【アンタレスS】ピットファイターが抜け出し快勝

ピットファイターがアンタレスS優勝 第10回アンタレスS(24日、京都11R、GIII、4歳上オープン国際、別定、ダ1800メートル、1着本賞金3900万円=出走16頭)手応え良く好位を追走した安藤勝己騎乗の5番人気馬ピットファイター=写真=が、直線も余力十分に抜け出して快勝。1分49秒8(良)で、昨秋の武蔵野Sに続く重賞2勝目を挙げた。また人気馬が総崩れとなり、2着に10番人気のオーガストバイオ、3着に12番人気のサワノブレイブと人気薄が好走。3連単は115万円を超える大波乱となった。1番人気ヒシアトラスは4着に終わった。

 5番人気の低評価がウソのようだ。6歳馬ピットファイターが横綱相撲で重賞2勝目を挙げた。「(加藤征)先生から、自信があると言われていましたが、その通りの強い競馬。本当に馬が強いだけです」と、昨年(タイムパラドックス)に続き連覇の安藤勝己騎手も拍子抜けする強さだ。

 勢い良く好位を追走すると、直線も余力たっぷりに抜け出して後続を完封。ここ2戦の負けからは想像できない内容だが、加藤征調教師は胸を張った。「平安Sも挟まれなければ掲示板に載ったはずだし、前走はその疲れが抜け切らない状態でした。それに、人気を落としてマークされなかったおかげですよ」と最後はおどけたものの、これからはマークされる王道を歩むことになる。

 以前に骨折した箇所(右前脚)のケアが必要なため今後の予定はすぐには決められないが、ようやく本来の勢いを取り戻したアンカツともども、これからが“旬”になりそうだ。

(黒田栄一郎)

★ピットファイター
 父プルピット、母デアリングダンジグ、母の父ダンジグ。鹿毛の牡6歳。美浦・加藤征弘厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は臼田浩義氏。戦績は17戦9勝(地方1戦1勝)。獲得賞金は1億9385万5000円。重賞は平成16年武蔵野S(GIII )に続き2勝目。加藤征弘調教師はアンタレスS(GIII )初勝利。安藤勝己騎手は昨年のタイムパラドックスに続き2勝目。

★オーガストバイオ大健闘

 10番人気で2着と激走したオーガストバイオは、好位追走から、直線で力強い末脚を発揮した。「ペースは思った通りで理想的な競馬。初めての重賞出走でこの結果だから、力はつけている。競馬に注文もつかない。勝てなかったのは悔しいが良く頑張った」。池添謙一騎手は“大金星”は逸したものの、パートナーに労いの言葉を送った。

★“疲れ”が敗因ヒシアトラス4着

 3走前は同舞台の平安Sで優勝。前々走はフェブラリーS3着。その実績を買われてヒシアトラスは1番人気に推されたが、直線でいつものパワフルな末脚は発揮できず、4着に終わった。「G I の時の調子がなかった。フェブラリーの後にダイオライト記念(3着)を使って、疲れもあった。それでも、また盛り返して直線もジリジリ伸びてくれたからね」と、横山典弘騎手は“疲れ”を敗因にあげていた。

★生野「ボクのミス」エンシェントヒル11着

 若武者・生野賢一騎手が騎乗したエンシェントヒルは、3番人気も追い込み不発で11着。「ボクのミスですね。ずっと外から被せられて、馬の間に行こうと思ったら今度は内からも来られて…。申し訳ありません」と、デビュー3年目の20歳は潔く頭を下げた。そして「きょうは力を出し切っていませんから」と巻き返しを誓っていた。

★戦い終わって一言

 ◆小牧太騎手(サワノブレイブ3着) 「スタートがよく、うまく流れに乗れた。外を回りたくなかったので、インを狙い、ソツなく回ってこれた。よく3着に粘ってくれました」

 ◆武幸四郎騎手(ブラックコンドル5着) 「スタート直後につまずいて中団から。それにしてはよく追い上げてくれた」

 ◆幸英明騎手(サカラート6着) 「ヒシアトラスのうしろで流れに乗っていたが、ヒシが下がった時に行き場をなくした」

 ◆四位洋文騎手(サミーミラクル7着) 「前半は折り合いに専念。直線は伸びているが、前の馬も伸びていた。中距離は展開がハマらないとダメだね」

◆アンタレスS(4月24日、京都11R、GIII、4歳上OP、ダ1800m)
1着 (6) ピットファイター
2着 (11) オーガストバイオ
3着 (12) サワノブレイブ
単勝 6 950円
複勝 6 380円
11 920円
12 1,590円
枠連 3-6 1,780円
馬連 6-11 14,750円
ワイド 6-11 4,400円
6-12 7,930円
11-12 9,960円
馬単 6-11 27,090円
3連複 6-11-12 248,290円
3連単 6-11-12 1,159,180円
(レース結果はJRA発行のものと照合し確認して下さい)


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