2007/10/21(日) MLBポストシーズン リーグ優勝決定シリーズ
| ▼レッドソックス−インディアンス 第7戦 (レッドソックス4勝3敗、フェンウェイ・パーク、20:23 日本時間:22日 9:23) | ||||||||||
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| インディアンス | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| レッドソックス | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | X | 11 |
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松坂大輔 先発 [成績] | |||||||
| 回数 | 被安 | 失点 | 自責 | 与四 | 奪三 | 被本 | 防御 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 5 | 6 | 2 | 2 | 0 | 3 | 0 | 5.59 | |
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岡島秀樹 2番手 [成績] | |||||||
| 回数 | 被安 | 失点 | 自責 | 与四 | 奪三 | 被本 | 防御 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 0/3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | |

インディアンス戦に先発したレッドソックスの松坂=フェンウェイ・パーク(共同)
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【投手】
(イ)ウェストブルック、ベタンコート、ルイス−マルティネス
(レ)松坂、岡島、パペルボン−バリテック
【責任投手】
(勝)松坂1勝1敗
(S)パペルボン1S
(敗)ウェストブルック1勝1敗
【本塁打】
(イ)
(レ)ペドロイア1号2ラン、ユーキリス3号2ラン
【戦評】
レッドソックス(東地区1位)−インディアンス(中地区1位)第7戦はレッドソックスが11−2で勝ち、通算4勝3敗で3年ぶり12度目の優勝を決めた。先発した松坂は5回6安打2失点、3三振で、ポストシーズンでの日本投手初白星を挙げた。
岡島は2番手で2回0/3を3安打無失点に抑えた。
レッドソックスは一回にラミレスの適時打で先制。二、三回にも1点ずつを加え、3−2の七回はペドロイアが2ランを放つなど、突き放した。

インディアンスを下してリーグ優勝を決め喜ぶレッドソックスの松坂=21日、フェンウェイ・パーク(共同)
★松坂、最後に優勝に貢献 先輩・松井稼と対戦へ
チームが2連勝で五分に戻していたとはいえ、松坂は第3戦で敗戦投手となっていた。「1億ドル右腕」として期待されながら、プレーオフは2戦連続結果が出ていない。そんな周囲の不安を本人は十分に受け止めていた。「気持ちを強く持っていくことと、腕を思い切り振ること。絶対に勝ちたいという姿勢を周りに見せなきゃいけないと思ったし、それを見ている人に伝えたかった」
高校時代から注目を浴び、甲子園の決勝で無安打無得点。プロ入り後も常に周囲の視線を感じていた。大一番で考えたのは、自分の意思を体で表現すること。重圧に委縮する要素はなかった。
過去2度の登板は五回途中で交代を告げられた。この日も五回に連打を浴び、1点差に追い上げられる。だが、二死一塁から会心のチェンジアップで空振り三振を奪うと、右拳で派手なガッツポーズを見せた。
「世界一」をかけた舞台で、西武時代の先輩、松井稼の所属するロッキーズと初対戦する。「西武から来た2人がワールドシリーズで対戦するなんて多分誰も予想しなかったこと。見ている皆さんに興味を持ってもらえたらいい」。最後も、周囲の視線を意識したコメントで締めくくった。(共同)

インディアンス戦の7回、ブレークを併殺に打ち取りガッツポーズのレッドソックス・岡島=フェンウェイ・パーク(AP)
★岡島「任せておけ」と好投!
レギュラーシーズンとは違い、先発のベケットまでが救援待機した総力戦。レッドソックスの岡島は、六回から登板すると八回途中まで投げて無失点とし、リーグ優勝に大きく貢献した。
1点差で松坂の後を受けての登板だった。「どんなに早い回からでも助けられれば、と思っていた。あとは任せておけという感じだった」。六回は3番から始まる好打順を3者凡退に抑えた。
だが、七回に落とし穴があった。ロフトンのふらふらと上がった当たりを遊撃のルーゴがグラブに当て落球、思わず顔をしかめた。続くグティエレスには左前に運ばれ一死一、三塁とされた。「絶体絶命のピンチだったが、エラーの走者をかえすのは嫌だった。何が何でも止めておきたかった」。打者の打ち気を感じ取り、初球からチェンジアップを投じる。狙い通りの三ゴロ併殺に仕留め、拳を握り締めた。
レギュラーシーズンから数えて71試合目の登板でも重責を果たし、ポストシーズンは5試合連続無失点。世界一に向け、背番号「37」がその左腕をしならせ続けている。(共同)
★フランコナ監督、気持ちの込もった投球称賛
フランコナ監督はこの日の松坂を「本当に気持ちを込めてよく投げていた。われわれが必要としていた仕事を果たしてくれた」とたたえた。
5回、計88球で早めに岡島に代えたのは、松坂が四、五回ともに2安打以上を喫して手いっぱいの感があったからか。岡島も期待に応えて好投。指揮官は「(継投のタイミングは)よかったと思う」と納得していた。(共同)
★Rソックス“らしさ”発揮! 力でねじ伏せWシリーズへ
レッドソックスの特色が出た。7試合で喫した併殺はシリーズ記録を更新する14。一方でインディアンスのほぼ2倍の31四球を選んだ。粘って塁を埋め、長打で一掃する。細かい野球はお世辞にもうまいとはいえないが、一気に奪った得点を、ベケットを軸とする強力投手陣が守り抜く。そんな野球をおし進め、3年ぶりの大舞台を踏む。
MVP獲得のベケットが自信満々に言う。「いったんマウンドに立てば自分がいつも一番だと思っている」。9月の地区優勝争いからヤンキース王建民、エンゼルスのラッキー、インディアンスのサバシアと各チームのエースにことごとく投げ勝った。今季ただ一人の20勝右腕がいなければ、がけっぷちからの巻き返しはなかった。
しかし、戦力と戦略の整備だけが勝利の理由ではないだろう。リーグ新人王の最有力候補ペドロイアが「ベテラン選手の存在がチームに自信を与えた」と話す。不振だった地区シリーズでは控え内野手コーラが「自分のプレーをして楽しめ。後悔だけはするな」と呼びかけた。新旧の思いが、がっちりかみ合っての優勝でもあった。(共同)
★イ軍・ウェッジ監督、分岐点の決断責めず
中盤は押し気味だったインディアンスは七回の逸機が痛かった。一死二塁からの左前打で二塁走者が生還できず。直後の打者ブレークが初球を打って三ゴロ併殺で反撃ムードがしぼんだ。
グティエレスの三塁線を破る安打はフェンスに跳ね返って左前に転がった。それを見た三塁コーチが二塁走者ロフトンを制止した。ロフトンの俊足を考えれば本塁突入もあり得たが、ウェッジ監督は「あそこに転がった打球判断は本当に難しい」と、分岐点となった決断を責めなかった。
王手をかけながら3連敗。しかし「しっかり締めることができなかったのは残念。でも選手たちのことは最高に誇りに思う」と、39歳の監督は胸を張って言った。(共同)



