2006/09/21(木) MLB公式戦

▼ホワイトソックス−マリナーズ (USセルラー・フィールド、19:05 日本時間:22日 09:05)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
シアトル・マリナーズ
シカゴ・ホワイトソックス

イチロー イチロー 1番センター先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
4 2 1 0 1 1 .317
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席 1回表 先頭打者 バスケス(右) 空振り三振
第2打席 3回表 先頭打者 バスケス(右) 一飛
第3打席 6回表 先頭打者 バスケス(右) 中前打
第4打席 8回表 一死一塁 バスケス(右) 一ゴロ(得点1)
第5打席 9回表 二死一、二塁 ローガン(左) 四球(得点1)

城島 城島健司 3番キャッチャー先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
4 0 0 1 1 2 .293
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席 1回表 二死走者なし バスケス(右) 空振り三振
第2打席 3回表 二死走者なし バスケス(右) 空振り三振
第3打席 6回表 二死走者なし バスケス(右) 遊飛
第4打席 8回表 一死満塁 バスケス(右) 四球(打点1)
第5打席 9回表 二死走者なし リスキー(右) 中飛

井口 井口資仁 2番セカンド先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
4 0 0 0 0 2 .285
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席 1回裏 無死二塁 ウッズ(左) 空振り三振
第2打席 3回裏 一死一塁 ウッズ(左) 一ゴロ
第3打席 6回裏 先頭打者 ウッズ(左) 空振り三振
第4打席 8回裏 二死走者なし ピネイロ(右) 投ゴロ
イチロー

ホワイトソックス戦の9回、ベルトレの本塁打で生還し6年連続100得点を達成、ベンチで笑顔を見せるマリナーズのイチロー=USセルラー・フィールド(共同)

【投手】
(マ)ウッズ、ピネイロ−城島
(ホ)バスケス、コッツ、マクドガル、ローガン、リスキー−ピアジンスキー

【責任投手】
(勝)ウッズ6勝3敗
(敗)バスケス11勝10敗

【本塁打】
(マ)イバネス29号ソロ、ベルトレ20号満塁
(ホ)

【戦評】
 ホワイトソックスはマリナーズと対戦。井口は「2番・二塁」で先発、4打数無安打だった。内容は空振り三振、一ゴロ、空振り三振、投ゴロで打率2割8分5厘。
 マリナーズのイチローは「1番・中堅」で4打数1安打。空振り三振、一飛、中前打、一ゴロ、四球で3割1分7厘。2得点して今季得点を100に伸ばし、6年連続100得点以上となった。城島は「3番・捕手」で4打数無安打。空振り三振、空振り三振、遊飛、四球、中飛で打率は2割9分3厘。
 試合は9−0でマリナーズが圧勝した。

★イチロー、200安打と並ぶ目標達成に「しんどい宿命」

ふと漏らした「しんどいです」は、今の偽らざる心境だ。6年連続100得点に届いたイチローの表情は、200安打と並んで口にする目標を達成した安堵(あんど)感と、今後にかかる重圧への心配が入り交じっているように見えた。

「それはもう、宿命ですよ。そういう意味では、自分で自分の首を絞めている。しょうがない」

実績を積み重ねるほど高まる周囲の期待。2004年ごろからは、自分でも、続いているものを途切れさせたくない、という色気を意識するという。しかも100得点は、後続打者の援護なしでは難しい。さまざまな理由が複雑な表情の背景にある。

昨年まで5年続けた打率3割と200安打、100得点、30盗塁、球宴出場、ゴールドグラブ賞のうち、四つをことしも達成した。今季の打率3割はほぼ確定的で、オフに選出されるゴールドグラブも6シーズン連続受賞が濃厚である。

「なかなか簡単にはいかない」の言葉に、万感がこもる。前例のない複合連続記録に伴う栄誉と苦しさ。イチローだけが受ける特権か。(共同)

城島健司

ホワイトソックス戦の3回、2打席連続で空振り三振に倒れたマリナーズの城島=USセルラー・フィールド(共同)

★3番城島、イチローの得点伸ばす

城島が3番に入って、イチローの得点が伸びている。この日で3番は7試合目だが、イチローは10得点目を記録した。

城島は3打席目までは外角いっぱいに決められて、3打数無安打に封じられていた。「僕の技術では、あそこに決められたら打てない」という。それでも八回一死満塁の4打席目は、外角球をファウルで9球粘って押し出し四球を選び、その後のイチローの得点につなげた。

「あそこで打たなければ、3番の意味がない」。日本人の1、3番コンビがチームに刺激を与えている。(共同)

井口資仁

ホワイトソックス戦の6回、ベルトレの併殺打でアウトになったマリナーズの一走イチロー(右)に笑顔で声を掛けるホワイトソックスの井口=USセルラー・フィールド(共同)

★井口、無安打も「自分からあきらめない」−チームに秋風

ホワイトソックスは、2年連続のワールドシリーズ制覇が今季の目標だった。昨年のこの時期は、地区優勝に向けて熱い戦いを繰り広げていた。それから1年がたち、シカゴにはすっかり秋風が吹いている。

ワイルドカード(最高勝率の2位)争いでツインズに5.5ゲーム差をつけられているが、可能性はまだ消えていない。だが、二回に失策から簡単に先制点を許すと、その後も失策と押し出し四球と自滅していく。すっかり、消化試合の雰囲気が漂う。

井口は、4打数無安打に倒れた。20試合連続出塁は途切れた。それでも六回の打席では初球にセーフティーバントの構えも見せるなど、何とかしたいという気持ちを感じさせた。「自分からあきらめることはしない」。その言葉に力を込めた。(共同)