2008年05月10日 更新

【NHKマイルC】昆師昨年2着の雪辱、ディープで果たす

 〔本紙の狙い〕ディープスカイを本命に推す。体質の弱さやレース下手のため、なかなか勝ち上がれなかったが、1月下旬に未勝利を脱出すると、一戦ごとに成長。ぐんぐん力をつけてきた。前走の毎日杯は中団待機から楽に抜け出して圧勝。1分46秒0(芝1800メートル)のタイム、内容とも文句なしで、2着に敗れたアドマイヤコマンドが青葉賞を快勝したように、レース自体のレベルも高かった。皐月賞をパスしたローテーションは好感が持て、ここ目標に乗り込みは万全。前走以上の状態で出走できる。直線の長い東京なら、持ち味の決め手が全開。極端なスローペースにならない限り、きっちり差し切れるはずだ。エーシンフォワードが相手の筆頭。1週前追い切りの動きは秀逸で、デキは文句なしだ。サダムイダテンは立て直しに成功。マイル戦なら変わり身を見せていい。

★最新ナマ情報

 《栗東》毎日杯から連勝を狙うディープスカイは5枠9番。「東京マイルはスタートして直線が長い。枠は特に気にしていなかった」と昆調教師。最終調整は軽めに坂路1本。「まだまだ良くなる余地は残しているが、徐々にパワーアップは感じる。昨年(ローレルゲレイロ2着)と同じくらいの自信がある」と昆師は意欲的だ。

 8枠16番エーシンフォワードと4枠7番ドリームシグナルの2頭で挑む西園厩舎はともに坂路1本の調整。「エーシンはセンスがいいので枠はどこでもよかった。ドリームは早く入るとボンヤリするので、できれば偶数がよかった」と西園調教師。7枠15番ファリダットの松元茂調教師は「ゲートに問題がないので、奇数枠でも関係ない」と不安はない。

 金曜に最も目立つ動きを見せたのが4枠8番サダムイダテン。岩田康騎手が騎乗して坂路で終いを伸ばし、4ハロン65秒9−46秒1−12秒8(馬なり)をマーク。「直前でこれだけやれるのは状態がいい証拠。道悪になれば、さらに有利になる」と中村調教師。週末の雨予報も味方につけそうだ。7枠14番ダノンゴーゴーは追い切り翌日でも坂路1本を消化し、元気一杯だ。ただ、「ゲートはどこでもいいが、雨だとスピードが殺される。ダメだよ」の橋口調教師。

 無傷の3連勝中のスプリングソングは2枠3番。「東京のマイルは最初の直線が長いから問題ない。あとはジョッキー(池添騎手)が考えて乗ってくれる」と鶴留調教師。3枠5番ブラックシェルは坂路1本。「追い切り後も坂路で調整して、馬のモチベーションを下げずに体を作っています」と松田国調教師は仕上げに抜かりはない。

 《美浦》午前9時の枠番抽選で2歳チャンプのゴスホークケンは6枠11番をゲット。「内と外を見ながら行けるいい枠ですね」と斎藤誠調教師は満足げ。9日は角馬場で軽く乗られた後、坂路を4ハロン66秒4で上がった。「前走後は心身のダメージを気にしたが、思いのほか早く回復した。1度使ったおかげでリフレッシュできた感じです」とトレーナーも納得の仕上がりだ。坂路1本からWコースを1周したニュージーランドT優勝馬サトノプログレスは1枠1番。「前回は内でうまく立ち回っていたし、この枠でもいいんじゃないか。馬もリラックスして雰囲気はいいよ」と国枝調教師。スプリングS8着のアポロドルチェは8枠17番。この日は角馬場から坂路1本を消化した。「府中のマイルなので枠はそんなに気にしていません。意欲的な最終追い切り(7日)ができたし、馬も体を大きく見せています」と堀井調教師。

★東京競馬場の馬場と天気

 開幕3週目を迎える東京の芝コースはまだ良好な状態だが、10日は「曇り昼過ぎからときどき雨」の予報が出ている。雨量によってはインが悪化することもありそうだが、基本的には速い時計の決着が濃厚だ。ダートは雨が降れば軽くなり、時計が速くなる。◎降水確率=午前40%、午後80%。

◆馬場造園課

「3〜4コーナーの内側に若干の傷みがあるが、その他は良好な状態」