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メジロ牧場・北野氏、所有馬の譲渡先分散せず (2/2ページ)

2011.4.29 05:01
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メジロ牧場・北野氏、所有馬の譲渡先分散せず

メジロ牧場の北野雄二代表取締役は、無念の表情で牧場を譲渡する意向を表明した=JRA六本木事務所(撮影・黒田栄一郎)【フォト】

 会見の席上、北野氏は「何とか事業を続けるべく努力してまいりましたが、これ以上の継続は困難と判断しました」と競馬からの撤退を表明。関係者や従業員、所有する競走馬や繁殖牝馬のために決断したというが、「事業継続に未練がないわけではありません」と苦渋の決断だったことをにじませた。

 成績不振の要因としては「仕方がない時代だと思います」とした前置きしたうえで「最近は短い距離のレースばかりですが、メジロ牧場には長距離の血統が多い。馬の仕上がりも遅い方なので」と長距離レースが減少してきたことを挙げた。“長距離のメジロ”の撤退が、長距離の最高峰レース、春の天皇賞の直前に明らかになったことが、さらに寂しさを募らせた。

 3年ほど前から経営悪化を感じ、ここに来て撤退を決意。牧場事業に加えて、現役競走馬、繁殖牝馬、さらにはメジロライアンなどの功労馬も含めて、すべて同一の相手(現段階では非公開)に譲渡する方向で話を進めている。「一番の思い出はメジロアサマが天皇賞(70年秋)を勝ったこと。ダービーを勝てなかったことが一番の心残りです。応援してくださった皆さま、関係者の皆さまに対しまして、心より感謝しております」と締めくくると、北野氏は大粒の涙をこぼした。5月中旬をメドに、牧場経営からも馬主事業からも撤退することになったメジロ牧場。マックイーン、ライアン、パーマーなどの個性派でGIを制し、一時代を築いた名門オーナーブリーダーが、その半世紀近い歴史に幕を下ろす。

(紙面から)



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