2007/10/20(土) MLBポストシーズン リーグ優勝決定シリーズ

▼レッドソックス−インディアンス 第6戦 (3勝3敗、フェンウェイ・パーク、20:23 日本時間:21日 9:23)
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インディアンス
レッドソックス 12
インディアンス戦で7回を投げ終え、ファンの声援に帽子をとって応えるレッドソックスのシリング=フェンウェイ・パーク(AP)

インディアンス戦で7回を投げ終え、ファンの声援に帽子をとって応えるレッドソックスのシリング=フェンウェイ・パーク(AP)

【投手】
(イ)カルモナ、ペレス、ラフェイ、ボロースキ−マルティネス
(レ)シリング、ロペス、ガニエ−バリテック

【責任投手】
(勝)シリング1勝
(敗)カルモナ1敗

【本塁打】
(イ)マルティネス1号ソロ
(レ)ドルー1号満塁

【戦評】
 レッドソックス(東地区1位)−インディアンス(中地区1位)第6戦は、レッドソックスが12−2で大勝し、対戦成績を3勝3敗のタイに持ち込んだ。
 1敗も許されないレッドソックスは、先発した40歳の右腕シリングが7回6安打2失点と好投。打線も一回にドルーの満塁本塁打で先制し、三回はルーゴの2点二塁打などで6点を奪い主導権を握った。

★40歳、シリングが快投! 歴戦のすごみ見せつける

 かつての剛速球はない。もう肩のスタミナも長くは続かない。だが40歳のシリングにはここぞの集中力があった。7回を6安打2失点には、歴戦のベテランのすごみが詰まっていた。

 「あの回こそ今年の縮図。やらなければいけないことを考えながら、1球ずつしっかり投げることができた」。三回の投球が象徴的だ。無死一、二塁から1番サイズモア以下3人を狙い通りに打ち取った。やや甘く入ったように見えて、実は計算ずくのフォークボール。それぞれの打者がバットのしんを外され、インディアンス反撃の芽は摘み取られた。

 負ければシーズンが終わる一戦での通算記録は実に4勝0敗、防御率1・37だ。3年前のリーグ優勝決定シリーズでは右足首の靱帯(じんたい)を応急手術で接合して臨み「血染めのソックス」が伝説となった。

 「この球場で、このファンの前で投げる。それがどれだけ幸せなことか。この気持ちは一生忘れない」。新たな伝説を加えたシリングが七回のマウンドからベンチに戻る。本拠地を埋めたスタンドから、この日一番の大声援が送られた。

インディアンス戦の1回、先制の満塁本塁打を放つレッドソックスのドルー=フェンウェイ・パーク(AP)

インディアンス戦の1回、先制の満塁本塁打を放つレッドソックスのドルー=フェンウェイ・パーク(AP)

★ドルー、汚名返上の5打点!

 レッドソックスに弾みをつけたのはドルーの満塁本塁打だ。一回二死満塁で中越えに飛び込んだ一撃。前の2打者が凡退後だっただけに、相手に与えたダメージは絶大だった。

 「あそこで無得点だけは避けたかった。思い切り振ったらうまくいったよ」。今季は不振で地元ファンからブーイングを受けることもしばしば。三回にも中前適時打を放ち計5打点で汚名をそそいだ。

★第6戦・投打の主役がエール

 快勝でタイに持ち込んだレッドソックスは、投打の主役が第7戦に先発する松坂にエールを送った。

 ポストシーズン通算10勝目を挙げたシリングは「言いたいのは『勝て』。それだけ。大きなことをやってくれるはず」。第3戦で松坂が敗戦投手となった翌日に数々の助言をしているベテランは短く気合を込めた。

 一回に満塁本塁打を放ったドルーは「われわれがしっかり守り、彼(松坂)がストライクを先行させることが重要」と話した。

★打線爆発で逆王手も…フランコナ監督「先発投手が重要」

 レッドソックスは第5、6戦で計25安打19得点と打線が爆発し、星を五分に戻した。

 リーグ優勝決定シリーズで1勝3敗から五分に戻したのは過去6度あり、追い上げたチームが5度ワールドシリーズに進んでいる。勢いをもって臨む第7戦に向け、フランコナ監督は「興奮しているし、本拠地でできるのは大きい」と喜びながらも「先発投手が重要。今夜の結果はあす何の意味もなさない」と気を引き締めていた。