2007/10/15(月) MLBポストシーズン リーグ優勝決定シリーズ

▼ロッキーズ−ダイヤモンドバックス 第4戦 (ロッキーズ4勝、クアーズ・フィールド、20:18 日本時間:16日 11:18)
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ダイヤモンドバックス
ロッキーズ

松井稼頭央 松井稼頭央 2番セカンド先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
4 1 1 1 0 2 .235
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席1回裏一死走者なしオーウィングズ(右)中飛
第2打席3回裏一死一塁オーウィングズ(右)空振り三振
第3打席4回裏二死一、三塁オーウィングズ(右)中前打(打点1)(得点1)
第4打席6回裏二死走者なしクルーズ(右)空振り三振
ナ・リーグ初優勝を決め、チームメートに抱え上げられ歓喜のロッキーズ・松井稼=クアーズ・フィールド(AP)

ナ・リーグ初優勝を決め、チームメートに抱え上げられ歓喜のロッキーズ・松井稼=クアーズ・フィールド(AP)

【投手】
(ダ)オーウィングズ、クルーズ、ライオン−スナイダー
(ロ)モラレス、ハージェス、ホーキンズ、フエンテス、コーパス−トレアルバ

【責任投手】
(勝)ハージェス1勝
(S)コーパス2S
(敗)オーウィングズ1敗

【本塁打】
(ダ)スナイダー1号3ラン
(ロ)ホリデー2号3ラン

【戦評】
 ナ・リーグのロッキーズ(ワイルドカード=WC=最高勝率の2位球団)−ダイヤモンドバックス(西地区1位)第4戦は、ロッキーズが6−4で勝ち、4連勝でリーグ初制覇を果たした。ロッキーズは地区シリーズから負けなしの7連勝。チーム創設15年目で初のワールドシリーズ進出となった。
 松井稼は「2番・二塁」で先発、四回に中前適時打し、4打数1安打1打点だった。
 ロッキーズは三回に1点の先行を許したが、四回に猛反撃。二死から代打スミスの2点二塁打で逆転すると、松井稼の適時打、ホリデーの3点本塁打で、一気に6点を奪った。

ナ・リーグ初優勝を決め、チームメートとシャンパンをかけ合うロッキーズの松井稼=クアーズ・フィールド(共同)

ナ・リーグ初優勝を決め、チームメートとシャンパンをかけ合うロッキーズの松井稼=クアーズ・フィールド(共同)

★シャンパン浴びた松井稼 ロ軍に不可欠な存在

 最後のアウトを見届けると、こぶしを握りながら三塁手キャロルに飛び付いた。ベンチを出た選手らと抱き合い、喜びを分かち合う。「ぐっとくるものはあった。まだ実感はわかないけど」。松井稼が、大リーグ4年目でついにリーグ優勝のタイトルを手に入れた。

 地区シリーズ3連勝に続き、ナ・リーグも最短で制した。4試合すべてで安打し、勝負強さがさえた松井稼は、この日も四回に中前適時打。「僕は脇役に徹したい」と謙遜(けんそん)したが、祝勝会では次々とチームメートからシャンパンを浴びた。俊足巧打の二塁手を、チームの誰もが認めていた。

 もがき苦しんだメッツから、ロッキーズに移って1年半。ハードル監督は「環境を変えて、彼は伸び伸びと楽しんでやってくれた」。ニューヨークでは持ち味を発揮しきれなかった男がいまや不可欠な存在に。松井稼の復活劇を間近で見続けた指揮官はそうたたえた。

 次は、ワールドシリーズ。これまで「先は見ない」と話してきたが、実はシリーズ初戦後に「(ワールドシリーズ優勝)リングが欲しい」と漏らしていた。松井稼は「ここまで来たら、ね」。選手として最高の栄誉ともいえる記念の指輪を目指し、最後の戦いに挑む。(共同)

ダイヤモンドバックス戦の4回、中前に適時打を放つロッキーズの松井稼=クアーズ・フィールド(AP)

ダイヤモンドバックス戦の4回、中前に適時打を放つロッキーズの松井稼=クアーズ・フィールド(AP)

★創設15年目のロッキーズ 驚異的な快進撃で初制覇

 遊撃手が態勢を崩しながら一塁へ送球する。滑り込む打者を見ながら一塁塁審の右手が高く上がると、クアーズ・フィールドは大歓声に包まれた。ロッキーズが球団創設15年目で初のリーグ優勝を飾り、ワールドシリーズ出場を決めた瞬間だった。

 ほんの1カ月前にこの光景を何人が想像していただろう。9月15日には、西地区で首位から6.5ゲーム差の4位だった。翌16日から快進撃が始まる。打ち始めると止まらない打線と堅守で、22試合中21勝と驚異的な数字を積み重ねてきた。

 この日も1点を先行されながら四回に代打スミスの2点二塁打、松井稼の適時打にホリデーの3ランで試合を一気にひっくり返した。ナ・リーグ優勝決定シリーズのMVPに選ばれたホリデーは誇らしげに言った。「このチームの一員でいられることがうれしい。このMVPはチーム全員のものだ」(共同)

★Dバックス、4連敗でシーズン終える

 ダイヤモンドバックスは1点を先制しながら、四回に2四球をきっかけにピンチを招くと、二死から3長短打などで一気に6失点。このシリーズを象徴するような自滅で敗退した。

 ロッキーズの選手たちがまだグラウンドで喜び合っている間に、メルビン監督は会見場に姿を現した。リーグ最多の90勝を挙げながら最後は4連敗でシーズンを終えた。「時間がたてば、ことしが素晴らしい年だったと、思い返せるようになると思う」と、5年ぶりにプレーオフ出場を果たした選手たちをたたえた。(共同)