2008年04月13日 更新

ヤ軍・松井秀、2安打1得点で“Rソックスキラー”復活

松井は二回、痛烈な中前打を放った(撮影・原田史郎)

松井は二回、痛烈な中前打を放った(撮影・原田史郎)

 【ボストン(米マサチューセッツ州)11日(日本時間12日)】ヤンキースの松井秀喜外野手(33)がレッドソックス戦に「5番・左翼」で出場して3打数2安打1得点。宿敵との今季初戦を4−1で制し、過去2年不振だったレ軍戦で、かつてのキラーぶりが戻った。

 本拠地の大歓声もいいが静まり返った敵地のフェンウェイ・パークで交わす勝利の儀式もたまらない。ヤ軍にいるからこそ味わえる快感に松井秀が酔った。

 「ボストンの独特の雰囲気はずっと一緒。勝ってよかったです」

 レ軍との今季初めての試合に「5番・左翼」で先発出場。3日続けて雨の降る中での試合となったが、右ひざを含めて悪影響は感じさせなかった。二回にチーム初安打となる中前打を放つと六回には左中間への二塁打。2安打1四球でライバル撃破に貢献した。

 レ軍戦での複数(マルチ)安打は昨年8月29日(日本時間30日)以来となる。2004年には対戦打率.361をマークするなどレ軍キラーとして名をはせたが、06年は.105、07年は.222と低迷していた。

 「レッドソックス戦はファンなど周囲の反応がまったく違う」。当然、伝統の一戦の重みは肌で感じている。打率を.342に引き上げた松井秀が、レ軍キラー復活へ幸先のいいスタートを切った。

★松井TALK

 −−レ軍に勝ったが

 「きょうは(王)建民がすばらしいピッチングをしました」

 −−レ軍先発のバックホルツとは初対戦

 「甘い球をしっかりと打てました。ストレート系を狙っていた。最初(中前打)は甘いストレートで(3打席目の)二塁打はカーブ。高めに浮いてきたところをうまく打てました」

 −−開幕から11試合連続出場しているが、手術した右ひざへの影響は

 「今のところ、まったく問題ないです」

 −−3日続けて雨中での試合となったが

 「下がぬれているというのは意識しながらやっています」

 −−レ軍戦に対する意識は

 「独特の雰囲気はあります。これはずっと一緒ですね。勝ってよかったです」

 −−守備に関してジラルディ監督から何かあったのか

 「冗談だと思いますが“明日(12日)はセンター行くか?”と言われました」

■GODZILLA in USA

 開幕戦で来日したレ軍の親日ぶりに驚かされた。第1打席の二回、松井秀は背後のジェーソン・バリテック捕手(36)から声をかけられた。「“東京ではお前の看板ばかり見たよ”と言われました」。中前打で出塁すると、今度はショーン・ケーシー一塁手(33)が「日本は、いい国だね。楽しかった」と話しかけてきた。宿敵との緊迫感漂う今季初対戦だったが、日本の感想を次々に聞かされてほほえんでしまった。