2008年03月13日 更新
カブス解雇の高津が引退危機!現役続行を希望も道のり険しく

【メサ(米アリゾナ州)11日(日本時間12日)】カブスとマイナー契約し、メジャー昇格を目指していた高津臣吾投手(39)=写真=が、現役引退の危機に追い込まれた。11日早朝に首脳陣から解雇を通達され、午前中にロッカールームの荷物整理を終えて球場を去った。今後は「いい話があればやりたい」と他球団との契約を模索する方針だが、現役続行への道は厳しい。
◇
穏やかな朝が緊迫ムードに包まれた。動揺を隠しきれない高津が、カ軍ロッカールームで苦笑いしながら切り出した。
「クビになっちゃったよ、オレ。たった今、言われたんだ…」
午前8時過ぎに球場入りし、練習着に着替えるとルー・ピネラ監督(64)ら首脳陣が顔をそろえた監督室に呼ばれた。待っていたのは、昨年11月10日のヤクルトに続き、この4カ月で2度目となる解雇通達だった。
練習に向かうナインに背を向けて荷物を整理すると、Gパン姿でクラブハウスを後にした。
「キャンプインから、悪ければすぐ外されると覚悟はしていた」
オープン戦は5試合に登板し、4回2/3を投げて2本塁打を含む5失点。防御率9.64と振るわなかった。2月14日(同15日)のキャンプインから26日目の悲劇。ジム・ヘンドリーGM(52)がこう説明した。
「契約の時点で、実力や年齢的にチャンスが少ないのはお互い認識していた。若手育成もあり、彼がすぐれた結果を残すしかなかったのだが…」
今季で40歳になる桑田(パイレーツ)、野茂(ロイヤルズ)らと同じ68年組の中で最初に脱落となり、「現役続行? いい話があればやりたい。去年ヤクルトを解雇されたから、いやな終わり方はしたくない」。プロ野球最多の通算286セーブ、メジャー通算27セーブを誇る右腕は、夢を簡単にあきらめるつもりはない。
★高津に聞く
−−解雇を通達されたのは
「朝、監督室に呼ばれました。『一生懸命やったけどこういう結果になった。応援しているから』といわれました」
−−前日は無失点に抑えたが
「成績が悪かった。やることはやって精いっぱい頑張ったつもりです」
−−今の気持ちは
「悔いはある。でも、この年で、もう一度夢を見るチャンスをもらえたことに感謝している。そこに向かってやれたことは満足しています」
−−今後について
「よく考えたいです。数日のうちに日本に帰ることはない。少し(考える)時間が必要なので。もちろんいい話があればやりたいです」
−−日米のいずれでも
「まだ、そこまでは考えていないです」
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