2008年04月11日 更新

ド軍・黒田、初黒星も…ダ軍・ハドソン絶賛「黒田は松坂以上」

六回途中4失点の黒田。メジャー初黒星を喫したが、ダ軍の打者から称賛された(共同)

六回途中4失点の黒田。メジャー初黒星を喫したが、ダ軍の打者から称賛された(共同)

 【フェニックス(米アリゾナ州)9日(日本時間10日)】ドジャース・黒田博樹投手(33)が9日、メジャー2試合目で初黒星を喫した。ダイヤモンドバックス戦に先発し5回2/3、108球を投げ、9安打4失点(自責点2)。チームは3連敗となったが、ダ軍3番のオーランド・ハドソン内野手(30)=写真下=から“松坂以上”と絶賛された。

 悔やんでも、取り返しはつかない。敵地のマウンドを降りながら、黒田は改めて一球の怖さを痛感していた。

 「六回の一球でチームの勝敗が決まってしまった。ボールから入ってもよかったかもしれない。一球を大事にやっていこうと思います」

 1点リードで迎えた二死満塁。エリク・バーンズ外野手(32)への初球は甘いフォークだった。この日の108球目を左前へ弾き返され、逆転の2点適時打を許した。「“やられた”というより、知らないうちに走者がたまった感じだった」

 ツキもなかった。四回の2失点は味方一塁手の二塁悪送球が発端。六回は一死一、二塁、カウント2−2から外角低めにMAX96マイル(約155キロ)の速球を投げ込んだが、球審の判定はボール。ストライクなら結果は違っていた。

 メジャー初黒星にも、相手打者からは絶賛された。「去年の松坂との対戦を思いだした。打者に真っ向勝負を挑んでくるスタイルが似ているからね。黒田の方が厳しい速球を投げるし、変化球の制球力もいいかな」とは3番のハドソン。松坂以上との評価をし、早くも次回の対戦に向けて警戒の色を濃くしていた。

 次回先発は14日(日本時間15日)のパイレーツ戦。今度は本拠地ドジャースタジアムでの声援が、2勝目を後押ししてくれるはずだ。

★黒田TALK

 −−投球内容は

 「自分の中では悪くなかった。一球の大切さを反省して、また次にトライしていきたい」

 −−四回はバックの失策で併殺を奪えなかった

 「エラーは付きもの。それ以上に(野手には)たくさん助けてもらっている。ボクがしっかり抑えないと…」

 −−広島時代と同様、打線の援護が少ないが

 「そんな意識はない。チームで戦っているので、お互いの助け合いが大事。打てないときこそ、投手がもう少し頑張らないといけない」

★争奪戦で因縁

 黒田とダ軍には因縁がある。広島からFA宣言した昨オフ、ダ軍はド軍、マリナーズと三つどもえの争奪戦を展開。黒田が本拠地フェニックスを下見するという情報を得て入念な準備をしたが、空振りに終わっていた。決勝点をたたき出したバーンズも「獲得に動いたのは知っている。対戦してみて(球団が)好条件を提示した理由も分かった。いつでも3つの球種(直球、スライダー、フォーク)でストライクが取れる。勝ててラッキーだった」と実力を認めていた。