2007/10/24(水) MLBポストシーズン ワールドシリーズ

▼レッドソックス−ロッキーズ 第1戦 (レッドソックス1勝、フェンウェイ・パーク、20:35 日本時間:25日 9:35)
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ロッキーズ
レッドソックス 13

松井稼頭央 松井稼頭央 2番セカンド先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
4 0 1 0 0 1 .250
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席1回表一死走者なしベケット(右) 空振り三振
第2打席3回表二死走者なしベケット(右)遊飛
第3打席6回表先頭打者ベケット(右)一塁内野安打
第4打席8回表一死走者なしティムリン(右)遊飛
レッドソックス戦の6回、一塁内野安打を放つロッキーズの松井稼=フェンウェイ・パーク(撮影・戸加里真司)

レッドソックス戦の6回、一塁内野安打を放つロッキーズの松井稼=フェンウェイ・パーク(撮影・戸加里真司)

【投手】
(ロ)フランシス、モラレス、スパイアー、ハージェス、アフェルト、ホーキンズ−トレアルバ
(レ)ベケット、ティムリン、ガニエ−バリテック

【責任投手】
(勝)ベケット1勝
(敗)フランシス1敗

【本塁打】
(ロ)
(レ)ペドロイア1号ソロ

【戦評】
 レッドソックス(ア・リーグ)−ロッキーズ(ナ・リーグ)第1戦は、レッドソックスが13−1で大勝した。ロッキーズはポストシーズンの連勝が7で止まった。
 松井稼は「2番・二塁」で先発出場し、六回の第3打席で一塁内野安打を放ち、4打数1安打。
 レッドソックスは一回にペドロイアの先頭打者本塁打など5安打で3点を先制。二回に1点、四回に2点を加え、五回は3連続押し出し四球などで一挙に7点を奪い突き放した。
 先発のベケットは7回6安打1失点で9三振を奪い、ポストシーズン無傷の4勝目。ロッキーズは二回に2本の二塁打で1点を挙げるにとどまった。

レッドソックス戦の5回、大量失点し投手交代の際に集まるロッキーズの(右から)松井稼、ヘルトン、トゥロウィッキー、アトキンズの内野陣=フェンウェイ・パーク(共同)

レッドソックス戦の5回、大量失点し投手交代の際に集まるロッキーズの(右から)松井稼、ヘルトン、トゥロウィッキー、アトキンズの内野陣=フェンウェイ・パーク(共同)

★Wシリーズ初安打の松井稼 大敗に気持ち切り替える

 投手陣は制球力を欠き、打線に鋭い当たりは少なかった。1−13の結果は、まさに完敗。ポストシーズン負けなしでワールドシリーズに進んだロッキーズが、あっけなく初戦を落とした。

 俊足の1、2番コンビとして、タベラスとともに打線の火付け役を期待された松井稼は、内野安打1本に封じられた。内角球をしっかりととらえることができずじまいに終わった。「きょうはベケットがよかった」。さばさばとした表情で振り返った。

 大敗の初戦で得たものはあったのか。松井稼は大舞台の初戦を「思っていたより緊張しなかった」と話した。「これだけ点差が離れれば、気持ちは切り替えやすい」とも。2戦目以降、より冷静に戦える手応えはつかんでいる。

 敗戦は約1カ月ぶりだが、ハードル監督は「うちの強みは、試合の結果でチームの持つ自信が揺るがないこと。あすはもっと頑張れるだろう」と話した。勝負は7回戦制。一つの負けに動じず、先を見据えていた。(共同)

ロッキーズ戦の1回、先頭打者本塁打を放つレッドソックスのペドロイア=フェンウェイ・パーク(AP)

ロッキーズ戦の1回、先頭打者本塁打を放つレッドソックスのペドロイア=フェンウェイ・パーク(AP)

★レ軍の強さ際立つ第1戦 強打と選球眼で猛攻 

 立ち合い勝ちといったところか。ベケットが3者連続三振を奪って攻撃につなげると、ペドロイアの先頭打者本塁打など5安打3得点。レッドソックスは一回の攻防で勢いに乗り、計17安打13得点。プレーオフ負けなしだったロッキーズを圧倒した。

 ペドロイアは「あまりいろいろ考えないで打った」と平然としたもの。だが、メジャー2年目で新人王資格を持つ二塁手の先頭打者本塁打は、ベンチから頂上決戦の重苦しさを一掃する効果があった。7点を追加した五回は、二死一塁から5長短打と3連続押し出しを含む4四球で9者連続の出塁を記録。1番から9番まで切れ目がないことを証明した。

 猛攻の秘訣(ひけつ)が2番ユーキリスの言葉にのぞく。「このチームの選手は積極性と忍耐力を同時に発揮できる。打てる球を強くたたき、ボール球を見極めて相手投手の球数を増やしている」。打球の強さは、ワールドシリーズ記録に並ぶ8二塁打に表れ、2敬遠を含む8四球が選球眼の良さを物語る。

 フランコナ監督は「頭を切り替えて次の試合に臨むだけ」と慎重だが、レッドソックスの強さばかりが際立った第1戦となった。(共同)

★ベケット、レギュラーシーズンの雪辱

 ベケットが今季のポストシーズンに入って4勝目。先発での4勝は2001年、当時ダイヤモンドバックスのシリング、ジョンソン以来(ジョンソンは救援登板で1勝し計5勝)。

 雪辱戦だった。ロッキーズとの対戦は、6月14日にこの日と同じフランシスと投げ合って敗れていた。それだけに「失敗を繰り返さないようにと思っていた」と4者連続三振でスタートを切るなど7回1失点、9三振で見返した。次回登板で無傷の5勝目を挙げれば、マーリンズ時代の03年に獲得したワールドシリーズMVPも見えてくる。(共同)