2008年03月29日 更新

ヤンキース・井川、4失点も開幕メジャーに望みをつなぐ

拙守の連続にポサダ(右)に背中をたたかれる井川。4失点も開幕メジャーの望みはつないだ(撮影・斎藤浩一)

拙守の連続にポサダ(右)に背中をたたかれる井川。4失点も開幕メジャーの望みはつないだ(撮影・斎藤浩一)

 【タンパ(米フロリダ州)27日(日本時間28日)】ヤンキースの井川慶投手(28)がパイレーツ戦に先発。3回1/3を5安打3四球で4失点も、ジェフ・カーステンズ投手(25)が右内転筋を痛めて降板したため、開幕メジャーに望みをつなげた。

 二塁手のグラブから捕った球がすぐに出てこない。ファーストミットの下を通って打球が右前に転がる。何もこんなときに…。生き残りをかける井川の大事なマウンドでバックの拙守が続いた。

 不満げな表情で井川はマウンドを降りた。4点を失い四回一死でのKO。開幕メジャーの道は閉ざされたかに思われたが、五回にライバルと目されていた2番手のカーステンズが右内転筋痛を訴えて降板。希望の光は消えなかった。

 「きょうはチームから結果を出してくれといわれていましたが、アピールできませんでした」

 反省の言葉が口をついたが、沈んではいなかった。中継ぎ枠を争うカーステンズが離脱し、先発ローテの一角だった左腕のアンディ・ペティット投手(35)は腰を痛めて登板日未定。試合では運のなかった井川だが、開幕メジャーへの追い風は吹いている。

 拙守の連続だったこともあって、ジョー・ジラルディ監督(43)は「数字よりはいい投球だった。とにかくあと2日で(開幕メジャーのメンバーを)決めるよ」と結論を先延ばしにした。まだ、チャンスは残されている。