。1球前にも内角へ大きく外れるボールがあったため、直後に両軍へ警告が発せられた。

 「狙っていたんでしょ。きのうのハンターのことじゃないの」。12日にはエンゼルスのトリー・ハンター外野手(32)が左腕に死球。イチローは“報復”と受け取った。しかし、ひるむどころか「狙っているのに当てられないのはかわいいですね」。ニヤリと笑った。

 打撃は3試合ぶりの無安打だったが、三回には今季初盗塁を決めた=写真(共同)。「いつも(タイミングを)計っている。(初盗塁に思うところは)ない」。乱闘寸前となった遺恨ゲームに大敗したマ軍だが、昨季6勝13敗と圧倒的な強さを見せつけられたエ軍に、今季最初の3連戦で2勝1敗と勝ち越した。

 「今は我慢のとき」とジョン・マクラーレン監督(56)。7年ぶりのプレーオフ進出を狙うマ軍にとって、ア・リーグ西地区の最大のライバルはエ軍。乱闘も我慢して? ひたすら勝利を追い求める。