2007/04/11(水) MLB公式戦
| ▼レッドソックス−マリナーズ (フェンウェイ・パーク、19:05 日本時間:12日 8:05) | ||||||||||
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| マリナーズ | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| レッドソックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
![]() |
松坂大輔 先発 [成績] | |||||||
| 回数 | 被安 | 失点 | 自責 | 与四 | 奪三 | 被本 | 防御 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | 8 | 3 | 3 | 1 | 4 | 0 | 2.57 | |
![]() |
イチロー 1番センター先発出場 [成績] | ||||||
| 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 打率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | .222 | |
| 打席別結果 | ||||
| 打席 | 回 | 状況 | 投手 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 第1打席 | 1回表 | 先頭打者 | 松坂(右) | 投ゴロ |
| 第2打席 | 3回表 | 先頭打者 | 松坂(右) | 中飛 |
| 第3打席 | 5回表 | 一死一塁 | 松坂(右) | 空振り三振 |
| 第4打席 | 7回表 | 無死一塁 | 松坂(右) | 二ゴロ |
| 第5打席 | 9回表 | 一死走者なし | ピネイロ(右) | 中飛 |
![]() |
城島健司 7番キャッチャー先発出場 [成績] | ||||||
| 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 打率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | .286 | |
| 打席別結果 | ||||
| 打席 | 回 | 状況 | 投手 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 第1打席 | 2回表 | 一死一塁 | 松坂(右) | 左越え二塁打 |
| 第2打席 | 4回表 | 二死一塁 | 松坂(右) | 三ゴロ |
| 第3打席 | 6回表 | 二死走者なし | 松坂(右) | 左翼線二塁打 |
| 第4打席 | 8回表 | 二死一塁 | ピネイロ(右) | 四球 |

1回の第1打席、マリナーズのイチローを投ゴロに打ち取るレッドソックスの松坂=フェンウェイ・パーク(共同)
-
【投手】
(マ)ヘルナンデス−城島
(レ)松坂、ロメロ、ピネイロ−バリテック
【責任投手】
(勝)ヘルナンデス2勝
(敗)松坂1勝1敗
【本塁打】
(マ)
(レ)
【戦評】
松坂が先発し本拠地デビューしたが、7回3失点で負け投手になった。通算1勝1敗。
松坂は7年ぶりの対戦となったイチローを4打席とも無安打に抑えたが、二回に城島の二塁打など2連打と犠飛で1点、五回に3安打などで2点を失い、七回で降板。チームは0−3で敗れた。イチローは無安打、城島は2本の二塁打を放った。
★松坂「次は必ず」 異様な雰囲気が微妙に影響
ウオームアップを始めただけで、大歓声がわき起こる。本拠地初登板の松坂を、熱狂的なレッドソックスファンが出迎えた。「あれだけの声援を受けて、期待に応えてやるという気持ちになった」
いきなりイチローとの対決で幕を開けた。フルカウントから94マイル(約151キロ)の速球。はじき返された打球に素早く反応し、投ゴロに仕留めて超満員の観衆をうならせた。「日本にいたときからずっと対戦したいと思っていたバッター。他の打者よりも気持ちが入っていた」。そのイチローとは4度の対戦で安打を許さなかった。
だが、さすがの松坂でも「試合の序盤はいつもと違う精神状態だったかもしれない」と認めた。スタンドではカメラのフラッシュが光り「投げにくかった」という。レッドソックスの広報部長が「聞いた事がない」と話す日米360人のメディア。異様な雰囲気がピッチングに微妙な影を落とした。
二回一死からギーエン、城島に連打を許し、8番ベタンコートには甘く入った変化球を外野に運ばれ、犠飛で先制点を許した。五回は二死一塁から連打を浴びて2点。いつもの粘り強さがなく、初黒星が付いた。次回登板は16日、再びフェンウェイ・パークでのエンゼルス戦。「次は必ず期待に応えたい」と雪辱を誓った。(共同)

マリナーズ戦の5回に2失点し、唇をかみしめベンチに戻るレッドソックスの松坂=フェンウェイ・パーク(共同)
★イチロー、松坂と7年ぶりの対戦に「じーんときた」
大リーグで投打の個人対決にここまでスポットが当たるのは非常に珍しい。スポーツ専門放送局「ESPN」やUSAトゥデーほか全国ネットメディアがあおった対戦を、イチローは2通りの意味でとらえていた。
「そういう状況は自分ではセッティングできないという意味で、僕自身はその場にいた自分のことが好き。でもそこで結果が出せない自分のことが大嫌い」
多くのファンの目を集めることはプロとして無上の喜び。だが「僕がこのざまじゃあいつ(松坂)を奮い立たすことはできない」と4打数無安打と第1ラウンドに敗れた悔しさを潔く認めた。
2000年8月以来となる対戦。プレーボール直後、打席からマウンドを見つめたときに「じーんときた」という。「あいつは特別な存在。お互いに意識しているということでしょう」。かつてプロ野球を支えた両雄は、昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では「王ジャパン」を優勝に導いたMVPとチームのリーダーという間柄でもある。当時買い求めた腕時計をして球場入りしたあたりに、イチローの7年ぶり対戦にかける気持ちがのぞいていた。
「今日はいろんな意味でビッグゲーム。こういうときになかなか自分を表現できないのはストレスですね」。今後も対戦は続く。このままで終わるつもりはさらさらない。(共同)

レッドソックス戦の6回、左翼線二塁打を放ち二塁ベース上に立つマリナーズの城島=フェンウェイ・パーク(共同)
★城島、新鋭右腕を好リード! 打っては松坂から2二塁打
イチロー、松坂の7年ぶりの再戦が注目された11日、好守に活躍が光ったのは城島だ。捕手として新鋭ヘルナンデスを1安打完封に導き「1球目にストライクを投げること。キャンプからそれしか彼(ヘルナンデス)には言ってない」と得意げに振り返った。
21歳の右腕は160キロ近い速球が武器だけに力任せになりやすい。ボール先行で甘い直球を狙い打たれるパターンだけを避ければ、との思いは強かった。3点リードの八回、先頭打者に許した中前打で無安打無得点試合の夢は消えたが「何の問題もない。あれは(カウントを先行させようとした)初球をヒットにされたから」。捕手の目線で目的と手段、結果がそれぞれ明快に整理されていた。
昨年、一部の地元メディアがヘルナンデスの不調を「城島の配球が原因」と決めつけたことがあった。「(ヘルナンデスも)やっと大事なことが分かったのでしょう」と城島。ヘルナンデスは今季17イニングを連続無失点、許した安打はわずか4。もうだれも城島を責めることはない。
「日本人対決ちゅうても僕はあんまり関係ない。岡島さんと僕の“裏日本人対決”で盛り上がろうよ、と話してはいましたが」。打撃では松坂から二塁打2本。日本人捕手のパイオニアには胸のすくような夜だったか。(共同)




