グルメ・情報

2008年04月25日 紙面より

GWは道の駅めぐり 地元ならではの魅力がいっぱい

川根温泉・ふれあいの泉

川根温泉・ふれあいの泉

ローズマリー公園

ローズマリー公園

潮風王国

潮風王国

川場田園プラザの特産品と農産物直売所

「好きな道の駅ベスト30」調査3年連続1位・川場田園プラザの特産品と農産物直売所

地元の特産品の直売所や地ビールやミルク工房、さらに新鮮な食材を使ってのグルメなどが並ぶ「道の駅」。全国870カ所、すべての都道府県にあり、もともとはドライバーの休憩所として開設されたものだが、今や、果樹園や花畑、温泉、体験型施設を併設するなど個性を競っている。わざわざ「道の駅」を目当てに遠回りする人も増加中だという。ゴールデンウイークにはスタンプラリーも実施される。「道の駅」めぐりのドライブも楽しい。

わざわざ高速道路にのってでも訪れたい「道の駅」は、関東周辺にもたくさんある()。「道の駅」の魅力を関東「道の駅」連絡会事務局(さいたま市大宮区)の深道誠さんはこう分析する。

「その土地ならではの新鮮な野菜や特産品が購入できるうえに、地元の人とふれあい、気軽に話せる。“人間”というプラスアルファの魅力がある。最近は、その土地をより知るためにと訪れる人が増えていますね」

そのひとつ、「道の駅 川場田園プラザ」(群馬県川場村)は関東周辺の「好きな道の駅ベスト30」調査で、3年連続1位に輝いた。

関越自動車道・沼田ICから約10分の同駅の利用者は年間約67万人。一番人気は、市場出荷していないものの「お米日本一コンテスト2007」で優秀賞を受賞した川場米コシヒカリ「雪ほたか」はじめ村内の野菜が山積みになった「ファーマーズマーケット」だ。

また、東京ドームの約1・5倍の7万平方メートルの敷地には、「5月6日に発表される日本地ビール協会の『ジャパン・アジア・ビアカップ2008』に入賞したという一報が入った」(松井清一管理部長)という「川場ビール」工房やパン工房を併設したレストラン、ミルク工房、地粉を使ったそば処などが点在する。

松井さんは「標高500メートルの川場村は寒暖の差があり、南向きの斜面に湧水と、おいしいものができる条件がそろっていますが、生産量などの関係から市場出荷をしているものが少ない。ここでしか手に入らないものが大半。それが人気の理由でしょう」と話す。

一方、「道の駅 那須高原 友愛の森」(栃木県那須町)では、土日祝日に、「かたりべ口演会」を実施。同駅を運営する那須未来の山本忠利支配人は「地元のおばあちゃんたちが那須地方に伝わる『殺生石』や『九尾の狐』などの民話を地元の言葉を交えながら話す。子供向けに始めた企画ですが、実際には大人の方が多いですね」。

また、地元の山菜や野菜、黒毛和牛を使ったレストラン「なすとらん」や、地元の朝どれ野菜が並ぶ直売所も人気で、山本支配人は「『道の駅』というブランド名は、安心につながる。地場の野菜や特産品に加え、歴史や文化など、大勢の人に地元の魅力を紹介することができる」と地元にとってのメリットを話す。

「道の駅」めぐりは、各地の隠れた魅力の再発見のチャンスでもある。

【「道の駅」とは】

全国「道の駅」連絡会議事務局(東京都港区)によると、「『道の駅』は、一般道に立ち寄れる休憩施設を作ろうと平成5年4月から登録が始まったもの。現在は、全国すべての都道府県に合計870カ所あります」。

登録の条件は、トイレと駐車場、公衆電話の設置の3つ。最近は半数以上に地元産の農産物などの直売所がある。

【「道の駅」で温泉ざんまい】

日帰り入浴施設があるのは全国約100カ所。

静岡県島田市(旧・川根町)の「道の駅 川根温泉」の日帰り温泉施設「ふれあいの泉」には、大浴場や露天風呂があるお風呂ゾーンと、温水プールなどがあるバーデゾーンがある。同駅の杉村格さんは、「露天風呂の目の前に大井川鐵道の鉄橋があり、SLが走る姿が眺められます。特産の川根茶の新茶が出始める5月中旬以降もおすすめです」。

海景色を眺めるなら、「道の駅 伊東マリンタウン」(静岡県伊東市)の「シーサイドスパ」へ。群馬県沼田市の「道の駅 白沢」の「白沢高原温泉 望郷の湯」は、赤城山、子持山、武尊山、三国連山の大パノラマが楽しめる。

【南房総「道の駅」めぐり】

7つの「道の駅」がある千葉県南房総市。同市商工観光部観光プロモーション課の川名由希子さんは、「『道の駅』で南房総市の山や海の魅力を網羅しては」と話す。

海なら、漁船のモニュメント「千倉丸」の見学ができる「道の駅ちくら 潮風王国」。館内にはいけすもあり、新鮮な海の幸を購入できる。

花なら「イギリス式の庭園がある『道の駅 ローズマリー公園』がおすすめ」(川名さん)。「道の駅おおつの里 花倶楽部」は、大型ハウスで季節の花を栽培、年間を通し花つみができる。GW明けには、「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」でビワ狩りも楽しめる。

5月12日まで、同市内と、「道の駅 鴨川オーシャンパーク」(同鴨川市)など南房総地区の「道の駅」計10カ所に、「海ほたるPA」または「市原SA」の11カ所のスタンプを集めると、海産物や、宿泊券などが当たるスタンプラリーも実施中だ。


◆関東周辺の人気の「道の駅」◆
<名称(所在地、電話番号)/アクセス=特徴>
★「道の駅(以下省略) おがわまち」(埼玉県小川町、TEL0493・72・1220)/関越自動車道・嵐山小川ICから国道254号で4・5キロ約10分=「埼玉伝統工芸会館」があり、職人による手すき和紙の実演見学や和紙すき体験、工芸品の販売も。1日には、野菜の販売や地粉を使ったうどんが食べられる「麺工房 かたくり」も誕生
★「いたこ」(茨城県潮来市、TEL0299・67・1161)/東関東自動車道・潮来ICから県道 101号で約1キロ=地元の特産品がそろう「うるおい館」、旬の野菜が満載の市場「伊太郎」など。「米自慢 おふくろ亭」は手作り惣菜が人気。20ホールのグラウンドゴルフコースも
★「たくみの里」(群馬県みなかみ町、TEL0278・64・2210)/関越道・月夜野ICから国道17号で12キロ約15分=ソバ打ち体験ができる総合案内所「豊楽館」を中心に、竹細工や藍染めなど、もの作り体験ができる24の「たくみの家」が点在。旬の野菜や米なども販売
★「もてぎ」(栃木県茂木町、TEL0285・63・5671)/東北自動車道・鹿沼ICから国道 121号・4号・123号で50キロ約1時間10分=真岡鉄道のSLが目の前を走る。特産品のユズを使った商品などが並ぶ「商工館」、茂木出身の日本画家・古田土雅堂の旧邸宅なども。連休中はイベント広場で、ロードトレインが走るイベントを開催
★「明治の森・黒磯」(栃木県那須塩原市、TEL0287・63・0399)/東北自動車道・那須ICから県道 369号で 9キロ約15分=国の重要文化財で、那須野ヶ原開拓の歴史を語る「旧青木家那須別邸」がある。乳酸品などの畜産加工品、野菜を販売する「ファームマーケット」も
★「フォーレなかかわね茶茗舘」(静岡県川根本町、TEL0547・56・2100)/東名高速道路・相良牧之原ICから国道 473号・ 362号で50キロ約 1時間10分=特産品の川根茶の歴史などを紹介する展示館や日本庭園を眺められる茶室がある。大井川鐵道のSLの眺めも最高
★「朝霧高原」(静岡県富士宮市、TEL0544・52・2230)/東名高速道路・富士ICから国道 139号で28キロ約45分=富士山を背景に建つ赤と白を基調とした牛舎風の建物で、ロビーから眺める富士山の雄姿が見もの。特産の乳製品やソーセージ、新鮮野菜なども豊富
★「富士川楽座」(静岡県富士川町、TEL0545・81・5555)/東名高速道路上り「富士川SA」内、東名高速道路・富士ICから県道 396号・10号で20キロ約30分=自然環境を楽しく学ぶ「富士川体験館 どんぶら」やドームシアター「わいわい劇場」などがある。屋台スタイルの食事処や、ペットと一緒にくつろげる「わんちゃん茶屋」も
★「富士吉田」(山梨県富士吉田市、TEL0555・21・1225)/中央自動車道・河口湖ICから国道138号で 5キロ約10分=「富士山レーダードーム館」や、地ビールが楽しめる「ふじやまビール」など。敷地内の水くみ場は、富士の名水を無料で持ち帰れる