MLBオールスターゲーム2005 ホームランダービー
▽現地時間 2005/07/11現在

国別対抗本塁打競争で、計41本を放ち優勝したベネズエラ出身のアブレイユ(フィリーズ)=コメリカ・パーク
★ベネズエラ出身のアブレイユ(フィリーズ)が優勝
米大リーグ、オールスター戦前日の恒例イベント、本塁打競争が11日、当地のコメリカ・パークで行われ、ベネズエラ出身のボビー・アブレイユ外野手(フィリーズ)が初優勝した。
今年は、これまでのア、ナ両リーグから4人ずつが出場して争う方法から、国別対抗戦に変わり8選手が参加。本塁打以外をアウトとして扱い、10アウトになるまでの本塁打数を競う勝ち抜き戦で行われた。
アブレイユは1回戦で、現行ルールでは最多となる24本塁打を記録し、決勝でもプエルトリコ出身のイバン・ロドリゲス捕手(タイガース)を11−5で下した。
日本選手は参加しなかった。
| ★2005 ホームランダービー★ | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選手 | 出身地 | チーム | 今季HR | 通算HR | 今季打率 | 1回戦 | 準決勝 | 決勝 | 合計 |
| ボビー・アブレイユ | ベネズエラ | フィリーズ | 18 | 184 | .307 | 24 | 6 | 11 | 41 |
| イバン・ロドリゲス | プエルトリコ | タイガース | 6 | 256 | .292 | 7 | 8 | 5 | 20 |
| カルロス・リー | パナマ | ブルワーズ | 22 | 174 | .268 | 11 | 4 | − | 15 |
| デービッド・オルティス | ドミニカ共和国 | レッドソックス | 21 | 151 | .314 | 17 | 3 | − | 20 |
| 崔熙渉 | 韓国 | ドジャース | 13 | 38 | .236 | 5 | − | − | 5 |
| アンドリュー・ジョーンズ | オランダ(注1) | ブレーブス | 27 | 277 | .272 | 5 | − | − | 5 |
| マーク・テシェイラ | アメリカ合衆国 | レンジャーズ | 25 | 89 | .290 | 2 | − | − | 2 |
| ジェイソン・ベイ | カナダ | パイレーツ | 16 | 46 | .299 | 0 | − | − | 0 |
| (注1)−オランダ領アンティル ※成績は、現地2005/07/10現在 ※1ラウンド24本は最多新記録 ※3ラウンド合計41本は、オールスター新記録 |
|||||||||

国別本塁打競争で優勝、ベネズエラ国旗を手に喜ぶフィリーズのアブレイユ=コメリカ・パーク
★アブレイユ、声援に感謝−「国の代表だからね」
今年の本塁打競争は、ワールド・ベースボール・クラシック開催発表に合わせて国別対抗で行われた。
グラウンドには各国の国旗が持ち込まれ、出身国の選手たちが応援するなど例年とはひと味違う競争となった。
ベネズエラ代表のアブレイユが1回戦で24本を放つなど圧倒。決勝でも11本を放ち、プエルトリコ代表のロドリゲスを下した。「優勝することが大事だった。なにしろ国の代表だからね。みんなの応援も心強かった」と、同じベネズエラ出身のサンタナ(ツインズ)らの声援に感謝した。

オールスター戦前日の11日、笑顔を見せるマリナーズのイチロー=コメリカ・パーク
★漂わせる常連の余裕−高揚感求めるイチロー
5年連続で出場するイチローが、11日の合同練習でキャッチボールの相手に選んだのは、ファン投票で最後に自分を抜き去ったデーモン(レッドソックス)だった。
打撃練習では右翼席へ何度も大きな当たりを打ち込んだ。今回、5年連続出場はM・ラミレス(レッドソックス)、A・ロドリゲス(ヤンキース)とイチロー。練習前に行われた会見でも、イチローは??常連?≠?感じさせる、ゆったりとした空気を漂わせていた。
「1年目のような気持ちはもうない。それは寂しいが、うれしいともいえる。(成長しているのに)1年目と同じ気持ちなら問題ですが、気持ちの高ぶりもほしい。結局ないものをほしがっているのかな」
2001年、初出場だったときの鮮烈な記憶が今も消えない。将来殿堂入り確実の好打者R・アロマー内野手(当時インディアンス)から打撃について質問攻めにされた。「こっちに来たばかりでわけのわからない僕にいろいろ聞いてくる。自分にはできない。あれはすごい」
今度はイチローがほかの選手に何かを伝えることができるか。「誰かに刺激を与えられればいいと思ってます」

