2006/05/15(月) MLB公式戦

▼ヤンキース−レンジャーズ (ヤンキースタジアム、19:05 日本時間:16日 08:05)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
テキサス・レンジャーズ
ニューヨーク・ヤンキース

大塚 大塚晶則 3番手 [成績]
投球回 被安打 失 点 自責点 与四球 奪三振 被本塁 防御率
1 0 0 0 0 0 0 2.04
大塚晶則(左)

ヤンキース戦で今季5セーブ目を挙げ、笑顔のレンジャーズ・大塚(左)=ヤンキースタジアム(共同)

【投手】
(レ)ミルウッド、コルデロ、大塚−バラハス
(ヤ)ムシーナ、ファーンズワース、プロクター−ポサダ

【責任投手】
(勝)ミルウッド4勝3敗
(S)大塚5S
(敗)ファーンズワース1勝1敗

【本塁打】
(レ)ウィルカーソン5号ソロ
(ヤ)

【戦評】
 大塚は4−2の九回に登板、1回を3者凡退に退け、今季5セーブ目を挙げた。大塚は4番のロドリゲス以下を遊ゴロ、遊直、左飛に抑えて、逃げ切った。

★大塚、会心の投球でセーブ−A・ロッドを打ち取る

2点差の九回に登板した大塚が3者凡退で5セーブ目を挙げた。「A・ロッド(ロドリゲス)からだったので、先頭を打ち取ることだけを考えた。うまくスライダーが低めに決まった」。先頭打者を遊ゴロに打ち取ってリズムに乗った。

移動日の後、降雨コールドゲームと雨天中止が2試合。中4日での登板だった。「ずっとホテルでテレビを見ていて、背中がおかしくなった」。この日も降雨中断があったが「気持ちが切れないでいい形で終われた」と会心の投球で締めた。

「松井がいたら、もうちょっと特別な感じがある。いい打者なので、早く対戦したい」と、欠場中の松井秀を気遣っていた。(共同)

★大塚、半月で5セーブ−際立つ観察眼

飛球が左翼手のグラブにおさまるのを見届け、拳を固めて「ヨッシャー」と叫んだ。レンジャーズの大塚が15日のヤンキース戦で5セーブ目を挙げた。抑えに座って約半月、5度のセーブ機会すべてで好投し、信頼は深まるばかりだ。

速球とスライダー。基本的に2つの球種で、強打者ぞろいの大リーグを生き抜く。球の強弱の加減や制球といった技術が優れているのは当然だが、やはり際立つのは打者や状況を見極める観察眼だろう。

ナ・リーグのパドレスからア・リーグへ移籍したことで、大きな環境の変化にさらされた。「まず球場に入ったらフィールドの形、風、マウンドからの景色や傾斜。こういったことは確かめる。習性ですよ」。その上で各打者への攻めをそこに重ねる。

左足を小さく振りながらためをつくる独特のフォームから、速い腕の振りで球が飛び出す。最後まで打者を見切ってタイミングを外しているようにすら見える。打者はわずかに差し込まれ、わずかに泳ぎ、凡退を重ねていく。

ホテルの部屋にいると、同僚たちが廊下で「ヨッシャー」と、自分の口癖をまねるのが聞こえてくる。「みんなよくしてくれる。僕もすぐとけ込めた」。実力と姿勢が伝わるのに、時間はかからなかった。(共同)