地元食材で健康に!春のドライブは「道ナカ」グルメを楽しもう

まるでデパ地下を思わせる「パサール幕張」のショッピングゾーン

「パサール幕張」
20日、京葉道路の幕張パーキングエリア(PA、千葉市花見川区)に商業施設「Pasar(パサール)幕張」がオープンした。米国のショッピングモールを思わせる雰囲気に加え、自然派レストランや健康デザート店など、ここでしか楽しめないグルメが並ぶ。同PAだけでなく最近のこうした施設は食が充実、さながら“エキナカ施設の高速道路版”。地元食材にこだわった弁当も人気だ。春のドライブは「ハイウエー・グルメ」を楽しもう。
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米国のショッピングモール風の黄土色やだいだい色の外壁。広々とした空間には、帯状の天窓から太陽の光が差し込む−。
京葉道路・幕張PA下りにオープンした「パサール幕張」。かつて、うどんとそばのスタンドと売店しかなかった同PAは、今や、延べ床面積が以前の約6倍の2000平方メートルの大きな商業施設を持つ注目のエリアへと変貌(へんぼう)した。
東北自動車道などを管理するNEXCO東日本(東京都千代田区)によると、「パサール」は、「あるから利用する」という“消極的消費”の休憩施設から「進んで利用したくなる」という“積極的消費”ができる商業施設への転換を目指す施設。同PAはその第1号店で、今後10年間で20カ所の展開を予定している。
同店の中村吉秀館長によると「館内は、朝・昼・夜で照明の明るさを変え、時間によって違う雰囲気が楽しめるよう演出。ゆっくり過ごしていただきたい」。1日約7800人、年間約300万人という以前の約2倍の集客を見込んでおり、年商は、「かつての約3倍の15億円が目標」(同館長)だという。
館内の19店舗のレストランやカフェ、ショップの約7割が高速道路初出店。中でも注目は、地元の畑で朝取れた野菜などを使用した自然派ブッフェレストラン「ちばの恵み 千のぶどう」や、東京・高輪の健康食レストラン「ゾーン」の新業態店「ZONE GELATO」の低カロリーアイスクリームなど、自然や健康にこだわったグルメ(別項)だ。
東京駅や品川駅などで人気のエキナカ商業施設に続けとばかりに変身する高速道路のSA・PA。その背景には、「京葉道路を走行する車輌は、下りだけで1日約5万台、約7万人」(同館長)という高速道路ならでは潜在的なエリア利用者の多さを収益につなげたいとの狙いがある。
さらに、「魅力的な施設を作れば、わざわざ高速道路にのって訪れたいと思ってもらえる目的地になる。その第一歩が自然や健康にこだわった、ここでしか味わえないグルメ。『パサール幕張』の開業で、京葉道路の利用者が増えるとうれしい」と同館長は話す。
春の行楽シーズン。PA・SAでの“ハイウエー・グルメ”を楽しむドライブもいい。

自然派レストラン「ちばの恵み 千のぶどう」
【自然と健康にこだわった「パサール幕張」の人気店】
「ちばの恵み 千のぶどう」は、東京・丸の内の自然派ブッフェレストラン「野の葡萄」の新業態店。同店広報の山本浩さんによると、「千葉県産コシヒカリのご飯、毎朝入荷する地元農家の採れたての野菜を使った『春キャベツと菜の花のパスタ』や『地野菜の恵みサラダ』など、約20種類の総菜をブッフェ方式で用意しています」。メーンは肉と魚から選べ、オープン記念価格は995円。今回の初出店は、「高速道路利用者という顧客層の新規開拓で、地元の食材をバランスよく食べて、健康になるという当社の考え方を広めたい」(同)との狙いだ。
一方、デパ地下をイメージしたショッピングゾーン「旬撰倶楽部」に登場した「ZONE GELATO」。ゾーンジャパン(東京都港区)広報部の粕谷紀彰部長によると、「『ゾーン』の炭水化物・タンパク質・脂質を4対3対3の比率で食べると、ホルモンバランスが整えられてやせ体質になるという理論を応用した8種類のアイスクリーム(380円)を販売しています」。大半が1つ80キロカロリー以下なのも健康志向にマッチしている。
【「パサール幕張」の注目店あれこれ】
★「タリーズコーヒー」(初)=シアトル系カフェ。オリジナルの「ハイウェイタンブラー」(1600円)も登場
★「ナチュラル ブレッド ベーカリー」(初)(新)=約40種類の焼き立てパンの店。千葉県産落花生を使用した「とろけるピーナッツクリームパン」が大人気
★「天つるり」(初)(新)=打ちたて、ゆでたての自家製めんのうどん・そば店。かけうどん(390円)など
★「ひとにぎり」(初)(新)=こしひかり、千葉県富津産ののり、沖縄・粟国の塩などこだわりのおにぎり店
★「とん楽」(初)(新)=かつ丼専門店。目の前であげるトンカツは、生パン粉ならではのサクサクでジューシーな味わい
★「パステルデザート」(初)=「なめらかプリン」で人気の店。季節感のあるゼリーも注目
※(初)=高速道路初出店、(新)=新業態店
【高速道路弁当「どら(道楽)弁当」大人気】

16日、NEXCO東日本から「どら(道楽)弁当」の新メニュー「房総絵巻」(館山道・市原SA、500円)が登場した。椿やバラなど季節に合わせた絵柄が楽しめる太巻きすしだ。
これで8日に発売されたふぐ尽くしの弁当「宮城のとらふぐ」(東北道・長者原SAなど、980円)を含め、現在「どら弁」は43エリアで12種類を販売。ネクセリア東日本(東京都港区)事業計画部開発課の真崎広文課長代理は「いずれは当社管理の177エリアの半分の約90エリアで販売したい」と話す。
ちなみに、「どら弁」第1弾は昨年7月発売の、常磐自動車道・友部SAの「笠間いなり(弁当)」(550円、840円)=写真。同品が、累計約1万6800個を発売する大ヒットになるなど、「地元食材へのこだわりと、500〜1000円の手軽な価格」(同)という狙いは的中している。
| ◆おすすめの“ハイウエー・グルメ”◆ |
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| 〈東北自動車道〉 |
| ★「雑穀おこわと豆乳豚しゃぶ」(1300円)/岩手山SA(下り)=雑穀おこわには、岩手県の特産品「もちきび」と「安比舞茸」を使用。豆乳豚しゃぶは、地元の「杜仲茶豚」としぼりたての豆乳で作ったヘルシーなもの。ゴマだれとポン酢の2種類のたれを用意している |
| ★(ど)「岩手ハイカラ巻き」(680円)/前沢SA=岩手県産豚のとんかつやポークソーセージなどをご飯でサンドイッチ風に挟んだ洋風のり巻き |
| 〈関越自動車道〉 |
| ★「おらが畑の石焼ビビンバ」(1200円)/高坂SA(上り)=埼玉県産のサツマイモやホウレンソウなど、地元野菜をふんだんに使用。焼き鳥で有名な東松山市の名物、辛みそだれで、コクのある味に仕上げた |
| ★(ど)「福豚工房『ハム職人の寿司 福寿司』」(900円)/上里SA=ドイツ食肉連盟主催の「2007 ハム・ソーセージコンテスト」で金・銀・銅賞を総なめした、地元の林牧場の銘柄豚「福豚」のハムを使用したさっぱり味の握りずし |
| 〈上信越自動車道〉 |
| ★「清流霧積(せいりゅうきりづみ)」(1300円)/横川SA(上り)=群馬県産キノコをふんだんに使用した鴨ソースのサラダを中心に、特産のコンニャクを使って、そばやソーメン、ラーメン風、天ぷらなど、7種類のコンニャク料理が並ぶ |
| 〈中央自動車道〉 |
| ★「華やぎの章 慶山膳『甲斐』」(1500円)/談合坂SA(上り)=NEXCO中日本が展開する、老舗料亭や料理旅館が独自に開発した豪華な弁当「速弁」の1つ。富士吉田市の「富士桜ポーク」をはじめ、山梨県産の食材をふんだんに使用 |
| ★「ビーフシチュー」(1700円)/双葉SA(下り)=ワイン造りの副産物、ブドウ粕を飼料にした甲州ワインビーフを、シェフ特製のデミグラスソースでじっくり煮込んだシチュー |
| 〈東名高速道路〉 |
| ★「人形町今半『特選すき焼き弁当』」(3150円)/港北PA=明治28年創業の東京・人形町の老舗料理店「人形町今半」の「速弁」。上質の黒毛和牛や甘みがあり食感がよい「千寿葱」を使用した伝統の味が楽しめる |
| ★「ジャージャー風溶かし味噌ラーメン」(600円)/鮎沢PA(上り)=地元産の裾野ポークと御殿場直送のシメジ、シイタケなどで作る特製みそだれをみそスープに溶かしながら食べる。「ラーメンバトル2007」でチャンピオンに輝いた |
| ※(ど)=どら弁当※特に記載のない場合は、上下線で販売 |

