2012.7.26 10:42

宮間の言葉で白星発進 ノリさん「ジーンときた」

特集:
なでしこジャパン
前半、追加点を決める宮間あや=イギリス・コベントリー(撮影・山田俊介)

前半、追加点を決める宮間あや=イギリス・コベントリー(撮影・山田俊介)【拡大】

 試合前に佐々木監督や選手、スタッフが組んだ円陣の中で、主将の宮間が語りかけた。「みんなに大切な思いがあって、大切な人もいる。6試合をお互いのために戦おう」。五輪にたどり着くまでの道のりに改めて思いをはせたチームの集中力は極限まで高まった。

 なでしこらしさは前半の途中から出始める。前線からの激しいディフェンスでカナダの攻撃を封じ込む。ボールを奪ったらワンタッチプレーを多用した華麗なパスワークで相手を翻弄。見る者を魅了する本来のスタイルを五輪でも披露した。

 鮮やかな先制ゴールだった。左サイドでボールを持った沢が、ペナルティーエリア内に入った大野に浮き球でパスを送る。ためを作ってからのヒールパスを受けたのは、追い越していった川澄。GKと1対1になると、落ち着いてゴールをたたき込んだ。

 2点目を頭で決めた主将の言葉に佐々木監督も「僕もジーンときて涙が出そうだった。泣いている選手もいたしね」と闘争心に火を付けた“陣頭の誓い”を振り返った。

 「円陣を組んでみんなの顔を見たときに幸せを感じ、その思いを伝えたかった」と照れ笑いを浮かべながら、宮間は“誓い”のシーンを振り返った。

 チームに一体感が生まれて「魔物が住む」と警戒していた初戦をものにしたなでしこの五輪は、最高の形で幕を開けた。(産経新聞)

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