4連覇がかかるエリモハリアーは、英、愛ダービーとキングジョージを制した父ジェネラスの欧州的重厚さが、過去10年の平均勝ちタイムが2分2秒2と時計のかかる洋芝の函館に合致。母系に菊花賞2着のパッシングサイアー、エリザベス女王杯馬エリモシックやエリモダンディー(日経新春杯、京阪杯)と遅咲きが名を連ねており、8歳でもそう衰えの心配はない。
巴賞で1着同着のフィールドベアーはSS系フジキセキ産駒。父はこの春のGI戦線で高松宮記念(ファイングレイン)とヴィクトリアマイル(エイジアンウインズ)を制して好調だ。母の半兄に阪神大賞典など重賞3勝のムッシュシェクルがいる母系はスタミナ豊富。パワー重視の函館馬場で3勝と相性の良さを見せるのも納得だ。
同じく巴賞1着のマヤノライジンは菊花賞馬マヤノトップガンが父。200メートルでも距離が延びるのは好材料だ。
SS産駒2頭では、ピサノパテックよりもブレーヴハートが上位。中山記念、マイラーズCをそれぞれ2勝したローエングリンの半弟で、成長力がある母系。前走をレコード勝ちした勢いは侮れない。
菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)を制したステイヤー・マンハッタンカフェ産駒のマンハッタンスカイは、まだ十分成長が望めるうえ、スタミナにもあふれ、この舞台向きだ。同じマンハッタンカフェ産駒のメイショウレガーロは、短距離タイプの母系の影響が出ている感じで、距離延長は不利。(血統取材班)