2006/07/25(火) MLB公式戦

▼マリナーズ−ブルージェイズ (セーフコ・フィールド、19:05 日本時間:26日 11:05)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
トロント・ブルージェイズ 12
シアトル・マリナーズ

イチロー イチロー 1番ライト先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
5 0 3 0 0 0 .343
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席 1回裏 先頭打者 ハラデー(右) 左飛
第2打席 3回裏 一死走者なし ハラデー(右) 左飛
第3打席 5回裏 二死走者なし ハラデー(右) 左前打(二盗)
第4打席 7回裏 一死一塁 ハラデー(右) 右前打
第5打席 9回裏 二死走者なし ライアン(左) 左前打

城島 城島健司 7番キャッチャー先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
4 1 2 0 0 0 .293
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席 2回裏 二死走者なし ハラデー(右) 左前打
第2打席 5回裏 無死一塁 ハラデー(右) 中前打(得点1)
第3打席 6回裏 二死一、二塁 ハラデー(右) 一ゴロ
第4打席 8回裏 二死走者なし スパイアー(右) 遊ゴロ
イチロー

ブルージェイズ戦の5回、左前打を放つマリナーズのイチロー=セーフコ・フィールド(共同)

【投手】
(ブ)ハラデー、スパイアー、ライアン−ゾーン
(マ)メッシュ、ウッズ、フルト−城島

【責任投手】
(勝)ハラデー13勝2敗
(敗)メッシュ9勝5敗

【本塁打】
(ブ)カタラノト7号ソロ、マクドナルド2号満塁
(マ)

【戦評】
 イチローは「1番・右翼」で先発、5打数で3安打を放ち、今季33個目の盗塁を決めた。内容は左飛、左飛、左前打、右前打、左前打で打率は3割4分3厘。
 城島は「7番・捕手」で4打数2安打。内容は左前打、中前打、一ゴロ、遊ゴロ。チームは3−12で敗れた。

★ボッグス抜いたイチロー−安打の積み重ねに人間性

積み重ねてきた通算安打記録は、イチローのキャラクターを色濃く反映している。3打席目の左前打で大リーグ通算1275安打。6年間の合計安打数で、ボッグス(レッドソックス)が1983年から88年にかけてマークした1274本を抜いた。

ボッグスは7年連続でシーズン200安打を達成したほか、4年連続を含め、5度の首位打者を獲得した大リーグ史上屈指の好打者。

「僕が(ボッグスと)比べられているとしたらそれは数字だけ」とイチローは言う。しかし、その数字は「どれだけ野球が好きかということや人間性が備わっていないと」積み重ねられない。

「人間性」とは、日常の繰り返しに耐えうる粘りだろう。ボッグスは毎試合、鶏肉を取ることがためになると信じ、押し通した逸話がある。

試合前の調整でも独自のパターンを持ち、バットの置き場所にまでこだわる細やかさなど、2人の安打製造機に共通点は多い。

イチローにとって、人間性が現れる数字とそうでない数字の境界線は何か。「時間をかけなくては絶対にできないものと、そうでないもの。5打席連続本塁打はすごいけど、1日でできる。そういうラインかな」。控えめな口調にもプライドがのぞいた。(共同)

城島健司

ブルージェイズ戦の5回、中前打を放つマリナーズの城島=セーフコ・フィールド(共同)

★城島、球審とにらみ合い「正直に言っただけ」

五回途中、ストライク、ボールの判定に異議を唱えたハーグローブ監督が退場処分。その直後、マクリーランド球審が本塁上で城島とにらみ合うシーンがあった。

城島によると、球審がある投球の判定について「(城島は)どう思うか」と聞いてきたという。そこで「際どいけどね」と英語で返したところ「何だって? と突っかかってきた。こっちは聞かれたから正直に言っただけですよ」。

すぐにコーチが間に入って大事には至らず、その後に球審から謝罪もあった。城島は「日本もアメリカも審判は酷な仕事」と余裕の苦笑い。(共同)


イチロー(左)と佐々木主浩さん

ブルージェイズ戦の始球式で、捕手を務めるイチロー(左)にボールを投げる元マリナーズの佐々木主浩さん=セーフコ・フィールド(共同)

★元マリナーズの佐々木氏が始球式−捕手役はイチロー

元マリナーズの佐々木主浩氏が始球式を務めた。プレーボール直前で、城島は先発投手のメッシュとブルペンで最終調整中だったため、捕手役はイチロー。やや山なりのボールが届いた瞬間、慣れ親しんだセーフコ・フィールドの客席から温かい拍手が送られた。

佐々木氏は「イチローがキャッチャーをやってくれるのは直前まで知らなかった。緊張しました」。かつての地元ファンの反応には「やっぱりいいもんですね」としみじみ話していた。(共同)