2008年05月10日 更新
【NHKマイルC】外枠ニヤリ、武ファリダットの伝説幕開け!

GI2勝のビリーヴを母に持つファリダット。NHKマイルC3勝の武豊騎手とのコンビでGIのタイトルを母にプレゼントする
NHKマイルCの枠順が9日午前に確定。武豊騎乗の超良血馬ファリダットは7枠15番を引き当てた。7枠は過去5年で2勝。そして10日から天気は下り坂で昨年同様、馬場が渋れば外枠は大きな武器となる。「産まれたときからGIを期待されていた馬」と武豊が惚れ込む逸材。鍛えられた“宝石”が府中でタイトルを奪取する。
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「産まれたときからGIを期待されていた馬」。武豊がその資質を絶賛する超良血馬ファリダット。いよいよGIの舞台に鍛え抜かれた“宝石”が登場する。
母ビリーヴのGI初制覇となった02年のスプリンターズSの鞍上にも武豊がいた。そのビリーヴをアメリカに連れて行き、大種牡馬キングマンボとの間に産まれたのがファリダットだ。過去12回のNHKマイルCで3勝を挙げている天才・武豊騎手。そのうちの2勝(97年シーキングザパール、01年クロフネ)は1番人気での勝利だったが、06年ロジックは3番人気で、今年によく似た混戦模様のレースでも結果を出している。
デビュー戦の芝1600メートルを快勝したファリダットは、ダービー出走を目指して1800メートル以上を3度使われたが結果を出せなかった。そこで短距離路線に目標を切り替えた途端、マーガレットSでは4馬身差の圧勝劇を演じる。「いいスピードを持っているし、前走(マーガレットS)の勝ち方を見る限り、短い距離がいい」と天才は適性距離を改めて指摘する。
9日午前に決まった枠順は7枠15番。「馬場がいい外を通れるのはいいし、雨が降ったら余計に外が良くなる」と満足げな松元茂樹調教師。ファリダットは9日、栗東トレーニングセンター(滋賀県)の角馬場でじっくりウォーミングアップを行った後、DWコースをキャンターで1周した。程よく気合が乗って筋肉の張りも抜群。状態は最高潮と言えるほどだ。調教パートナーの青木健二調教助手も「今までで一番いい状態で出せるのは間違いない。落ち着きがあるので輸送にも動じない」とデキの良さを肌で感じており、初めての関東圏への輸送も全く気にしていない。
目指すはタイトル奪取のみ。子から偉大な母へ! 天才に導かれた超良血馬ファリダットが最高の母の日のプレゼントを贈る。
■馬名の由来
ファリダット(Faridat)は、アラビア語で宝石という意味。母ビリーヴ(Believe=信じる)同様、シンプルで伝わりやすい馬名となっている。
★“東京っ子”
キングマンボ産駒のJRA・GI勝ちは、エルコンドルパサー(98年NHKマイルC、ジャパンC)、キングカメハメハ(04年NHKマイルC、日本ダービー)、アルカセット(05年ジャパンC)の3頭で計5勝。そのすべてが東京コースで挙げられており、うち2勝はこのNHKマイルC。ファリダットにとっては最高の舞台設定と言える。
★00年以降…雨降った東京マイルGI3戦で7枠2勝
東京の芝1600メートルは、スタート地点付近がすり鉢状になっていて、わずかに高い場所からスタートする外枠の方がダッシュがつきやすいとされている。一般的には距離ロスのない内枠が有利だが、このコースに関しては外枠がやや優勢。特に、雨の影響で稍重〜不良の開催となったGI(芝1600メートル)は00年以降3回あり、昨年のNHKマイルC(稍重)が14番10番18番、06年ヴィクトリアマイル(稍重)は1番18番13番、04年安田記念(稍重)は14番9番16番と入線しており、いずれも13番より外の馬が3着以内に2頭いた。雨が降れば、ファリダットの15番枠も歓迎材料と言えるだろう。
★馬場と天気
9日までは乾燥注意報が出ていたほどの東京だったが、この週末は下り坂の予報。10日が「曇り昼過ぎからときどき雨」で、NHKマイルC当日の11日は「曇り一時雨」と、両日ともに雨の可能性が高くなっている。絶好の状態で迎えた開催とあって、先週までの2週は速い時計が出ていたが、雨量次第では馬力タイプの台頭がありそうだ。ちなみに、NHKマイルC当日は過去5年のうち4回が雨か小雨となっている。









