▽リーグチャンピオンシリーズ 第1戦
 ホワイトソックス−エンゼルス試合速報

☆井口、好機広げる中前打放つも、Wソックスは競り負け黒星スタート

▽2005/10/11(火)19:00 ▽日本時間:10/12(水)09:00 エンゼルス1勝 ▽USセルラー・フィールド

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ロサンゼルス・エンゼルス
シカゴ・ホワイトソックス

▽井口資仁 2番セカンド先発出場 [成績]

打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
4 0 1 0 0 0 .250

▽打席別結果

打席 状況 投手 結果
第1打席 1回裏 一死走者なし バード(右) 一飛
第2打席 3回裏 二死一塁 バード(右) 中前打
第3打席 5回裏 一死一塁→二死走者なし バード(右) 左飛
第4打席 8回裏 一死一塁 シールズ(右) 遊飛
エンゼルス戦の3回、中前打を放つホワイトソックスの井口


【投手】
(エ)バード、シールズ、ロドリゲス−B・モリーナ
(ホ)コントレラス、コッツ−ピアジンスキー

【責任投手】
(勝)バード1勝
(S)ロドリゲス1S
(敗)コントレラス1敗

【本塁打】
(エ)アンダーソン1号ソロ
(ホ)クリーディ1号ソロ

【戦評】
 米大リーグのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が、ア・リーグ、ホワイトソックス−エンゼルスで開幕し、エンゼルスが3−2で逃げ切って先勝した。
 ホワイトソックスの井口は「2番・二塁」で先発し、三回に中前打を放って4打数1安打だった。一回は一飛、五回は左飛、八回は遊飛に倒れた。
 エ軍は序盤にアンダーソンの本塁打などで3点をリード。ホ軍も三、四回にクリーディの本塁打などで1点ずつを返したが、エ軍の継投と堅守に阻まれて、あと1点が奪えなかった。

【関連記事】持ち味の野球できず−井口「向こうが一枚上」
 2度の盗塁失敗に2度のバント失敗。ホワイトソックスは攻撃の糸口をつかみながら、生かし切れなかった。ア・リーグ優勝決定シリーズの初戦に敗れ、井口は「うちの野球ができていなかった」と首を振った。
 1点が遠い。七回一死一塁、俊足とはいえないピアジンスキーが盗塁を試みて失敗。八回無死一塁ではポドセドニクが2球、バントを失敗した揚げ句に見逃し三振。九回無死一塁ではローワンドのバントが三塁手の思い切った前進守備に遭い、走者が二封された。
 逆にエンゼルスは本塁打で先制した後も三回、バントで一死二、三塁として内野安打と内野ゴロで2点を奪った。「つなぐ野球」を掲げるチーム同士だが、小技の精度が明暗を分けた形だ。
 本拠地での開幕。エンゼルスは西海岸から過酷な移動をしての試合。条件は圧倒的に有利なはずだったが、井口は「向こうが一枚上」というしかなかった。三回に中前打を放ったが、得点にはつながらなかった。「あしたは結果として残せるように頑張りたい」
 それでも今季、チームを引っ張ってきた2番打者はいつまでもうつむいてはいない。「まだ6戦ある。これで落ち込む必要はない。うちの野球ができれば、いい勝負になる」。自分たちの力を信じている。

ホワイトソックスに先勝し、捕手B・モリーナ(左)とハイタッチするエンゼルスの抑え投手、ロドリゲス


【関連記事】エ軍、小技と守りで完勝−ホ軍に完成度の違い示す
 ともに細かい野球を身上とする。だが、ホワイトソックスとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦は、完成度の違いを示すような内容。エンゼルスの1点差での“完勝”だった。
 小技は対照的だった。犠打を2度失敗し、盗塁も2度刺されたホワイトソックスに対し、2盗塁を決め、犠打を2点につなげた。「向こうが自分たちの野球をしたということ」とホワイトソックスのギーエン監督は話した。
 要所での守りも際立った。1点リードでの九回無死一塁。得点圏に同点の走者を送れるかどうかの攻防で、エンゼルスはソーシア監督が「俊足の走者を刺したすごいプレー」と振り返った攻撃的なバントシフト。三塁手のフィギンズがバントを処理、代走オスーナを二塁で刺した。盗塁刺は、いずれも走るのを読んで投球を外していた。
 三回一死一、三塁、カブレラが井口への激しいスライディングで併殺を防ぎ、投ゴロの間に1点を加えた。相手の守備妨害ではと問われたギーエン監督は「いや。野球とはああいう風にプレーするものだ。オレはああいう野球が好きだ」と答えた。エンゼルスのプレーに理想を見たのか。