ニュース

2012.7.26 12:09

ギリシャ三段跳び選手、差別つぶやきで五輪追放

 ロンドン五輪の陸上女子三段跳びに出場予定だったギリシャのパラスケビ・パパフリストゥ選手(23)が短文投稿サイトのツイッターにアフリカ移民に対する差別的な文章を書き込んだとして25日、ギリシャ選手団から追放された。大きな発信力の半面、不注意な「つぶやき」が大きな代償につながるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の危うさがあらためて浮き彫りになった格好だ。

 国際オリンピック委員会(IOC)は今大会からガイドラインを設け、選手にSNSでの発信を推奨している。16日に選手村がオープンした直後から、英国競泳女子のフランセスカ・ハルサル選手が部屋でのバスローブ姿ではしゃぐ姿を発信するなど、ツイッター上に選手の投稿が広がっている。

 問題となった発言は「ギリシャにアフリカ人が増え、西ナイル熱を媒介する蚊が好物を食べられる」という内容。批判コメントで炎上し、謝罪に追われる事態になった。

 IOCのマーク・アダムス広報部長は、いかなる差別も禁じた五輪憲章を引き合いに「ギリシャのオリンピック委員会は五輪憲章に違反したと考え、判断したことだ」とギリシャの対応に理解を示した。パパフリストゥ選手のコーチは「彼女は謝罪をしているのに、追放処分は厳し過ぎる」と選手団の対応を非難した。

(共同)