2008年04月09日 更新
“出塁王”カブス・福留、また3安打!打席外さず集中力持続

福留は九回、中前打で出塁すると、すかさず二盗を決めた

十二回のチャンスで福留は敬遠された(共同)
【ピッツバーグ(米ペンシルベニア州)7日(日本時間8日)】カブスの福留孝介外野手(30)が、パイレーツ戦に「5番・右翼」で先発出場し、5打数3安打1打点と2四球。今季2度目の3安打猛打賞で延長十二回、チームの10−8勝利&3連勝に貢献した。投球間隔が短いメジャー投手相手に、打席を外さない“忍耐打法”で好調を維持している。
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福留が適時打を右前に運んだ。熱狂的な大歓声はなく、快晴の場内はシーン…。パ軍本拠地のPNCパーク。公式戦初の遠征地でのタイムリーで、またひとつメジャーを実感した。
「ヒットを打っても静かだった。いいんじゃないですか、はっきりしてて!!」
2点リードの三回一死二、三塁。パ軍先発の左腕、トム・ゴーゼラニー投手(25)の3球目、81マイル(約130キロ)の外角低めスライダーを一撃し、6点のビッグイニングを呼んだ。
4時間47分の死闘で異彩を放った。九回先頭は中前打で出塁し、通算2個目の盗塁に成功。延長十一回の先頭にも左前打。右、中、左に打ち分け、2度目の3安打猛打賞と暴れた。
「欲を言えば(六回無死一、三塁の)好機で犠牲フライを打ちたかった。それ以外の打席はよかった」
7打席で2四球もあり5度出塁。出塁率.581はメジャー単独トップに躍り出た。1点リードした十二回二死二、三塁では初の敬遠四球で次打者の押し出し四球を呼び、貴重な追加点に絡んだ。
忍耐が実を結んでいる。公式戦7試合、合計128球投じさせた31打席で、投球間で自ら打席を外したのは1度だけ。「日本と比べて、メジャー投手は投球間隔が短い。自分から打席を外していると、タイミングがずれますから」。中日時代とは異なりメジャーの特徴を肌で感じた末に、集中力を持続し打席を外さないことを心掛ける。
試合後は、関係者ら9人と市内の日本料理店で夕食。偶然にもパ軍ファンで地元の富豪、ジョー・ミッチェル夫婦=材木卸業者=と隣り合わせに。会計を依頼すると、すでに同夫婦から約10万円近い飲食代が支払われていた。敵地の実力者にもすでに“フクドメ”は認知されている。まさに、向かうところ敵なしだ。
★福留TALK
−−4時間47分の死闘を制したが
「長いっすね。負けていれば余計つかれる。勝ったからよかった」
−−延長では何を考えていたか
「どこまでやるのかなと思った。最後は、相手投手もいなかったから、誰がでてくるか興味があった」
−−7打席も立ったが
「四球もとれた。欲を言えば好機で犠飛を打ちたかった。それ以外の打席はよかった」
−−試合前、球場の上空を飛行機が飛んできたが
「グルグル回って気になっていた。色つきの煙でも出るかと思ったけど、何もなかったから寂しかった」
−−三回の適時打は
「スライダーに、いい反応はできた。先っぽに当たりました」
★「フーク…ディマー」にナインから『お前は誰?』
予期せぬ場内アナウンスに拍子抜け(?)した。パ軍の本拠地開幕戦セレモニーが行われ、選手紹介では両軍選手が一、三塁線上に立った。その際にアナウンサーが「フクドメ」と発音できず「フーク…ディマー」と紹介。「(ナインから)『お前は誰だ?』と言われましたよ。まあ、何でもいいんじゃないですか」と苦笑いだった。








◆カブスのルー・ピネラ監督(64)
「勝利に貢献してくれた。野球のことを隅々まで知っている、プロ中のプロだ」