| ▼ヤンキース−フィリーズ 第1戦 (フィリーズ1勝、ヤンキースタジアム、19:57 日本時間:29日 8:57) | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
| フィリーズ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 6 |
| ヤンキース | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
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松井秀喜 6番指名打者先発出場 [成績] | ||||||
| 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 打率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | .333 | |
| 打席別結果 | ||||
| 打席 | 回 | 状況 | 投手 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 第1打席 | 2回裏 | 一死一塁 | リー(左) | 空振り三振 |
| 第2打席 | 5回裏 | 先頭打者 | リー(左) | 中前打 |
| 第3打席 | 7回裏 | 二死走者なし | リー(左) | 三ゴロ |

フィリーズ戦の5回、中前打を放つヤンキース・松井秀=ヤンキースタジアム(共同)
【投手】
(フ)リー−ルイス
(ヤ)サバシア、ヒューズ、マルテ、ロバートソン、ブルーニー、コーク−ポサダ
【責任投手】
(勝)リー1勝
(敗)サバシア1敗
【本塁打】
(フ)アットリー1号ソロ、2号ソロ
(ヤ)
【戦評】
ワールドシリーズ(7回戦制)のヤンキース(ア・リーグ優勝)−フィリーズ(ナ・リーグ優勝)第1戦は、フィリーズが6−1で先勝した。
松井秀は「6番・指名打者」で先発出場し、3打数1安打だった。内容は空振り三振、中前打、三ゴロ。
敗れはしたが、ヤンキースの松井秀は1年目の2003年以来、6年ぶりに出場したワールドシリーズで1安打した。0−1の五回、先頭打者でフィリーズの先発左腕リーから中前打を放った。
カウント2−0から際どいコースを見極めてフルカウントまで粘り、外角高めの速球をたたきつけた。強力打線が四回までに7三振を喫していただけに、「あの打撃だけは良かった」。過去の対戦で打率2割9分4厘をマークした力を発揮した。
03年のワールドシリーズでは第2戦で先制の3点本塁打、第3戦で殊勲の勝ち越し適時打を放つもマーリンズに敗れている。6年ぶりの舞台で試合前の選手紹介では誇らしそうに胸を張った。「この舞台を目指してやってきてるわけだから、幸せな気持ちは強い」と試合に臨んだ。
だが、松井秀の安打も試合の流れを変えられなかった。打線はリーに対して八回まで三塁も踏めず。九回に1点を返すも10三振で完投を許し、「付け入るすきがなかった」。それでもまだ1試合。「あまりにも完敗だったので切り替えやすいかもしれない」と前向きに話した。(共同)

ヤンキース戦の6回、2打席連続本塁打を右越えに放つフィリーズのアットリー。捕手ポサダ=ヤンキースタジアム(AP)
スター選手を並べた打線に、マウンドには大型補強で獲得のサバシアが立ちはだかる。前年王者フィリーズは、そのヤンキースを前にしても動じなかった。アットリーの2発で先行し、投げてはリーが完投。「まずは初戦の勝利を喜びたい」。マニエル監督も相好を崩した。
試合を動かしたのは、主軸のアットリー。「スライダーを打つのは難しい。速球を狙った」と、三、六回の本塁打はともに追い込まれてからの速球を、短く持ったバットを鋭く振り抜いてスタンドに運んだ。
打線の集中力は、昨年も頂点を経験しているからこそだろう。レイズとの昨年のワールドシリーズ第1戦でも本塁打を放ったアットリーは「ポストシーズンではすべての得点が重要。常に出塁し、得点を狙っている」。終盤にも抜け目なく4点を奪い、突き放した。
投打がかみ合い、これ以上ない白星発進となった。マニエル監督は「またあした勝つために、この球場に来る」。連勝で、シリーズの流れをつかむつもりだ。(共同)

ヤンキース戦に先発し、完投勝利を挙げたフィリーズのリー=ヤンキースタジアム(共同)
ワールドシリーズ制覇の鍵を握ると目されたサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)左腕による対決は、フィリーズのリーに軍配が上がった。「タフな打線だが、緩急を使っていい投球ができたね」と誇らしげに笑った。
持ち前の打者心理の裏を突く投球術もさえ渡った。四回にはヤンキースが誇る強打の3〜5番を3者連続三振。九回に失策絡みで1点を失って完封こそ逃したものの連続三振で締めくくった。
ここまでのポストシーズンは3試合で2勝負けなし。防御率0・74と圧巻の数字を並べていた。自身初めてのワールドシリーズ優勝に向けても「マウンドに上がったら楽しむだけだ。緊張なんかしたことがないよ」。強心臓の左腕が大一番でも輝きを放った。(共同)
ヤンキースはエースのサバシアを立て必勝を期した初戦に完敗した。左腕は7回2失点。失点はアットリーに喫したソロ本塁打2本だけで、ジラルディ監督は「よく投げた。2度ミスをしただけだ」とかばった。
フィリーズのリーとの息詰まる投げ合い。一回に二死満塁のピンチをしのぐと、連打を許さなかっただけに、その2本のアーチが悔やまれる。三回は追い込んでから粘られ9球目を、六回はカウント2−0から、いずれも速球を右越えへ運ばれた。
昨季途中までインディアンスの同僚で、同じサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)経験者の左腕リーに投げ負け、今ポストシーズン初黒星。サバシアは「あの2球だけと言いたいところだが、全体にカウントを悪くした」とし、中3日での第4戦での登板に「自信があるし、いける」と意欲を見せた。
昨年まで6年続けて第1戦に勝ったチームがシリーズを制している。初戦の1敗はただの1敗以上に重いのか。1安打したものの得点に絡めなかった松井秀は「まったくいいところがなかった。特に打線はしっかり切り替えて、明日とにかく勝てるようにやるしかない」と話した。(共同)