2007/05/14(月) MLB公式戦

▼レッドソックス−タイガース (フェンウェイ・パーク、19:05 日本時間:15日 8:05)
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タイガース
レッドソックス

松坂大輔 松坂大輔 先発 [成績]
回数 被安 失点 自責 与四 奪三 被本 防御
9 6 1 1 0 5 1 4.17
タイガース戦に先発、力投するレッドソックスの松坂=フェンウェイ・パーク(AP)

タイガース戦に先発、力投するレッドソックスの松坂=フェンウェイ・パーク(AP)

【投手】
(タ)ロバートソン、バーダック、シーエイ−ロドリゲス
(レ)松坂−バリテック

【責任投手】
(勝)松坂5勝2敗
(敗)ロバートソン3勝3敗

【本塁打】
(タ)グランダーソン7号ソロ
(レ)

【戦評】
 松坂は、昨季ア・リーグ優勝のタイガース戦に先発。9回6安打1失点で5三振を奪い、無四球で大リーグ移籍後初完投の5勝目を挙げた。日本人投手の完投は2005年6月の大家友和(当時ブルワーズ)以来2年ぶり。
 チームは7−1で快勝した。

★松坂、制球難克服で無四球「完投勝利は気持ちいい」

 松坂が試合終了をマウンドで迎える。日本では見慣れた光景だが、球数が110球程度に制限されるメジャーでは初めての完投勝利に「やはり先発ピッチャーにとっては一番気持ちのいいこと」と喜んだ。

 本拠地フェンウェイ・パークでは過去3回の登板で、計16失点と精彩がなかった。それだけに「フェンウェイで初めてまともな投球ができた喜びはある」と言う。ソロ本塁打による1失点のみ。124球を無四球で投げ切った右腕は、球場を埋め尽くした地元ファンからの大歓声に右手をあげ、帽子を取って応えた。

 制球の乱れを克服したことが大きい。前回登板からストライクを先行させる意識を強く持ち、投げ急ぐ悪い癖を修正した成果が出た。試合前のミーティングでは、球威よりもテンポやコントロールに気をつけて投げていこうという指示を受けたという。

 「積極的な打者が多いので、初球から勝負球のつもりで投げられた」。カットボールやスライダーなど、変化球から入ることも多く、相手に的を絞らせなかった。

 昨季ア・リーグを制し、過去10試合で8勝2敗と好調のタイガースを相手に、危なげのない投球で5勝目。メジャー8度目の登板で「1億ドル右腕」がその力を見せつけた。(共同)

タイガース戦でメジャー初完投勝利、バリテック捕手(右)の祝福に笑顔のレッドソックス・松坂=フェンウェイ・パーク(共同)

タイガース戦でメジャー初完投勝利、バリテック捕手(右)の祝福に笑顔のレッドソックス・松坂=フェンウェイ・パーク(共同)

★大胆に攻め初完投の松坂 見違えるような制球力

 見違えるような制球の良さだった。過去7度の登板で計22四死球を与えていたレッドソックスの松坂大輔投手が、無四球でメジャー初の完投勝利を飾った。

 立ち上がりから3連続四球を与えた3日の登板後、走り込みを増やしフォームを微調整した。だが、松坂は「変えたことで調子は上がっているけど、答えを出すのは早い」と、それがすぐに結果につながったとは認めたがらなかった。

 以前から、制球の乱れ方にも良しあしがあるという考えを示していた。メジャーに挑戦してからはピンチになると低めに外れるボールが多い。初めて対戦し、パワーのある打者に対して慎重に攻めるがゆえの、納得ずくの外れ方だった。

 一方で「平成の怪物」と言われる右腕が、やや縮こまっていたのも確かだ。この日は甘く入っても、打ち損じさせるだけの球威があった。試合後、初対戦のタイガース相手に好投した理由を「あまり神経質にならないように、ところどころでは大胆に投げるようにした」と説明した。

 本拠地フェンウェイ・パークでの好投に、九回には「レッツゴー、ダイスケ!」の大声援に包み込まれた。伸びやかさを取り戻した背番号「18」は最後までマウンドを守り切っての5勝目に胸を張った。(共同)