気軽に味わう「ライトスイーツ」!口当たり軽く価格も魅力

「チャプチーノ」のカップケーキ
デパ地下を中心にすっかり定着したスイーツ人気。この春の注目は「ライトスイーツ」だ。カップケーキやスポンジケーキ、ドーナツ、エクレアといった気楽に手づかみで食べられるお菓子だが、実は従来とは大変身。例えば、カップケーキには色とりどりのデコレーションが施され、揚げて作るはずのドーナツは焼いて作られ、といった具合だ。いずれも口当たりも軽く、価格も手ごろなのが魅力。甘すぎない味わいは大人世代の男性にも受けている。
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デパ地下関係者によれば、最近のスイーツブームは「高級な有名パティシエ(菓子職人)のスイーツが定着した今、逆に毎日、気取らずに食べられる手軽なお菓子が求められている」という。
こうした流れを受けて、プランタン銀座(東京都中央区)広報担当の村上薫さんは「今春の注目は、手で持って、気軽に食べられる『ライトスイーツ』」と話す。
地下2階のフーズフロア38店舗中21店舗でスイーツショップを展開する同店のおすすめ「ライトスイーツ」のひとつは、「チャプチーノ」のカップケーキだ。シフォンケーキのようなふわふわ生地に生クリームでデコレーションされ、種類は8種類(281円〜)。
卵白を泡立てたメレンゲを使用して焼くシフォン生地は「手間がかかるけれど、従来のバターケーキのような生地のカップケーキに比べ、2〜3個食べられる軽さ」(大野詔悟店長)とか。
素材にもこだわり、岩手県の契約農家の卵や新鮮な果物やシャンパンなどで作った自家製ジャムを使用。多い日には1日900〜1000個販売し、キャラメルのほろ苦さと塩味がきいたカップケーキ「塩バターキャラメル」は1日約200個売れることも。男性にも人気が高いという。

同じくプランタン銀座でヒット中なのが、1日3000個以上販売するという「ミエル」の焼きドーナツ(141円〜)=写真左。ドーナツといっても油で揚げず、人形焼きのようなスタイルで焼いたあっさりとした味わい。北海道産バターと鹿児島産の卵をふんだんに使ったふわふわした食感が魅力で、「夕方には会社帰りのサラリーマンで列ができる」(同店)人気の店だ。
また、“極上の蒸しパン”を思わせる「GINTO(ギント)」の蒸しケーキ「スポンジケーク」(294円〜)は、沖縄産黒糖をまぶしたわらびもちを飾った「黒糖わらびもち」が人気だ。
一方、日本橋高島屋(東京都中央区)では、パリの老舗「フォション」から登場したカラフルなエクレア(420円)が人気急上昇中だ。
同店販売第8部の松倉玲さんによると、「ストライプや水玉、花などのデコレーションをした、従来のエクレアのイメージを変えた商品。中のクリームも桜味やパッションフルーツ味など多彩で大人のスイーツです」。
デパ地下に並ぶさまざまな「ライトスイーツ」。軽い味わいは春の気分にぴったりだ。
| デパ地下の注目のライトスイーツショップ |
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| ★ペック(日本橋高島屋) パリパリのカラメルがのったブラッドオレンジ入りカスタードクリームをつめた「エクレア」(126円)や「モンブラン」(168円)など、直径4〜5センチのミニケーキが約10種類そろう |
| ★キース・マンハッタン(大丸東京店) はちみつたっぷりのふわふわ生地に濃厚な味わいのクリームを合わせたカップケーキ「パーラー」(368円〜)が人気。ミックスベリー、チョコバナナ、抹茶など5種類 |
| ★ロリオリ365byアニバーサリー(同) 東京・南青山の人気洋菓子店「アニバーサリー」の新業態店。小ぶりで華やかなデコレーションが施されたカップケーキ(370円〜)12種類が並ぶ。土台も、スポンジケーキに加え、ムースやレアチーズケーキ、プリンなどバラエティー豊か |
| ★神戸マシュマロ浪漫(プランタン銀座) 神戸に本店があるマシュマロ専門店。卵白を使用しておらず、今までにない口どけやふわふわとした食感が人気。パイナップルやストロベリーのほか、抹茶、塩、黒糖なども(6個入り380円〜) |
| ★ラトリエクルール36(同) スティックスイーツ専門店。チーズケーキやロールケーキ、モンブランなどさまざまなスイーツがスティック形になって常時36種類そろう(151円〜) |
| ★ジョトォ(銀座三越) シフォンケーキのようなふわふわ生地に濃厚なクリームがのったカップケーキ「カーラ」(294円〜)が人気。「濃厚ミルククリーム」「ミルク&ストロベリー」「抹茶&小豆」など5種類 |
| ★ロイスダール(同) かわいらしいデコレーションが施されたカップケーキ(231円〜)が並ぶ。マンゴー、カラメル、ショコラ、フランボワーズ、抹茶など7種類 |

【東京駅からも新スイーツ発信】
昨秋、東京駅にオープンした「グランスタ」。食をテーマにしたエキナカ商業施設だ。この「グランスタ」発の人気スイーツが「フェアリーケーキ フェア」のカップケーキ=写真。バターケーキや蒸しパンの上にデコレーションを施し、小ぶりでかわいい。28種類あり、価格は280円から。
同店広報の石川由花さんによると、「イギリスの家庭で作られてきた『フェアリーケーキ』にフランス菓子の要素を加えました。上にクリームがのっているだけでなく、中にもジャムやクリームが入り、食べてみて驚きがある。今までにないカップケーキです」。
土台はチョコレート味やバニラ風味、黒糖味、卵黄たっぷりのプリン味などさまざま。食事感覚で食べられる塩味のカップケーキも用意。1日約2000個を販売し、中でも「塩キャラメル」は、多い日には約250個売れるほどの人気だ。

【自由が丘でスイーツイベント開催】
スイーツのテーマパーク「自由が丘スイーツフォレスト」(東京都目黒区)では、6月1日まで、「プリンセス・オブ・自由が丘スイーツ2008」を開催中=写真。運営するナムコ企画販売ユニットの高野雄二さんは「自由が丘を代表するスイーツを選ぶ初企画。29日までに来場して出品スイーツを食べると投票用紙がもらえます。審査員になってください」と話す。
出品されているのは、白玉団子の中にチョコレートやキャラメルのあんを入れ、紅芋パウダーなどをまぶした「自由が丘の小道で見つけた白玉団子」(5個入り600円)、チョコレートあんをもちのクレープで包み、マンゴーなどのソースで食べる「もちぼ〜る」(450円)、塩気のある焦がしバターをかけた「キャラメルバターとカッテージチーズのミクスリームワッフル」(700円)など、今回のために創作された6種類。優勝スイーツは、レギュラー商品として販売するという。

【和菓子も現代風アレンジで登場】
創業約100年の老舗和菓子店「新杵」(東京都清瀬市)が、昨年3月、シブヤ西武のリニューアルと同時に新業態店として登場、直径約4センチの小ぶりの「焼大福」(6個入り504円)で人気を集めている=写真。
種類は、昔懐かしい豆入りもちの食感が楽しめる「豆」、桜の花びらを練り込んだ「桜」、ほっくりした芋あん入りの「芋」、「胡麻」「梅しそ」など約10種類。同店の広田慧子さんは、「和菓子をもっと若い人にも食べていただきたいと始めたもの。柔らかくもちもちした食感と香ばしさ、控えめな甘さが特長です」と話す。
一方、銀座三越の「Wa・Bi・Sa」は、フランボワーズや抹茶とオレンジ、紅茶とピーチなど、和と洋の素材を組み合わせた6種類の「Wa・Bi・Sa おこし」(1袋399円)を販売。小粒で目にも楽しいと好評だ。

