| ◆函館2歳S(4日、函館11R、GIII、2歳OP、芝1200) |
アタゴタイショウ世代一番星だ!
JRAの2歳初重賞は、菊沢隆徳(32)騎乗の9番人気アタゴタイショウが、直線で先頭に立ったトーホウアスカを3/4馬身かわし1番星に輝いた。タイム1分11秒5(良)。マル外の優勝は平成9年アグネスワールド以来2頭目。関東馬は9年ぶりのV。1番人気サマーオブキングスは8着。キャリア2戦以上の馬が上位を独占、2歳戦は経験がものをいうことを改めて見せつけた。〔写真:インから伸びたアタゴタイショウが9番人気の低評価を覆す鮮やかな勝利で2歳重賞一番乗り〕
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キャリアと成長力の違いが出た。米国産のアタゴタイショウが、トーホウアスカとの激しいゴール前の叩き合いを制して世代一番星に輝いた。
「能力と状態の良さで、自信を持っていました。馬もいい雰囲気で思う存分頑張ってくれた」。重賞制覇は12年の七夕賞(ロングカイウン)以来2年ぶりの菊沢徳が笑顔で答える。「前走で勝負根性があるのは確認してました。体がしっかりして、馬も競馬が分かってきた。使うたびに教えているようで自分が教わっている感じ」と打ち明けるほど学習能力は高い。
菊沢は昨年の函館開催の調教中に落馬骨折、その後復帰してすぐ札幌で騎乗停止。「周りから方角が悪いから行くなとか言われましたけど…」。それでも東西からトップジョッキーが集まる北海道にこだわった。今年は函館記念のトップコマンダーで2着。「悔しかったですからね。その分、勝ててうれしい。チャンスを頂いて感謝してます」と優しい顔が、喜びでさらに柔和になった。
レースは中団の内めを追走し、3コーナー過ぎから進出。コーナーワークでトーホウをかわし先頭に踊り出たが、すぐ並ばれた。しかし、ここからが真骨頂。再び突き放し、3/4馬身差をつけてゴール。
所用で来場できなかった萩原調教師だが、「勝因は成長力。これから徐々に距離を延ばしていきたい」と関係者を通じコメント。この後は、7日にノーザンファームか美浦近郊の牧場に放牧に出される。「マイルくらいなら大丈夫。まだこれからの馬。ボクもベストを尽くします」と菊沢は気を引き締める。成長が望めるシルヴァーデピュティ産駒が、2歳戦線を引っ張っていく。
| ★アタゴタイショウ |
父シルヴァーデピュティ、母ソーリングサルタナ、母の父ノースジェット、黒鹿毛の牡2歳。
美浦・萩原清厩舎所属。米国、モンティクルファームの生産馬で、馬主は坪野谷和平氏。
戦績は4戦2勝。重賞は初勝利。総収得賞金4062万5000円。
萩原調教師、菊沢隆徳騎手ともにGIII函館2歳Sは初優勝。 |
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★四位納得の2着
「いいスピードを見せてくれたし、自分の競馬はできたと思う」。パトロールフィルムを見終えた四位騎手はこう切り出した。芝適性を試すのではなく、重賞を獲る為に函館にやってきたトーホウアスカ。好発から無理なくハナに立ち、4コーナーでは持ったままで絶好の手応えだったが、内のアタゴタイショウに体を寄せた途端、相手に粘られて3/4馬身差で惜しい2着。四位騎手は「これから成長してくれれば距離が延びても楽しみ」と初芝での好走を評価し、今後の活躍に期待を寄せた。この後は疲れを癒すために北海道・浦河のビクトリーホースランチへ放牧に出される。
★サマーオブキングス伸び切れず8着
デビュー戦の内容の濃さからラベンダー賞組を抑えて1番人気に推されたサマーオブキングスだったが、中団やや後方からの競馬となり、直線では伸び切れず8着に敗れた。「返し馬の雰囲気は良かったが、スタート後にフラフラする馬がいて弾かれてしまった。それが痛い。能力的にはこんなもんじゃない」と横山典騎手は憮然とした表情。不利がなければと思わせるレースだっただけに、今後の巻き返しに注目だ。
★フジノタカネ、ジリジリ伸びるも4着
ラベンダー賞の勝ち馬でホッカイドウ競馬所属のフジノタカネは、直線でジリジリ伸びたが4着。厩舎の先輩エンゼルカロ(平成11年)に続く優勝はならなかった。2番手からゴール前で競り勝った前走(稍重)とは異なり、今回は中団からの競馬。「テンションが高く、余計なところで力を使っていた。追走に手間取り道中は追っ付け気味。馬場も違うしね」と勝浦騎手は振り返ったが、「しっかりしている馬だし、力はある」と素質の高さは感じ取っていた。
★マイネルモルゲン3着確保が精一杯
ラベンダー賞2着の雪辱に燃えるマイネルモルゲンは、中団追走から直線外に持ち出して追い込んできたが、先着2頭と位置取りの差から、3着を確保するのが精一杯だった。「最後はよく追い込んでいるんだけどね。でも先につながる競馬はできたよ」と中舘騎手に落胆の様子はない。これから力をつけていけば、秋以降が楽しみだ。
◆小野次郎騎手
(ホワイトカーニバル5着) |
「何にも不利なく競馬できたよ。これから力をつけてくればいい」 |
◆藤田伸二騎手
(ハートオンウェーブ6着) |
「馬場のいい所を選んで走らせた。もう少し落ち着きが出てくれば」 |
◆北村宏司騎手
(セイウンバクフーン7着) |
「具合は良かったが内枠で馬場の悪い所を通らされた」 |
◆上村洋行騎手
(オカノハーモニー9着) |
「道中は外に逃げる若さを見せていた」 |
◆酒井学騎手
(フィールドマックス10着) |
「馬場を気にしていた」 |
◆須貝尚介騎手
(エースオブハート11着) |
「テンションが上がっていたし、行きっぷりも今ひとつだった」 |
◆穂苅寿彦騎手
(ハローマイフレンド12着) |
「スピードに乗り切れなかった」 |
◆内田浩一騎手
(マイネルエフォール13着) |
「まだこれからの馬だし、距離が延びて良くなってくる」 |
◆松永幹夫騎手
(ワールドシチー14着) |
「ダート向き」 |
◆伊藤直人騎手
(サチノグローリ15着) |
「苦しがって外に逃げていた」 |
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◆函館11R 函館2歳ステークス(GIII)
| 1着 |
1 |
アタゴタイショウ |
| 2着 |
9 |
トーホウアスカ |
| 3着 |
13 |
マイネルモルゲン |
| 単勝 |
(1) |
2,950円 |
| 複勝 |
(1) |
800円 |
| |
(9) |
360円 |
| |
(13) |
230円 |
| 枠連 |
1-5 |
7,350円 |
| 馬連 |
1-9 |
13,410円 |
| ワイド |
1-9 |
3,530円 |
| |
1-13 |
2,350円 |
| |
9-13 |
1,330円 |
| 馬単 |
1-9 |
33,870円 |
| 3連複 |
1-9-13 |
27,670円 |
(レース結果はJRA発行のものと照合し確認して下さい)
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