2007/05/03(木) MLB公式戦

▼レッドソックス−マリナーズ (フェンウェイ・パーク、19:05 日本時間:4日 8:05)
  123456789
マリナーズ
レッドソックス

松坂大輔 松坂大輔 先発 [成績]
回数 被安 失点 自責 与四 奪三 被本 防御
5 5 7 7 5 1 0 5.45

イチロー イチロー 1番センター先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
3 1 0 0 2 0 .272
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席1回表先頭打者松坂(右)四球(二盗)(得点1)
第2打席1回表二死一、二塁松坂(右)中飛
第3打席4回表二死走者なし松坂(右)四球
第4打席6回表先頭打者スナイダー(右)中飛
第5打席8回表一死走者なしドネリー(右)左飛

城島健司 城島健司 7番キャッチャー先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
4 0 0 1 0 1 .305
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席1回表一死二、三塁松坂(右)遊ゴロ失(打点1)
第2打席3回表二死走者なし松坂(右)空振り三振
第3打席5回表一死一、二塁松坂(右)一ゴロ
第4打席7回表一死一、二塁スナイダー(右)中飛
マリナーズ戦の1回に5失点し、冴えない表情のレッドソックスの松坂=フェンウェイ・パーク(AP)

マリナーズ戦の1回に5失点し、冴えない表情のレッドソックスの松坂=フェンウェイ・パーク(AP)

【投手】
(マ)ラミレス、マテオ、リーツマ−城島
(レ)松坂、スナイダー、ドネリー、ロメロ−バリテック

【責任投手】
(勝)ドネリー1勝1敗
(S)ロメロ1S
(敗)リーツマ1敗

【本塁打】
(マ)
(レ)ラミレス4号2ラン、5号ソロ

【戦評】
 松坂はこのカード2度目の先発で、5回5安打1三振6四死球で7失点。同点のまま降板し、勝敗はつかなかった。
 イチローは「1番・中堅」で先発、3打数無安打だった。内容は四球、中飛、四球、中飛、左飛。打率は2割7分2厘。
 城島は「7番・捕手」で先発、4打数無安打1打点だった。内容は遊ゴロ失、空振り三振、一ゴロ、中飛。打率は3割5厘。
 イチローは一回に二盗し、昨季からの連続盗塁成功を41としてア・リーグ新記録達成となった。
 試合はレッドソックスが8−7で勝った。

★松坂、四球で自滅 不調認める「何かを変えないと」

 松坂にとって、イチローとの対決の第2ラウンドは苦い結果に終わった。打たれたのならまだいい。四球が多く、リズムの悪い試合を自ら演出してしまった。

 一回、先頭のイチローにフルカウントから四球を与え、すべての歯車が狂った。3番・ビドロまで3連続四球。一死後、セクソンに死球、ギーエンには適時二塁打を許す。失策も絡んで一挙5点を失った。

 制球のばらつきは、捕手バリテックのミットが、右へ左へと大きく動くことで明らかだった。松坂は「自分の思っているものと投げている球のギャップがあった。懸け離れていた」と不調を認めた。二回に味方が同点としても修正できない。五回、再び四球絡みで2点を失い、メジャー6度目の登板は最短の5回降板。7失点と6四死球はともに最多と、しまらない数字が並んだ。

 チームの逆転勝ちで救われたとはいえ、最近4試合で16四死球と課題は明らかだ。フランコナ監督は「投げ急いでいる」と繰り返した。前回登板の後、通常より多く2度行ったブルペン投球では、投手コーチが横に座り、低い姿勢で下半身を中心にチェックしていた。不調の原因は、下半身に粘りがないことだろう。

 松坂は「これだけ続いている以上、何かを変えないといけない」と話す。許した安打はわずか5本。完全に自滅だっただけに、苦悩がにじんだ。(共同)

レッドソックス戦の1回、二盗するマリナーズのイチロー。連続盗塁成功を41としてア・リーグ新記録を達成=フェンウェイ・パーク(共同)

レッドソックス戦の1回、二盗するマリナーズのイチロー。連続盗塁成功を41としてア・リーグ新記録を達成=フェンウェイ・パーク(共同)

★イチロー、現在の松坂の印象を「消去法に見える」

 2度目の対決でもヒットは出なかった。だが、3打席を振り返るイチローの口調には、苦闘する松坂への同情さえ感じられた。「あの状況では(僕)一人にフォーカスするわけにいかないでしょう」

 2打席目の中飛は「(最低でも外野の間を)抜ける、と思いました」との好感触。風に押し戻されなければフェンス直撃の長打になっていただろう。3打席目は3ボールから強引に一発を狙ってファウルし、その直後に四球。無安打の結果はともかく、プロセスではイチローの攻めの姿勢ばかりが目立っていた。

 現在の松坂の印象を問われ、さめたトーンで「消去法に見える」。詳しくその意味は語らなかったが、物足りなさそうな気配がはっきりとイチローの顔に浮かんでいた。(共同)

レッドソックス戦の7回、中飛に倒れたマリナーズの城島。この試合無安打に終わる=フェンウェイ・パーク(共同)

レッドソックス戦の7回、中飛に倒れたマリナーズの城島。この試合無安打に終わる=フェンウェイ・パーク(共同)

★イチロー、ア・リーグ新の41回連続盗塁成功

 イチローはレッドソックス戦の一回に二盗し、連続盗塁成功41のア・リーグ新記録達成となった。

 これまでのア・リーグ最多40は、ティム・レインズ(ホワイトソックス)が1993年7月から95年8月までかかって記録。イチローは昨年4月29日からで、先月15日のレンジャーズ戦の今季初盗塁で並んでいた。

 連続盗塁成功の大リーグ記録は、ナ・リーグのビンス・コールマン(カージナルス)が88年9月から89年7月にかけてマークした50。試合後、新記録の感想を問われたイチローは「別に、という感じです」と無関心な様子だった。