2007/06/10(日) MLB公式戦

▼ヤンキース−パイレーツ (ヤンキースタジアム、13:05 日本時間:11日 2:05)
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パイレーツ
ヤンキース 13

松井秀喜 松井秀喜 5番レフト先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
4 0 2 2 1 0 .282
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席1回裏一死一、三塁シャコン(右)左中間二塁打(打点2)
第2打席3回裏無死一、二塁シャコン(右)中前打
第3打席4回裏一死走者なしシャープレス(右)左飛
第4打席6回裏二死走者なし桑田(右)四球
第5打席8回裏先頭打者キャップス(右)中飛

桑田真澄 桑田真澄 3番手 [成績]
回数 被安 失点 自責 与四 奪三 被本 防御
2 1 2 2 2 0 1 9.00
ヤンキース戦で大リーグ初登板した5回、3者凡退に抑え笑顔でベンチに戻るパイレーツの桑田=ヤンキースタジアム(共同)

ヤンキース戦で大リーグ初登板した5回、3者凡退に抑え笑顔でベンチに戻るパイレーツの桑田=ヤンキースタジアム(共同)

【投手】
(パ)シャコン、シャープレス、桑田、ベイリス、キャップス−ドーミット
(ヤ)クリパード、ヘン、ビスカイーノ、プロクター、マイヤーズ−ニエベス

【責任投手】
(勝)ヘン2勝
(敗)シャコン2勝1敗

【本塁打】
(パ)
(ヤ)ロドリゲス23号3ラン、24号2ラン

【戦評】
 ヤンキースの松井秀は「5番・左翼」で4打数2安打2打点だった。内容は左中間2点二塁打、中前打、左飛、四球、中飛で打率は2割8分2厘。チームは13−6で勝ち、6連勝。
 パイレーツの桑田は6−8の五回から3番手で大リーグ初登板、2点本塁打されて2回2失点だった。セーブ、勝敗は付かなかった。

★桑田、初被安打が本塁打

 六回二死一塁。打席のロドリゲスが、足をマウンド方向へずらし、投手寄りに立った。桑田の投げた初球はスライダー。「投げた瞬間にやられるなと…。真ん中に吸い込まれた」。甘く入ったボールを高々と右翼席に運ばれた。

 メジャー初登板で、初めて打たれた安打が本塁打。大リーグを代表する強打者、4番・ロドリゲスと対戦できた喜び、投手として打たれた悔しさ。桑田は「いい思い出と苦い思い出と両方経験した」。

 その直前に3番のアブレイユに四球。調子を上げてきている左打者に対し「いい選球眼を持っていて、すごく嫌だった」と話した。制球が命綱のベテランが、二死無走者から四球。次のロドリゲスに初球から簡単にストライクを取りにいってしまった。身に染みて分かっていることができなかったのは、デビュー戦の緊張からだろうか。

 巨人では同僚だった5番・松井秀とも初対決。1球ストライクの後は4球ボール。「本塁打だけは打ってくれるな」と思いながら投げたという。

 デビューの緊張から解き放たれる2試合目からが、持ち味を発揮できるかどうかの本当の勝負になる。(共同)

ヤンキース戦で大リーグ初登板したパイレーツの桑田。6回に松井秀(後方)と対戦し四球を与えた=ヤンキースタジアム(共同)

ヤンキース戦で大リーグ初登板したパイレーツの桑田。6回に松井秀(後方)と対戦し四球を与えた=ヤンキースタジアム(共同)

★桑田「頑張る」 目を潤ませるファンも

 39歳のオールドルーキーがついに大リーグのマウンドに上がった。傘下の3Aインディアナポリスからパイレーツに昇格したばかりの桑田真澄投手が10日、ニューヨークのヤンキースタジアムで行われたヤンキース戦でメジャーデビュー。本塁打を浴びて2回を2失点だったが、試合後は「これからも頑張っていきたい」と決意を語った。

 敵地ヤンキースタジアムは五回裏に桑田投手が登場しても、スタンドからの反応はほとんどなかった。約5万4000人で埋まった観客席はほとんどがヤンキースのファンだ。

 桑田投手を応援する手作りボードや横断幕もあまり見当たらなかったが、巨人時代から応援しているというニューヨーク在住の女性、田口美希さん(30)はインターネットでメジャー昇格を知り、急きょチケットを手配して球場にやってきた。

 試合前に外野で球拾いをする桑田投手の姿を見て「ずっと巨人ファンだったので、本当にうれしいです。一度は生で応援に行こうと思っていた」と目を潤ませていた。(共同)

パイレーツ戦の1回、左中間に2点二塁打を放つヤンキースの松井秀=ヤンキースタジアム(共同)

パイレーツ戦の1回、左中間に2点二塁打を放つヤンキースの松井秀=ヤンキースタジアム(共同)

★松井秀、6連勝に貢献

 9日の試合後、プラス思考を旨とするヤンキースの松井秀の口から後ろ向きな言葉が出た。「やっぱりやりにくい。対戦のないことを祈っています」。だが巨人の投打の顔だった2人の対戦は、すぐ実現した。

 六回二死だった。異国でユニホームも違う。だが松井秀の背には55があり、桑田には18が。変わらぬ背番号が、ともに戦った2人の姿を思い出させる。「いつも通り準備をしていたけど、打席に立つと違う感じだった。ヤンキースタジアムで桑田さんと対決できただけで思い出になった」。互いにやりにくそうな5球の攻防の結果は四球だった。

 桑田との対戦で1度も振らなかったバットが2点をたたき出したのは一回だった。一死一、三塁、外角高めの速球を左中間深くに運んで2点二塁打とした。「ある程度狙ったボールを自分のスイングで打てた」。三回にも得点につながる中前打を打った。

 感慨深い再会をかみしめた一戦は、2安打2打点で6連勝の原動力となった試合でもあった。(共同)