【シンザン記念】良血サイレントディール堂々V
良血開花だ。武豊騎乗の1番人気サイレントディールが、朝日杯FSから一転して控える競馬から力強い決め脚を発揮して、重賞初Vを決めた。タイムは1分34秒8(良)。全姉が平成13年エリザベス女王杯馬トゥザヴィクトリーという良血馬が、朝日杯8着の雪辱を晴らすとともに、クラシックの有力候補へと躍り出た。また武豊騎手は、連覇とともに、シンザン記念単独最多勝利となる4勝目をマークした。〔写真右:女傑トゥザヴィクトリーの全弟サイレントディールが、直線で外から抜け出して重賞初V。2003クラシックへ大きく羽ばたいた。同下:相性のいいシンザン記念で、今年の初重賞ゲットにユタカも馬上でニッコリ〕◇
同じテツは踏まない。前走の朝日杯FSで逃げて失速し8着に敗れたサイレントディールが、その悔しさをバネに、危なげない競馬で快勝。能力の高さを改めてアピールした。
好スタートも、ユタカがうまくなだめながら馬群の中へ。口を割り気性の激しさを見せるシーンはあったが、道中は中団のインでジッと我慢。直線で満を持して追い出されるとグングンと力強い伸びを見せた。2着マッキーマックスの猛追も余裕を持ってクビ差抑えて、重賞初Vを決めた。
「能力は高いが、乗りにくい馬。一生懸命な性格なので、なだめていきたいと思っていた。前半は少しムキになっていたけど、後半はリラックスしてくれました。抜けるときの脚は抜群でしたよ。馬込みでガマンできたというのは収穫だったし、タニノギムレットに続いてほしいですね」
ディールをスケールアップさせたユタカが、昨年のシンザン記念を勝ちダービーVまで突っ走ったギムレットの名を出した。そして「直線でフラフラしていたようにまだ前に進める余地はある」とさらなる“ステップアップ”も見込む。逃げ・先行から一転しての差し切り勝ちは、姉トゥザヴィクトリーの女王杯Vを思い起こさせる。それほどの素質を持った逸材だ。
「前走で苦い経験をしたのが肥やしになったね。でもいろいろな面で成長途上だし、安心はしていられない。まだ能力だけで走っている。もっと筋肉がついて牡馬らしくなってもらわないと」。池江調教師は多くの課題を口にしたが、それも幾多のGIを制してきた名トレーナーが世界級の可能性を感じ取っているからこそ。
トライアルを叩いての皐月賞(4月20日、中山、GI、芝2000メートル芝)だけでなく、ドバイ遠征(UAEダービー=3月29日、ナドアルシバ、GII、ダート2000メートル)も選択肢に上っている。「オーナーと相談してからだが視野は広げておかないと。希望がわいてきたわ」と池江調教師。シンザン記念が“世界制覇”に向けての第一歩になるかもしれない。
| ★サイレントディール★ |
父サンデーサイレンス、母フェアリードール、母の父ヌレイエフ、栗毛の牡3歳。
栗東・池江泰郎厩舎所属。北海道・早来町、ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人氏。
戦績5戦3勝。重賞は初勝利。総収得賞金は5847万5000円。
池江調教師は昭和62年ヤマニンアーデンに次ぐ2度目のGIIIシンザン記念V。
武豊騎手は平成9年シーキングザパール、11年フサイチエアデール、14年タニノギムレットに次ぐ4勝目。 |
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◆シンザン記念(12日、京都11R、GIII、3歳OP、芝1600m)
| 1着 |
(3) |
サイレントディール |
| 2着 |
(4) |
マッキーマックス |
| 3着 |
(12) |
エイシンブーン |
| 単勝 |
(3) |
270円 |
| 複勝 |
(3) |
130円 |
| |
(4) |
150円 |
| |
12 |
310円 |
| 枠連 |
2-2 |
670円 |
| 馬連 |
3-4 |
660円 |
| ワイド |
3-4 |
280円 |
| |
3-12 |
650円 |
| |
4-12 |
860円 |
| 馬単 |
3-4 |
1,210円 |
| 3連複 |
3-4-12 |
2,460円 |
(レース結果はJRA発行のものと照合し確認して下さい)
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