2008年05月15日 更新
【ヴィクトリアM】伝説再び!ウオッカ不良馬場でも12秒1

ウオッカは併せ馬で牡馬勢を圧倒。文句なしの動きを見せた。ドバイ帰りだが、仕上がりは不安はない
ダービー馬ウオッカが1年ぶりの勝利に向けて、栗東CWコースで武豊騎手を背に、力強く動いた。3頭併せで最後方から2馬身先着。ユタカは絶好の手応えを感じ取っていた。
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ダービー馬の名にかけても、牝馬同士では負けていられない! ドバイ帰りのウオッカが、栗東CWコースで力強い動きを披露した。
先行したデマントイドリバー(牡4、1000万下)を2馬身追走するインセンティブガイ(牡7、オープン)の、さらに5馬身ほど後方からという流れ。「引っ掛かる感じはなかったし、慣れている栗東での追い切りなので、ドバイの時よりも安心して走っていた」と言う武豊騎手との呼吸はピッタリで、抜群の行きっぷりだ。
直線は鞍上の追い出しに応え、大外から内2頭を2馬身突き放した。不良馬場にもかかわらずフットワークは際立ち、5ハロン64秒9、3ハロン38秒5−12秒1も文句なし。「きっちり仕上がったという感じですね」と角居調教師も満足そうだ。
世界の強豪を相手に直線で一瞬先頭に立ち、4着に粘った前走のドバイデューティフリー後すぐに、陣営は目標をここに定めた。兵庫県・三木ホースランドパークで検疫を終えた後、福島県・天工トレセンへ自身初の放牧に出され、1日に帰厩。遠征の疲れや調整不足など憶測も飛び交ったが、「天工の方でも緩みなく調教を積んでいたので問題ない。もともと堂々としていたが、帰国してからはさらに精神的にタフになった」と指揮官は不安を一蹴した。
ダービーを圧勝した東京コース。ジャパンCでも0.2秒差の4着だった。「ウオッカも好きなコースだと思う。帰ってきてからも状態はいいので、(ぜひ)1年ぶりの勝利を」と角居師が言えば、ユタカも「牝馬同士なら負けちゃいけない立場」と必勝を期す。天才少女が64年ぶりの牝馬によるダービー制覇を成し遂げてから早や1年。大人の女性へと成長したウオッカが、再び伝説を創り出す。
(板津雄志)
★武豊TALK

ウオッカの手綱をとった武豊騎手は好感触を伝えた(撮影・山田喜貴)
――追い切りの感触は
「ドバイから帰ってきて初めて乗ったけど、動きは凄く良かったです。ドバイでの追い切りより、栗東の方が慣れているから(ウオッカも)安心して走っていたね。引っ掛かる感じもないし、気になるところは何もないです」
――ライバルとして見ていた時と現在のウオッカを比べて
「強いなぁという印象。昨年は激しい気性が災いして、乗り難しいのかなと思って見ていたけど、跨ってみたら落ち着きがあって、難しい感じはしなかった。精神的に成長していると思います。さすがダービー馬は違いますね」
――ドバイDFは4着
「惜しいレースでした。前回は初めてで若干手探りの部分もありましたが、今回は2回目なのでじっくり考えて乗れますね」
――今回は東京コース
「ダービーを勝ったコースなので合っていない訳がない。マイルも乗りやすいと思います」
――ウオッカの強さを感じるのは
「乗っている時の力強さですね。総合的にもレベルの高い馬。ダービーを勝った馬ですから牝馬同士なら負けちゃいけない立場。いいレースをして勝てるように頑張りたいですね」









