2008年05月20日 更新
【国内男子】“お疲れモード”遼クン、『昼寝』で大会連覇だ!

あれから1年。少し“お疲れモード”の遼クンは「昼寝」を励行する。左は杉並学院ゴルフ部前監督の吉岡さん。右は父の勝美さん(撮影・高井良治)

駐車スペースは歴代優勝者用の“VIP席”。遼クンは感無量の面持ちだった(撮影・高井良治)
復調のカギは昼寝!? 男子ゴルフ「マンシングウェアKSB」が22日から4日間、岡山・東児が丘マリンヒルズGC(7072ヤード、パー72)で開催される。注目の石川遼(16)=パナソニック=は19日、会場入りして9ホールの練習を行った。昨年大会で史上最年少優勝(15歳245日)を遂げてから1年。やや“お疲れモード”の遼クンは「お昼寝」を再浮上のきっかけにする。
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不思議なほどスッキリした表情の遼クンが、再び練習場に向かった。
午前中に9ホールを回り、昼食を終えた3時間後だった。人生を変えたメモリアル試合から1年。ディフェンディングチャンピオンが、連覇に掲げたポイントは“お昼寝”だった。
「ことし、ツアーで昼寝したのは初めてです。やってみないとわからないけど、体力的に厳しいコースですし…。今週は日曜日も元気にラウンドできるように、しっかり休息をとりたいです」
ラウンド後も、すぐに練習するのが『遼クン流』だが、今回はスタイルを変えた。大会最終日の翌日(26日)に「全米オープン最終予選」(大阪・茨木CC)が控えているためだが、もう1つ理由がある。ミラクル優勝を遂げた思い出の地で、再浮上のきっかけをつかみたいからだ。
昨年大会で優勝し、ことし1月にプロ転向。今季は開幕戦の「東建ホームメイトカップ」こそ5位と健闘したが、2戦目は42位。その後は2試合連続で予選落ちを喫した。16歳の体に疲労が蓄積していることは間違いない。打開策は…。思いついたのが“原点回帰”だった。
「去年は、いっぱい昼寝していたんです」
この日、激励のため会場を訪れた杉並学院の元ゴルフ部監督、吉岡徹治さん(45)の教えだった。昨年大会中、疲れている遼クンを「練習はいいから、昼寝しろ」と指導した。その効用が、史上最年少優勝につながったわけだ。
「毎ホール、去年の大会を思いだしながら回りました」。あれから1年。警備態勢は昨年の1.5倍。遼クン伝説、第2章の幕が開く。
(冨士原憲昭)
★遼トーク
−−昨年の優勝から1年がたちました
「きょうの練習は毎ホール、去年の大会を思いだしながら回りました。試合を思いだしながらプレーするのは初めてですから、自慢げに回れました」
−−昨年に比べて
「15番や16番の第1打は、去年の(最終日の)自分の方が飛んでいました。いまは20ヤードぐらい置いていかれています。あのときは相当、アドレナリンが出ていたんでしょうね」
−−いまの体調は
「大丈夫です。このコースに来てからゴルフの調子もいいんです」
−−このコースは得意
「苦手なホールもあります。インの上がりは難しいし、アウトで伸ばすゴルフをしないと…。後半にチャージするのは難しいと思います」
−−かつての恩師(吉岡徹治前監督)とも再会しました
「変わっていなくて、話しやすかった。この試合に連れてきてくれた監督です。去年も自分の顔が疲れているのを見ると、昼寝を勧められました。去年の優勝はそういう、いろんな偶然が重なり合ってできたと思います」
−−昼寝について
「去年はいっぱい睡眠をとっていました。今週はとるべきだし(夜は)早めに寝るようにします。月曜日(全米オープン最終予選)もあるので、日曜日のラウンドも元気に回れるようにしないといけませんから」
−−ツアーで昼寝は
「今年は初めてです。やってみないとわからないけど、体力的に厳しいコースなので…」
■昨年大会VTR
遼クンは、昨年の「マンシングウェアKSB」に主催者推薦でツアー初出場。初日は強風のため中止となり、2日間の予選ラウンドを通算3アンダーの23位で決勝ラウンドに進出。最終日は1日36ホールの長丁場だったが「69」「66」の猛チャージで通算12アンダーで大逆転。史上最年少(15歳245日)のツアー優勝を遂げた。1打差の2位は宮本勝昌だった。
■昼寝の効用
昼寝には脳を休める疲労回復効果や、血圧も下がるなどの心身のリラックス効果がある。また、久留米大学医学部が高校生約1000人を対象に行った調査では、15分間昼寝をした生徒は、昼寝をしなかった生徒よりも「授業に集中できる」「勉強の能率が上がった」「成績がアップした」と答えた数が多かった。頭脳が働き、能率がアップする効果もある。
■サイン会も厳戒態勢?
20日午後、岡山駅の地下街広場で遼クンら大会出場プロ5人のサイン会が行われる。先着100人限定で整理券は午後4時から配布される。関係者は800〜1000人が訪れると予測して、約20人の警備員(昨年は4人)を配置する。







