2006/09/14(木) MLB公式戦

▼ヤンキース−デビルレイズ (ヤンキースタジアム、19:05 日本時間:15日 08:05)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
タンパベイ・デビルレイズ
ニューヨーク・ヤンキース

松井秀 松井秀喜 7番指名打者先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
3 2 1 1 1 1 .279
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席 2回裏 二死走者なし シールズ(右) 右越え本塁打(打点1)(得点1)
第2打席 5回裏 先頭打者 シールズ(右) 四球(得点1)
第3打席 6回裏 二死走者なし スウィッツァー(左) 空振り三振
第4打席 8回裏 先頭打者 マクラング(右) 左飛
松井秀喜

デビルレイズ戦の2回、右越えに復帰後初の本塁打を放つヤンキースの松井秀=ヤンキースタジアム(共同)

【投手】
(デ)シールズ、スウィッツァー、R・ルーゴ、キャンプ、マクラング−ナバロ
(ヤ)カーステンズ、ラズナー−ポサダ、ファサノ

【責任投手】
(勝)ラズナー2勝
(敗)R・ルーゴ2勝3敗

【本塁打】
(デ)バルデリ12号ソロ、13号2ラン
(ヤ)松井秀6号ソロ

【戦評】
 松井秀は「7番・指名打者」で先発出場し、1打席目の二回二死走者なしで、相手の右腕、シールズ投手から右翼へ、復帰3試合目で初の本塁打を放った。
 左手首を骨折する前の5月7日以来130日ぶりの今季6号本塁打。1点をリードされた場面で、3階席の最前部まで運ぶ、大きく痛烈な一撃で同点に追いついた。この後、安打はなかったが、チームは7−4で勝ち、ア・リーグ東地区9連覇へ、また一歩近づいた。
 この日の本塁打は、復帰10打席目で初の長打ともなった。

★強くなって戻った松井秀「感触は完ぺきだった」

見逃すのか、と思うほど長く球を見ていた松井秀の体がくるっと回った。打球が3階席最前部の看板にぶち当たる。スタンディングオベーションの中、表情を変えずに本塁を踏んだ。ゆっくりとダイヤモンドを回るのは、5月7日の敵地でのレンジャーズ戦以来だった。ヤンキースタジアムでは今季初本塁打だ。

二回二死、フルカウントだった。「何とかファウルで粘って、最後はチェンジアップが甘く入ってきた。感触は完ぺきだった」。8球目に来た内角のチェンジアップをたたいた。

打撃を見直す時間が4カ月あった。考えたのは、外角球を強く打ち返し、同時に内角球に遅れず前に打ち返すこと。「内角はきれいに打たなくていい。詰まっても打ち返せれば」。そう考えることが、より球を引きつけることにつながった。

最初から左足に体重を乗せる。だが重心はあくまで崩さない。練習を繰り返すうち、ややオープンだったスタンスがスクエアになり、両ひざを少し深く折り腰の位置が低くなった。「呼び込んで打てている」と手応えを口にする。

「どんなときでも良くなることを考えている。それは今でも一緒」。右手1本でバットを振っていた7月に言った。ただ戻ってきたのではない。強くなって戻ってきた。(共同)