2006/10/24(火) MLBポストシーズン ワールドシリーズ第3戦

▼カージナルス−タイガース (カージナルス2勝1敗、ブッシュ・スタジアム、19:33 日本時間:25日 09:33)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
デトロイト・タイガース
セントルイス・カージナルス

田口 田口壮 8番ライト先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
3 1 0 0 1 1 .143
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席 3回裏 先頭打者 ロバートソン(左) 中飛
第2打席 4回裏 一死満塁 ロバートソン(左) 遊飛
第3打席 6回裏 一死二塁 ズマヤ(右) 空振り三振
第4打席 8回裏 先頭打者 ロドニー(右) 四球(得点1)
田口壮

タイガース戦の7回、オルドネスの飛球を好捕するカージナルスの田口=ブッシュ・スタジアム(AP)

【投手】
(タ)ロバートソン、レデズマ、ズマヤ、グリッリ、ロドニー、マイナー−ロドリゲス
(カ)カーペンター、ルーパー−モリーナ

【責任投手】
(勝)カーペンター1勝
(敗)ロバートソン1敗

【本塁打】
(タ)
(カ)

【戦評】
 ワールドシリーズ(7回戦制)、カージナルス(ナ・リーグ)―タイガース(ア・リーグ)第3戦は、カージナルスが5―0で快勝し、対戦成績を2勝1敗とした。
 「8番・右翼」のカージナルスの田口は3打数無安打1四球。三回は先頭で中飛、四回は一死満塁で遊飛、六回は一死二塁で空振り三振、八回は先頭で四球を選び、満塁から暴投で5点目のホームイン。
 田口の先発は第1戦に続き今回のワールドシリーズ2試合目。本拠地でのワールドシリーズ先発は初めて。
 カージナルスは四回一死満塁でエドモンズが右翼に二塁打を放ち2点を先制した。七回は2四球で無死一、二塁。ここでプホルスの投ゴロをズマヤが三塁悪送球し、タイガースを突き放す2点が入った。
 今季15勝の先発右腕、カーペンターは8回を82球、3安打6三振無四球の快投だった。

★田口、地元で初先発−背走と滑り込みで好捕

幸せな瞬間だったに違いない。試合前のセレモニー。地元カージナルスの先発メンバーが順番に紹介される。「8番・右翼」。真っ赤に染まったスタンドで白いタオルが無数に打ち振られる中、田口はダッグアウトから飛び出した。

今季、右翼は7試合しか守っていない。それでも不安は感じさせなかった。四回にはオルドネスの右中間の当たりを背走しながらランニングキャッチ。七回にもオルドネスの右前への浅い飛球を滑り込んで捕球して観衆を沸かせた。

打席でも安打こそなかったが、八回は先頭で四球を選び出塁。犠打と安打で三進し、暴投で本塁へ。タイガースが勝負どころでミスから崩れていくのとは対照的に、堅実なプレーを積み重ねた。

2004年に続き2度目のワールドシリーズ出場。先発出場はこれで3試合になるが、過去2試合の先発出場はどちらも敵地だった。最高の舞台で地元ファンの声援に包まれた。「温かいファンがいる。後押ししてくれると思う」。本拠地での優勝決定も見えてきた。(共同)

★主戦の貫録カーペンターが82球で8回3安打無失点

ワールドシリーズ初登板の重圧を、ものともしなかった。エースのカーペンターがタイガース打線から6三振を奪い、3安打無四球、わずか82球で、スコアボードに8個の「0」を並べてみせた。

立ち上がりから、制球が抜群だった。速球、変化球を低めに集め、凡打に退けていく。ピンチは初安打の後、犠打と暴投で二死三塁とされた三回だけ。これも次打者を二ゴロに仕留め、切り抜けた。あとは無四球のまま回を重ねた。

昨年のサイ・ヤング賞投手も、2年前のワールドシリーズは故障で経験していない。前日の記者会見で「前回は投げられなかったから、登板は楽しみ。小さいころからの夢がかなう」と話していた31歳が、最高の形で晴れ舞台デビューを飾った。(共同)