2008年03月29日 更新

数字が出ない…カブス・福留、開幕に向け“突貫工事”

一回にタイムリーを放った福留だが、本調子にはほど遠く…(撮影・リョウ薮下)

一回にタイムリーを放った福留だが、本調子にはほど遠く…(撮影・リョウ薮下)

 【メサ(米アリゾナ州)27日(日本時間28日)】カブスの福留孝介外野手(30)が、ブルワーズとのオープン戦に「5番・右翼」で先発出場。右前適時打、見逃し三振と2打数1安打1打点だった。チームはアリゾナでのキャンプを打ち上げ、試合後はラスベガスに移動。福留はここまで打率.246と不振だが、オープン戦残り2試合で“突貫工事”を行い、開幕に間に合わせる。

 鋭い打球が右前に伸びた。一回二死一、二塁。福留は外角に逃げるムービングボールをたたき、3試合連続安打。しかし、試合後は首を何度もかしげた。

 「(打撃は)すごくいいわけではない。球を捕らえる形は少しよくなってきているかな、という段階です」

 2月14日にアリゾナ入りして1カ月半。メジャー1年目のキャンプを打ち上げた。「楽しかった。困ったことはなかった」といいながらも、オープン戦は21試合に出場して打率.246。長打も本塁打1本、二塁打2本に終わった。

 4年総額4800万ドル(当時のレートで約53億円)で入団したゴールデンルーキーとしては物足りない数字に、地元シカゴのメディアも「福留はパンチ力不足か?」と騒ぎ始めた。

 「(オープン戦で数字が出ないことは)中日時代にもあったこと」と気にしてはいない。試合後はラスベガスに移動。イチロー、城島のいるマリナーズと2試合行い、31日(同4月1日)の対ブルワーズ開幕戦(シカゴ)を迎える。

 「(ラスベガス遠征も)僕の場合は人生がギャンブル。賭け事には興味ないんです」。カジノには見向きもせず、オープン戦残り2試合で突貫工事。開幕に間に合うか、との質問には「そのつもりでやっている」と自信ありげに答えた。