松坂復肩9勝…50勝両リーグ一番乗り

2008.6.29 05:06

 【ヒューストン(米テキサス州)27日(日本時間28日)】レッドソックスの松坂大輔投手(27)がアストロズ戦に先発し、5回2安打無失点と好投。6−1の勝利に貢献し、右肩の張りから復帰2戦目で5月22日(同23日)のロイヤルズ戦以来の9勝目(1敗)を挙げた。レ軍はメジャー全体で50勝一番乗りを果たした。

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 予期せぬ“通達”だった。六回のマウンドへ向かおうとした怪物を、テリー・フランコナ監督(49)が呼び止める。交代だ。「え、もう!?」。松坂はキョロキョロと周囲を見渡しながら、ベンチの奥に下がった。

 「六回(表)に打順がきたら代打だと思ったけど、回ってこなかったのでマウンドに行こうとしたら監督に『お疲れ』って…。まだまだ、いけると思った」

 復帰2戦目のこの日、前回登板でメジャー最短となる1回0/3、7失点KOされた松坂とは“別人”だった。一回に直球とスライダーの組み立てで3者連続三振。唯一のピンチだった五回二死満塁は、デービッド・ニューハン内野手(34)を遊飛に打ち取り、右手でグラブをバチーンとたたいてガッツポーズだ。

 打撃はイチローからもらったバットで2三振だったが、本業で5回2安打無失点、4奪三振の87球。右肩の張りでDL(故障者リスト)入り。復帰2戦目という状況を考慮した首脳陣が「85球」をメドにしていたため、5回で降板となった。

 離脱期間中、投げ込んで調整したい松坂に対し、疲労を心配するチームが投球練習を制限。その結果、肩の仕上がり不足で前回の惨劇を招いた。今回は“松坂流”が容認され、中5日の間、今季最多の86球のブルペン投球に加え、3度の遠投。ヒューストン入りした26日の移動日も、宿舎近郊の高校のグラウンドを借りて遠投を敢行した。

 MAXは94マイル(約151キロ)をマーク。自己流調整の必要性を分からせた意義ある“復肩”だ。「迷惑をかけた分、取り返していきたい」。レギュラーシーズンの折り返しとなる82試合目で快投をみせた怪物。次回登板は7月2日(日本時間3日午前8時10分試合開始)、敵地でレイズとの首位攻防戦のマウンドにあがる。

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