グルメ・情報

2007年05月11日 紙面より

グルーミングサロンで始める男磨き

フェイシャルケアで男を磨く人が急増=ザ・リヴォーン シブヤ西武店

男性化粧品のニーズも急上昇=ヴィタマン新宿三越アルコット店

男もキレイになる時代。男性の美容市場が急成長している。例えば、手軽にヒゲや顔の毛穴のお手入れができる“メンズグルーミングサロン”が都内に相次いでオープンしている。利用者は、おしゃれに凝る若者だけでなく、ビジネスマンや中高年にも利用者が広がっている。「男がエステに通うなんて……」と言っているあなたは、もう古い。そのほか、自宅スキンケアやボディケアができる商品も続々発売中。この春、“男磨き”を始めてみませんか?

若者の床屋離れに危機感を抱く理容室が、フェイシャルマッサージやヘッドスパ、ネイルケアなどのリラクゼーションメニューを取り入れる中で、ワンランク上のトータルビューティを提案する新しいタイプの男性専用美容サロンが注目を集めている。

3月30日、グランドオープンした東京・六本木の東京ミッドタウン。ここにロンドンで人気の高級メンズグルーミングサロン「ザ・リファイナリー・ロンドン」が日本初上陸した。ヘアカット、スカルプ(頭皮)ケア、シェービング、フェイシャルトリートメント、マッサージ、ネイルケアと、男を磨き上げる多彩なサービスが受けられる。

ちなみに、セラピスト2人による全身マッサージは60分3万5000円。「贅沢感と癒しのひとときを味わえるのなら高くはない」とばかり、人気は上々だ。

同じく、3月2日に大規模な全館リニューアルをしたシブヤ西武(東京・渋谷)には「ザ・リヴォーン」が出店。既存の女性向けエステサロンに「彼女と一緒に来店する男性が思いのほか多く、男性美容の需要は確実に増している」(ガルブス・ジャパン開発担当水野江美さん)と見込み、男性専用サロンとした。

「理容室を敬遠する若者にも、女性がいると恥ずかしいという中高年にも気兼ねなく利用してほしい」と個室5つを用意。1室はカット以外の美容メニュー専用だ。

一方、オーストラリアの高級自然派メンズコスメ「VITAMAN(ヴィタマン)」を輸入販売するテリハ(本社・兵庫県神戸市)は3月16日、新宿三越アルコット店(東京・新宿)内に、物販とグルーミングサービスを兼ね備えた新店舗をオープンさせた。フェイスケア、ハンドケア、頭皮ケア、フットケアなど全6コース。買い物ついでに服を着たままサービスが受けられ、価格も30分3150円〜と手頃な設定だ。同店広報の片山真紀さんは「男性の美容意識の高まりとともに生活の中に定着していけば」と話す。

こうした傾向は、ここ数年、大人の男性向けファッション誌が増え、肌の手入れ法を紹介するようになったことの影響が大きい。おかげで、こだわりが強い男性たちが「自分を磨く」ことに抵抗感がなくなりつつあるだけに、今後、男性美容市場は一気に拡大しそうな気配だ。春は自分をリニューアルする絶好のチャンス。グルーミングサロンでさらに自分に磨きをかけてみてはいかが。

★理美容家電も続々発売

男性美容市場の拡大に家電業界も注目。男性が自宅で手軽にスキンケア、ボディケアができる商品が相次いで発売されている。

昨年2月にメンズエステ新シリーズを発売したナショナルでは、鼻毛カッターや毛穴吸引器「スポットクリア」、除毛器「ボディシェーバー」、スチーム式美顔器「イオンスチーマー ナノケア」などをラインアップ。「品揃えを増やし、宣伝なども強化して、認知度が高まった」(同社広報部)という。

ツインバード工業からは平成16年12月に「頭皮洗浄ブラシ モミダッシュ」が発売され、薄毛や脱毛などに悩む人の間に口コミで広がり、順調に売上を伸ばしている。昨年7月には改良版「モミダッシュPRO」も発売された。可動式ブラシが手もみ感覚で頭皮の毛穴汚れを落とし、自宅でヘッドスパのような頭皮ケアができるアイテムだ。また、エステサロンの機器を一般家庭用にした美容機器が量販店でも取り扱われるようになってきており、理美容家電の普及も加速しそうだ。

★キレイな肌の男がモテる!?

男性の毎朝の「顔のお手入れ」といえばシェービング。ヒゲ剃りだけでなく、肌の手入れにはどれくらい気を使っているのだろうか。

電気シェーバーのブラウン(ジレット ジャパン、本社・横浜市)が実施した消費者調査(20代〜50代の女性1000人対象)によると、全体の55%が、「男性のヒゲの剃り残しやカミソリ負けに気づいている」と回答。さらに20代女性の76%が「(男性に対して)きれいな肌をしていて素敵だと思ったことがある」と答えており、男性が考える以上に今の若い女性は男性の肌を意識して見ているようだ。

一般的に化粧をしない男性は、つねに“素肌勝負”。男性は女性に比べて皮脂量が多い上、日焼けや日常的なお手入れ不足で肌荒れもしやすい。最近では、男性でも化粧品を使う人が増えてきたが、男性こそ、定期的にエステで肌の手入れが必要なのかもしれない。

★男性向けの美容グッズ店も登場

話題の新丸の内ビルディングには、男性向けコスメ・雑貨の販売とサロンを展開する「QUOMIST(クオミスト)」が登場、人気を集めている。

サロンでは、ハンドマッサージや眉、爪を整えるなど、体の気になるポイントをほんの10分程度(1000円)でケアしてくれるほか、こうしたメニュー(20分程度で2000円から)を組み合わせたコースもある。仕事やデート前のちょっとした時間に利用できる。

肌の診断(無料)を受ければ、肌質に合ったコスメ選びもできる。運営する「プラザスタイル」広報担当の池上みね子さんは、「女性中心の売場を敬遠して、コンビニやドラッグストアで済ませていた男性に、利用してほしい」という。問い合わせは同店TEL03・6269・0111。

都内の注目メンズグルーミングサロン
★ザ・リファイナリー・ロンドン(港区赤坂9の7の4 D−0204ガレリア2階 シュウサクチュアリ内、TEL03・5413・7207)=11時〜23時、年中無休。重厚な中にもモダンなデザインを取り入れたリラックス空間で心身を磨く多彩なパッケージメニューを用意。ザ・リファイナリーエキスプレスフェイシャルケア(30分9500円)、ヘアカットとマニキュア(60分1万8500円)、ディ・ストレスマッサージ(60分1万9000円)など。女性から男性へトリートメントをプレゼントできるギフトもある
★ザ・リヴォーン シブヤ西武店(渋谷区宇田川町、シブヤ西武B館地下1F、TEL03・3780・5367)=10時〜20時、木金土10時〜21時、不定休。フェイシャルエステと育毛を重視したヘッドスパをセットにしたエージングケアコース(約120分1万2600円)が人気。スタンダードコース(シェービングとカットで90分1万2600円)など、個室で座ったまま複数のサービスが受けられる。百貨店のカード利用など利便性も高い
★ヴィタマン新宿三越アルコット店(新宿区新宿3の29の1 新宿三越アルコット4F、電話03・3356・2741)=11時〜21時、無休。「VITAMAN」はオーストラリア特有の天然植物を配合した男性用高級化粧品ブランド。スキンケア、ボディケア、シェービング、シャンプーなど全31アイテムを販売。グルーミングサービスはすべて「VITAMAN」を使用
★DONFUN・ドンファン(港区元麻布2の1の21 YSビル2F、TEL03・5475・3354)=11時〜21時(土日祝10時〜19時)、月休、第2・第3火休。オイルを使ったヘッドマッサージ、毛穴洗浄の「ヘッドスパ」(3000円〜)。甘皮除去、爪磨き(3000円)が人気。3タイプの個室があり、他の客と顔を合わせることもない。BGMや調光も好みで選べる。3月末から「パーソナルスタイリングフォト」をメニューに追加
★シガークラブグルーミング(港区麻布台2の3の9、TEL03・3583・7130)=11時〜20時、土11時〜18時、日月祝休。客層の中心は40代以上。ニューヨーク発のグルーミングブランド「アートオブシェイビング」の商品およびバーバースパのシェイビングメソッドを採用。ロイヤルシェイブ(60分〜・8400円)は、シェービングとトータルスキンケアトリートメントで疲れた肌に活力を戻す。1Fはシガークラブ、術後に楽しむこともできる
★店名(住所、問い合わせ先)=営業時間、定休日、特徴など