2007/10/18(木) MLBポストシーズン リーグ優勝決定シリーズ

▼インディアンス−レッドソックス 第5戦 (インディアンス3勝2敗、ジェイコブス・フィールド、20:21 日本時間:19日 9:21)
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レッドソックス
インディアンス
インディアンス戦の3回、勝ち越しの適時打を放つレッドソックスのラミレス=ジェイコブス・フィールド(AP)

インディアンス戦の3回、勝ち越しの適時打を放つレッドソックスのラミレス=ジェイコブス・フィールド(AP)

【投手】
(レ)ベケット、パペルボン−バリテック
(イ)サバシア、ベタンコート、ペレス、マストニー−マルティネス

【責任投手】
(勝)ベケット2勝
(敗)サバシア2敗

【本塁打】
(レ)ユーキリス2号ソロ
(イ)

【戦評】
 ア・リーグのインディアンス(中地区1位)−レッドソックス(東地区1位)第5戦が行われ、レッドソックスが7−1で勝ち、通算2勝3敗とした。
 後がないレッドソックスは一回にユーキリスが先制本塁打。その裏に追いつかれたが、三回にラミレスの適時打で勝ち越し、七、八回にも加点した。先発のベケットは八回まで投げ、11三振の力投だった。

インディアンス戦に先発、8回1失点と力投したレッドソックスのベケット=ジェイコブス・フィールド(AP)

インディアンス戦に先発、8回1失点と力投したレッドソックスのベケット=ジェイコブス・フィールド(AP)

★ベケット、気迫の投球 エースの貫録11三振

 普段ひょうひょうとしているベケットが試合中にほえた。一つも負けられない状況で迎えたリーグ優勝決定シリーズの第5戦、レッドソックスは気迫をむき出しにした右腕の好投で2勝3敗とし、本拠地ボストンに戻って戦う権利を手にした。

 味方打線は三、四回に2併殺、五回は二死満塁で点が入らず、2−1とリードしながら嫌な流れが続いた。ベケットはその裏、ロフトンに向かって速球を投じると、気合を込めて大声を出した。左飛に倒れたロフトンが怒鳴り返し、乱闘寸前の騒ぎになるほどだった。

 その直後に迎えた二死一、三塁のピンチは、カブレラを97マイル(約156キロ)の速球で三振に仕留めた。6回2失点だった12日の第1戦に比べるとカーブを多く交えてタイミングを外し、8回で11三振を奪う。「いい打線が相手なのだから、変化をつけないといけないのは当然」。闘志は熱くても配球は冷静だった。

 シーズンでメジャー唯一の20勝を挙げた勢いはとどまるところを知らない。今ポストシーズンは3連勝、計23回を投げて防御率1.17と文句のつけようがない。フランコナ監督は「ことし1年ずっと彼に頼りっぱなしだ」と相好を崩した。(共同)

★松坂「第7戦があると信じる」

 レッドソックスは投打がかみ合って快勝。2勝3敗ともちこたえて、本拠地ボストンへと向かった。

 試合終了直後、ベケットと拳を合わせて喜んだ松坂は「(ベケットが)必ずおまえまで回すと言ってくれていた。また投げたいし(次回先発の)第7戦があると信じて準備するだけ」。15日の敗戦直後はひどく落胆していたが「あの日だけですから」と切り替えは済んだようだった。(共同)

レッドソックス戦の7回、適時三塁打され、降板するインディアンスの先発投手サバシア(中央)=ジェイコブス・フィールド(共同)

レッドソックス戦の7回、適時三塁打され、降板するインディアンスの先発投手サバシア(中央)=ジェイコブス・フィールド(共同)

★サバシア、また投げ負ける

 インディアンスの先発サバシアは、またもベケットに投げ負けた。走者を背負いながらもよく粘っていたが、「チェンジアップが高めに浮いて」連続長打を浴びた七回の途中でマウンドを降りた。

 12日の第1戦は五回途中降板で8失点。「前に比べてずっといい球が投げられていた。勝てなかったのは残念だが、うちのチームはこれまでも試練をくぐってきたから」。落ち着いた様子で味方の巻き返しに望みを託した。(共同)

★イ軍指揮官、ベケットに脱帽

 インディアンスのウェッジ監督はベケットに脱帽した。「本当に調子がよかった。これでもう2度目だ」。第1戦でも6回で2点を奪うのがやっとだった右腕に再び完敗した。

 ただ6日前に対戦したにもかかわらず、なすすべがなかった打線には少し不満もあるようだった。「相手がすごかったのは分かるが、もう少し適応しないと」とこぼすのは、まだ3勝2敗と先行している余裕だろうか。19日はボストンに移動するが、全体練習は行わない。(共同)