MLBオールスターゲーム2006 ホームランダービー

▽現地時間 2006/07/10
※成績は現地2006/07/09現在

リーグ 選手 所属 通算HR 今季HR 今季打率 1回戦 準決勝 決 勝 合計
R・ハワード フィリーズ 52 28 .278 8 10 5 23
D・ライト メッツ 61 20 .316 16 2 4 22
M・カブレラ マーリンズ 93 15 .334 9 6 15
D・オルティス レッドソックス 208 31 .278 10 3 13
J・ダイ ホワイトソックス 217 25 .318 7 7
M・テハダ オリオールズ 233 17 .315 3 3
L・バークマン アストロズ 204 24 .317 3 3
T・グラース ブルージェイズ 242 23 .241 1 1

■ルール

【1回戦】HR以外は全てアウトとみなし、10アウトになるまでに何本HRを打てるかを競う。リーグに関係なく上位4人が準決勝へ。同点の場合、今季成績上位者が勝利
  【準決勝】ルールは1回戦と同じ。1回戦の結果と合計し、上位2選手が決勝に進出できる。
  【決勝】ルールは1回戦と同じ。1回戦、準決勝の結果は、ともにカウントされない。

ハワード

大リーグ本塁打競争で優勝したフィリーズのハワード=PNCパーク(AP)

★本塁打競争優勝のハワード−技も力も際立つ

打球は右翼観客席の後方にある看板を直撃した。優勝を決めたフィリーズのハワードはそれ以上挑戦を続けようとせず、祝福する他の選手たちと抱き合った。昨季のナ・リーグ新人王が圧倒的なパワーと確かなバットコントロールで本塁打競争を制した。

決勝でバックスクリーンを越える場外弾を放った。「センターへ打とうとしていた」という狙い通り。打撃投手を務めるコーチの遅い球を引っかけず、中堅に打ち返した。これがだれの打球よりも伸びるのだから、技も力も際立つ。

193センチ、114キロ。巨漢の左打者ながら左方向への長打が持ち味で、今季本拠地で打った16本塁打のうち、右翼へは1本しか打ち込んでいない。

「過去の優勝者と並べられるだけで光栄。実感がない。あしたになるまでないと思う」。新世代の長距離砲は静かに話した。(共同)

ライト(左)とハワード

本塁打競争で優勝、メッツのライト(左)と抱き合うフィリーズのハワード=PNCパーク(AP)

★緊張していると新鋭−本塁打競争2位のライト

23歳の新鋭ライト(メッツ)は「僕がここにいること自体が信じ難い」と会見に臨んだ。

強打の三塁手としてレイエスとともにメッツ躍進の原動力となり、ニューヨークではしばしばジーター(ヤンキース)と比較されるほどの人気者となったが、「緊張している」と率直に話した。

本塁打競争の1回戦では最多の16本を記録。惜しくも決勝で敗れたが、「(チームメートの)フロイドから『おまえが打てるのは2本だ』と言われていた」と、ほっとしたように笑った。(共同)

イチロー

オールスター戦が行われるPNCパークに登場した、ア・リーグ代表のマリナーズ・イチロー=ピッツバーグ(共同)

★見せるぞ世界一の野球−イチロー、JAPANの誇り胸に

イチローは、あれは間違いだったと言う。2年ぶりにファン投票での出場を決めたときに「世界一になったチームから出るべきと思っていた」と話したことだ。「出るべき、ではなく、出なくてはいけないでした」

選ばれるべきだというニュアンスを消し、より自分に厳しい言葉に置き換えた。ずっと感じてきたことがある。「米国の野球が一番だと思っている人がいっぱいいる。それがしゃくに障るじゃないですか」。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が優勝しても、なお強く残るその視線を見返したい。

ホテルのエレベーターで、ほかの選手たちと一緒になった。見上げる程の選手に囲まれた。「こんなやつらとやっているんだなって、こういう時に思う」。おどけて笑いながらも、瞳の中には負けていないという自負がのぞく。

WBCで日本代表として世界一に輝いた誇り。もちろんマリナーズの一員であることに変わりはない。でも、こうも言う。「どこ(の一員)かと言われればJAPANかな」。日本人選手としてただ1人、ことしの球宴の舞台に立つ。(共同)

マゼロスキー氏

元パイレーツのマゼロスキー氏が本塁打競争始球式に登板(AP)

★マゼロスキー氏、本塁打競争始球式に登板

1960年のワールドシリーズ第7戦でサヨナラ本塁打を放った元パイレーツのマゼロスキー氏が、本塁打競争を前に始球式に登板した。

ワールドシリーズがサヨナラ本塁打で終わったのはこの1度だけ。ヤンキース相手のシリーズでの快挙は、今でも最も劇的な本塁打の1つとして語り継がれている。

「あのときはまだ23歳でキャリアの中の1本と思っていた。時がたつとともに大きな本塁打となり、いまだに大きくなり続けている」と大歓声に感慨深げに応えた。(共同)