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2011年ポストシーズン

試合速報(ワールドシリーズ) 2011/10/27(木)

▼カージナルス−レンジャーズ 第6戦 (3勝3敗、ブッシュ・スタジアム、19:05 日本時間:28日 9:05)
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レンジャーズ
カージナルス 1x10
(延長十一回)

レンジャーズ戦の11回、サヨナラ本塁打を放ちチームメートと喜ぶカージナルス・フリース=ブッシュ・スタジアム(AP)

レンジャーズ戦の11回、サヨナラ本塁打を放ちチームメートと喜ぶカージナルス・フリース=ブッシュ・スタジアム(AP)

【投手】
(レ)ルイス、オガンド、ホランド、アダムズ、フェリス、オリバー、フェルドマン、ロー−ナポリ
(カ)ガルシア、サラス、リン、ドテル、ゼプチンスキー、モット、ウェストブルック−モリーナ

【責任投手】
(勝)ウェストブルック1勝
(敗)ロー1敗

【本塁打】
(レ)A・ベルトレ2号ソロ、クル−ズ2号ソロ、ハミルトン1号2ラン
(カ)バークマン1号2ラン、クレイグ2号ソロ、フリース1号ソロ

【戦評】
 ワールドシリーズ(7回戦制)のカージナルス(ナ・リーグ優勝)−レンジャーズ(ア・リーグ優勝)第6戦は、カージナルスが延長十一回、10−9でサヨナラ勝ちし、対戦成績を3勝3敗のタイとした。
 カージナルスは5−7の九回にフリースの2点三塁打で同点として延長戦に持ち込み、2点を勝ち越された十回にもバークマンの適時打などで追い付いた。続く十一回、フリースが中越えに本塁打を放って試合を決めた。

レンジャーズ戦の5回、ハミルトンの三飛を落球するカージナルスのフリース=ブッシュ・スタジアム(共同)

レンジャーズ戦の5回、ハミルトンの三飛を落球するカージナルスのフリース=ブッシュ・スタジアム(共同)

フリース、ミス笑い飛ばしサヨナラ弾

 ぎりぎりの真剣勝負の中で、ミスを笑い飛ばす余裕があった。サヨナラ本塁打を放ったカージナルスのフリースは、五回にとんでもない失策を犯していた。平凡な飛球をグラブに収められず、跳ね返ったボールが頭をかすめて落ちる。「まるでサーカスの一員になった気分だった」という。

 初のポストシーズンながら打撃好調の28歳は「まだ序盤だし、挽回のチャンスは来ると思って集中した」と切り替えた。シーズン終盤、10・5ゲーム差をひっくり返してプレーオフに滑り込んだチームの底力を信じ、マイナス思考に陥らない。5−7の九回2死一、二塁で同点の2点三塁打を右越えに。カージナルスは延長十回にも2死から同点と食らい付いた。

 迎えた延長十一回、先頭で打席に向かう前には、子どものころを思い出して重圧を振り払った。「舞台は大きいけど、6歳の時とやっていることは同じ、と自分に言い聞かせた」。フルカウントからの6球目を捉えると、白球は中堅フェンスを越えた。最終決戦に持ち込む勝利を手繰り寄せたメジャー3年目は「まだ1試合ある。最後に笑っていたい」と、プレーが楽しくてたまらない「野球少年」のような表情を浮かべた。(共同)

カ軍、主砲の一打で勢い取り戻す

 カージナルスは主砲プホルスの二塁打で勢いを取り戻した。5−7の九回1死走者なしと追い詰められた場面で、レンジャーズの守護神フェリスの速球を左中間へ。ここから打線は2度2点差を追い付き、延長十一回にサヨナラ勝ちした。

 この二塁打が、3本塁打した第3戦以来の安打となったプホルスは「最高の抑えの一人から打てて、チームが追い付いた。3本塁打よりうれしいよ」と会心の笑み。ラルーサ監督は「大振りせずに打ち、反撃のきっかけになった」と喜んだ。(共同)

カージナルス戦の10回、バークマンに同点打を浴びたレンジャーズのフェルドマン=ブッシュ・スタジアム(AP)

カージナルス戦の10回、バークマンに同点打を浴びたレンジャーズのフェルドマン=ブッシュ・スタジアム(AP)

レンジャーズ、終盤のリード守れず

 レンジャーズは終盤の2度のリードをものにできなかった。ワシントン監督は「世界一には簡単になれない」と言葉に実感を込めた。

 4−4の七回にA・ベルトレ、クルーズの連続本塁打などで3点を勝ち越し。7−7の延長十回にも主砲ハミルトンがポストシーズン1号の2点本塁打を放ったが、救援陣が打ち込まれて逃げ切りに失敗した。

 左脚の付け根を痛めているハミルトンは「まだ、負け越したわけじゃない。チームの世界一への思いは変わらない。あと1試合、力を出し尽くす」と気丈に話した。

 約4時間半の激闘の代償として、クルーズが右脚の付け根、ナポリは左足首を痛めた。最終決戦を前に、自慢の強力打線は不安を抱える。指揮官は「これまでも苦境を乗り越えてきた」と選手の踏ん張りを期待した。(共同)

厳しさ痛感の上原と建山

 レンジャーズの上原と建山は勝負の厳しさを痛感した様子だった。

 九回に抑えのフェリスが2点を失って同点を許し、延長十一回にはワールドシリーズから出場登録されたローがサヨナラ弾をを浴びた。

 打たれた同僚を、建山は「ああいう場面で硬くならない人はいない」と気遣い、上原も「惜しい試合だった。気持ちを切り替えてほしい」と思いやっていた。(共同)



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