2008年05月28日 更新

【国内男子】遼クン、難コース制してマルちゃんに挑戦だ!

父の勝美さん(右)が見守る中、スイングする遼クン。今週こそ予選を突破し、マルちゃんと勝負だ(撮影・高井良治)

父の勝美さん(右)が見守る中、スイングする遼クン。今週こそ予選を突破し、マルちゃんと勝負だ(撮影・高井良治)

 男子ゴルフツアー「三菱ダイヤモンドカップ」は29日、兵庫・東広野GC(7102ヤード、パー71)で開幕する。3試合連続で予選落ちの石川遼(16)=パナソニック=は27日、練習ラウンドで入念にコースをチェックした。今大会には米ツアーを主戦場とする丸山茂樹(38)も参戦。まずは同じコースで行われ、予選落ちした2年前の日本アマのリベンジを果たし、決勝ラウンドでマルちゃんに“挑戦状”を突き付ける。

 低空飛行が続いても気持ちは折れていない。大会初日を2日後に控えた練習ラウンド。イン9ホールを回った遼クンは力強かった。

 「疲れはないです。精神的にもありません。ここは爆発的なスコアが出にくいコース。自分には向いてないかもしれないけど、自分のゴルフで挑戦します。必ず成長できるトーナメントになると思います」。負の要素を吹き飛ばす覚悟を口にした。

 「苦い思い出」という2年前のリベンジだ。今大会と同じ東広野GCで行われた06年の日本アマチュア選手権。埼玉・松伏第2中の3年生で出場したが初日に81と大崩れし、2日目も74。7打も届かずに予選落ちした。

 「すべてのホールを覚えている」と悔しさが詰まったコースで、前週までの3試合連続予選落ち、そして26日の全米オープン日本地区最終予選に敗れた悔しさを一気に晴らすつもりだ。

 日本ツアー今季初出場となる丸山茂樹が、アドレナリンを分泌させる。昨年の「ダンロップフェニックス」の練習で目にした職人の技には「驚くほど簡単に、深いラフから何度も同じところに寄せられる。びっくりしました」と感動した。

 予選ラウンドは丸山の1つ前の組となった遼クン。「一緒に回りたい。チャンスなんでしっかりやりたい」と決勝ラウンドに進出した上で、マルちゃんと上位で同組となって世界レベルの技を吸収するつもりだ。プロとしてツアー2度目の関西見参。今度こそ上昇気流をつかむ。

(臼杵孝志)


■東広野GC

 1989年にオープン。コースレートは74.4という難コースだ。自然を生かして造られており、フェアウエーはアンジュレーションがきつく、ラフのあちこちに大きなマウンドが横たわる。3番(パー3)は「浮島グリーン」の名物ホール。17番も大きな池が待ちかまえるパー3で、プレーヤーに大きなプレッシャーを与える。ベント芝のグリーンも、傾斜と速さを正確に読み切る力が求められ、パワーだけではスコアに結びつかない。今回は7102ヤード、パー71で開催される。遼クンの攻略に注目だ。

遼クンに“挑戦状”を叩きつけられ、マルちゃんの笑顔は苦笑いに(撮影・高井良治)

遼クンに“挑戦状”を叩きつけられ、マルちゃんの笑顔は苦笑いに(撮影・高井良治)

★絶不調で挑戦受けて立てない!?こちらマルちゃんは苦笑い

 日本ツアー今季初出場となる丸山茂樹は、18ホールを入念にチェック。米ツアーでは賞金ランク165位と不調が続いているだけに、遼クンの“挑戦状”に「自信があるときに胸を貸したかった」と苦笑いした。遼クンが昨年、ツアー初優勝を飾ったときには知人を通じて祝福。「遼クンもいろいろ苦しいと思う。でも、それがスターの宿命で使命。自分が伝えられるものがあれば、いつでもアドバイスしたい」とエールを送った。