2008年03月15日 更新
松井秀、手術後初左翼で先発出場「まったく問題なかった」

外野守備を無難にこなした松井秀。開幕先発争いに参戦だ(撮影・原田史郎)
【タンパ(米フロリダ州)13日(日本時間14日)】昨年11月に右ひざを手術したヤンキースの松井秀喜外野手(33)がパイレーツ戦に「5番・左翼」で先発出場。昨年9月28日(同29日)のオリオールズ戦(ボルティモア)以来となる外野守備を無難にこなし、開幕先発争いに本格参戦した。
◇
まったく危なげなかった。松井秀が初めて左翼の守備についた。二回一死、やや左中間よりの飛球と左翼線へのライナーを続けざまに捕球。ひざ痛に苦しんでいた昨年9月28日のオ軍戦の時よりも軽い身のこなしで打球を処理した。
「まったく問題なかったと思います。あのくらいだったらできそうかな、という感じでした」
試合後はコメントも口元もすっきり。初めて実戦出場した9日(同10日)のツインズ戦(フォートマイヤーズ)から手入れをせず、5ミリ程度伸びていたひげを試合後、シャワールームできれいにそった。打って、走って、をクリアし最後の関門だった守りにもようやくつけた。願掛けのひげそり儀式は、松井秀なりのけじめだった。
「アウトコースのまあまあ、いいところだと思う。うまく打てたという感じです。よかったり悪かったりの繰り返しでしょうが、内容のいい打席が増えていけば」
守りが打撃のリズムも生んだ。五回にはオープン戦初長打となる二塁打を左翼線に運び交代した。朝は集合時間の9時15分を過ぎてから球場に到着。コンクリートの廊下をダッシュしてロッカールームに滑り込んだ。
右ひざへの不安は確実になくなりつつある。遅刻をしても試合で取り返したこの日のように、今後は打撃を中心に守備や走塁でも“手術後”という首脳陣の評価を覆すつもり。松井秀の逆襲が本格化する。
★ゴジラTALK
−−初めての守備は
「きょうのゲームの中ではまったく問題なかったと思います」
−−開幕まで約2週間だが
「自分のできることをしっかりやっていく。自分の中ではしっかり準備を進めていきたい」
−−朝、遅刻しそうになって廊下を走ったが
「結果的にはいいウオーミングアップになりました。きょうのランニングキャッチにつながったのではないですか。手術後、初めてコンクリートの上を走りました」
−−課題は走者がいる状況での守備か
「そうですね。捕ってすぐ投げないといけない、そういうことになるんじゃないですか」
★ライバル無安打
左翼を争うジョニー・デーモン外野手(34)は三回、俳優のビリー・クリスタル(60)の代打として途中出場。その後も「DH」として打席に立ったが3打数無安打に終わった。DHのライバル、シェリー・ダンカン内野手(28)は「7番・一塁」で先発出場し2打数無安打。ジェーソン・ジアンビ内野手(37)は欠場した。

★俳優が出場
ヤンキースと1日限定のマイナー契約を結んだ俳優のビリー・クリスタル(60)=写真=がパイレーツ戦に「1番・DH」で出場し空振り三振に倒れた。
(共同)
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