◆宝塚記念(23日、阪神11R、GI、3歳上OP、芝2200)
ダンツ6度目GI挑戦で悲願の「金」

ダンツフレームが宝塚記念で悲願のGI制覇 6度目の挑戦でついに栄冠を獲得した。藤田伸二騎乗のダンツフレームが1番人気応えてGI初制覇。最強の4歳世代を改めてアピールした。タイム2分12秒9(良)。クビ差2着に同じ4歳馬ツルマルボーイ、ただ1頭の3歳馬ローエングリンは見せ場十分の3着。一昨年の2冠馬エアシャカールは4着に敗れた。〔写真:ダンツフレーム(左から2頭目)をGI馬に導いた藤田はゴールの瞬間、左手を上げてスタンドの観衆にこたえた

 GIに5度挑戦して2着3回と無念の思いを抱いてきたダンツフレームが、1番人気に応えサマーグランプリを制覇。シルバーコレクターを返上し、これまでのうっぷんを晴らした。

 「ズブいところがあるので4コーナーでヒヤッとしたけど、外からツルマルが来て、もう一度頑張ってくれた」。藤田がほっとした表情を見せる。実戦では昨年の皐月賞以来の騎乗でも、ずっと調教をつけてきた”恋人”だけに、「ひとつ勲章を獲れてうれしい」と喜びもひとしおだ。

 ローエングリンの淡々とした逃げを4番手で追走し、折り合いもスムーズ。3コーナーすぎでエアシャカールが進出しても我慢した。ところが4コーナーで外に振られ、直線でも反応がもうひとつ。外からはツルマルボーイの猛襲だ。

 「これは届かないと思った」と山内調教師は諦めかけ、藤田もひそかに「かわされる」と感じた。しかし、馬体が並ぶと再び闘志に火がついた。粘るローエンをかわし、ツルマルをクビ差抑えた。

 山内調教師はGI初制覇となった平成7年ダンツシアトルに次ぎ宝塚2勝目。「シアトルの時もうれしかったけど、今回はなお一層うれしい」とにこやかな表情だ。

 この後は、静内のカタオカステーブルで休養。ステップレースから秋の天皇賞(10月27日)、マイルCS(11月17日)、ジャパンC(11月24日)、有馬記念(12月22日)のうち3走を予定。山内調教師は「一層磨きをかけて秋に向かう」と気を引き締める。ジャングルポケット、マンハッタンカフェなど同世代のチャンピオンホースは不在だったが、初タイトルを手に秋には、正真正銘の王者を目指す。

★ダンツフレーム
父ブライアンズタイム、母インターピレネー、母の父サンキリコ、鹿毛の牡4歳。
栗東・山内研二厩舎所属。北海道・浦河の信岡牧場の生産馬で、馬主は山元哲二氏。
戦績14戦5勝。重賞は平成13年GIIIアーリントンCに次いで2勝目。
総収得賞金は4億2969万9000円。
山内調教師は7年のダンツシアトルに次いで2勝目、藤田伸二騎手は初V。

◆阪神11R 宝塚記念(GI)
1着 3 ダンツフレーム
2着 9 ツルマルボーイ
3着 1 ローエングリン
単勝 (3) 240円
複勝 (3) 130円
  (9) 240円
  (1) 290円
枠連 3-7 1,070円
馬連 3-9 1,060円
ワイド 3-9 440円
  1-3 510円
  1-9 1,100円
(レース結果はJRA発行のものと照合し確認して下さい)


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