2008年05月07日 更新

【NHKマイルC】勢いピカイチ!毎日杯覇者スカイが差す

毎日杯優勝の勢いに乗ってGI制覇を狙うディープスカイ。勝率100%の必勝ローテがGI戴冠を後押しする

毎日杯優勝の勢いに乗ってGI制覇を狙うディープスカイ。勝率100%の必勝ローテがGI戴冠を後押しする

 毎日杯快勝から→NHKマイルC直行(過去3頭出走で3勝)の必勝ローテで、ディープスカイもGIタイトル奪取に虎視眈々だ。

 気温の上昇とともに活気もみなぎってきた。ディープスカイが鼻息荒くGIにアタックする。

 「NHKマイルCを使いたくて、アーリントンCと毎日杯を使ったんだから。東京はいいからね。皐月賞で忙しい競馬をさせたくなかった」

 昆調教師が言葉に力を込めた。前走の毎日杯で重賞を勝ち、賞金を加算しても、皐月賞には見向きもせず。決して2000メートルはもたないという判断ではない。狙いはここ。軸はぶれなかった。

 昨年10月のデビューから初勝利まで6戦を費やした。「暖かくなってこそ動く馬。それまで我慢しないと…」とトレーナーは腹をくくっていた。緩さがあって、まだ本物ではない状態で東京に遠征した2戦が(2)(2)着。特に3走前の500万下では、馬群を縫うように上がり3ハロン33秒4の脚を使って見せた。直線が長く、じっくりと構えられる東京で走らせたい思いが強くなったのもうなずける。

 トレーナーの読み通り状態も急上昇。「道中の行きっぷりからして全然違った」という前走の毎日杯では、鮮やかに突き抜けた。しかも、2馬身1/2差の2着に退けたのが、青葉賞を快勝したアドマイヤコマンドだから値打ちがある。

 96年タイキフォーチュン、01年クロフネ、03年ウインクリューガー(8着から直行)、04年キングカメハメハと過去4勝を誇る毎日杯からの直行ローテ。調整過程も文句はない。4月30日の1週前追い切りでは、坂路で4ハロン52秒0、ラスト1ハロン12秒3と絶好のアクション。「間隔をとって、鍛え上げて出せる。自信をもっていける」。昨年のローレルゲレイロ(1番人気で2着)を上回る手応えが、昆調教師にはある。

 「自分から動いていくような強引なレースをしても、押し切れるんじゃないかと思っている」

 馬のもつベクトルと陣営の熱い思いが完全に符号した。大きな仕事をやってのけるだけのムードに包まれている。

(酒井哲也)

■毎日杯V→NHKマイルCは勝率10割

 NHKマイルCが創設されて今年で13回目になるが、過去12回で毎日杯を勝ってNHKマイルCに出走した馬は96年タイキフォーチュン、01年クロフネ、04年キングカメハメハと3戦3勝。今年はディープスカイが皐月賞には見向きもせず、NHKマイルCへ直行ローテで臨む。偉大なる先輩たちに続けるかどうか注目だ。