2007/10/13(土) MLBポストシーズン リーグ優勝決定シリーズ

▼レッドソックス−インディアンス 2回戦 (1勝1敗、フェンウェイ・パーク、20:21 日本時間:14日 9:21)
  1234567891011
インディアンス 13
レッドソックス

(延長十一回)

岡島秀樹 岡島秀樹 3番手 [成績]
回数 被安 失点 自責 与四 奪三 被本 防御
1 2/3 1 0 0 1 3 0 0.00
レッドソックスに勝ち喜ぶインディアンスナイン=フェンウェイ・パーク(共同)

レッドソックスに勝ち喜ぶインディアンスナイン=フェンウェイ・パーク(共同)

【投手】
(イ)カルモナ、ペレス、ルイス、ベタンコート、マストニー、ボロースキ−マルティネス
(レ)シリング、デルカーメン、岡島、ティムリン、パペルボン、ガニエ、ロペス、レスター−バリテック

【責任投手】
(勝)マストニー1勝
(敗)ガニエ1敗

【本塁打】
(イ)ペラルタ1号3ラン、サイズモア1号ソロ、グティエレス1号3ラン
(レ)ラミレス1号2ラン、ローウェル1号ソロ

【戦評】
 ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)のレッドソックス(東地区1位)−インディアンス(中地区1位)は、インディアンスが延長の末、13−6で勝ち、1勝1敗とした。
 試合は6−6で延長に入り、十一回、インディアンスは打者一巡の攻撃で7点を奪った。岡島は、六回途中から1回2/3を投げ1安打3三振で無失点だった。

レッドソックス戦の11回、代打ニクソンの適時打で生還するインディアンスのサイズモア。捕手バリテック=フェンウェイ・パーク(共同)

レッドソックス戦の11回、代打ニクソンの適時打で生還するインディアンスのサイズモア。捕手バリテック=フェンウェイ・パーク(共同)

★古巣の人気者が敵の殊勲者! ニクソン、攻勢の口火切る

 インディアンスの深夜の大攻勢で口火を切ったのは、昨年までボストンの人気者だったニクソンだった。延長十一回一死一、二塁で代打。左腕ロペスが投じた2球目を中前に落とす。均衡を破るこの適時打以降、インディアンスは3長短打などで一気に突き放した。

 「昔は左投手に苦しんだこともあったが、今日は自信を持って打席に入った。1球目から本当によく球が見えていた」。ヒーローは午前2時前の会見で疲れた様子もなく言った。「今は“敵”の一員としてだが、ポストシーズンでもここでプレーできて本当に幸せだ」。5月にインディアンスのユニホームで古巣を訪れた際には大きな拍手で迎えられた。この日、殊勲打の後は喝采(かっさい)ではなく球場全体を包むため息だった。

 昨年まで11年間のレッドソックス時代は、渋い打撃と気持ちを前面に出したプレーがチームカラーによく合っていた。今は若手中心のチームで代打が主な仕事だ。「ゲームに出る、出ないにかかわらずチームを盛り上げるのが大事」。殊勝に話すベテラン左打者を、ウェッジ監督は「クラブハウスの雰囲気が、いいプレーにつながるんだ」と頼もしそうに見つめていた。

インディアンス戦の6回途中から登板、1回2/3を投げ無失点のレッドソックス・岡島=フェンウェイ・パーク(共同)

インディアンス戦の6回途中から登板、1回2/3を投げ無失点のレッドソックス・岡島=フェンウェイ・パーク(共同)

★岡島、好投報われず

 レッドソックスの岡島は6−6の六回途中から登板し、二死満塁のピンチを切り抜けるなど1回2/3を無失点と好投。

 切れのある球で好調インディアンス打線から3三振を奪ったが、チームは延長の末に敗れた。試合終了は午前1時半を回っていたとあって「絶対に落としたくない試合だったが、残念ながら負けた。気持ちを切り替えて第3戦に臨みたい」と広報を通じてコメントした。(共同)

★ラミレスが新記録の23号

 レッドソックスのラミレスが五回にポストシーズン通算23号となる2ランを放ち、歴代最多記録を更新した。

 これまでの記録は昨年までヤンキースに所属したバーニー・ウィリアムズの22本。ラミレスは三回には押し出し四球を選び、前日の2個と合わせ史上初のポストシーズン計3押し出しも記録。選球眼の良さと長打力を存分に示した。(共同)

★責任背負い込むシリング

 レッドソックスは延長戦の末の敗退だったが、五回途中で降板した先発のシリングは「勝つべき試合を自分のせいで落としてしまった」と責任を背負い込んだ。

 3−1で迎えた四回一死一、二塁からペラルタに逆転3ランを許した。「あの1発は永遠に覚えているだろう。思った通りの球を投げて、それを本塁打された。今まであまりなかったこと」。ポストシーズン通算9勝2敗と大舞台に強い40歳のベテランが、珍しく弱気のコメントを並べた。(共同)